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再:不器用な日々―日常を散策するII(清水眞砂子)

不器用な日々―日常を散策するII不器用な日々―日常を散策するII
(2010/10)
清水眞砂子

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しばらく前に読んだ、清水眞砂子の『不器用な日々』がまた読みたくなり、さいわいにして図書館であいていたので、また借りてきて再読。

前に読んだときに、この本を読みたいと思ったギュンター・グラスの『玉ねぎの皮をむきながら』を数日前から少しずつ読んでいる。それで、清水はどう書いてたっけなと思って、この本をちょっと借りてきたら、また読みはじめたのだった。
34年勤めた短大での最終講義で、清水は学生にこうよびかける。

▼今日は最後に、特に学生さんにお願いしたいことがあります。この人に出会えたから自暴自棄にならずにすんだと、そう思われるひとりにいつの日かなってほしい。この人に会ったから、この人に出会えたから生きられたという、そういうひとりになってほしいということです。(略)あなたがいてくれてよかった、おかげで人間なんて、どうせ、と言わずにすんだという、もっと言えば、子どもの本がしてきたような仕事、そういう子どもの本の一冊に、皆さんおひとりおひとりがなってくれたら、と願っています。もちろん一様である必要はない。子どもの本にもさまざまな本があります。そんなさまざまな本の一冊に皆さんがなってくださったら、と思うのです。

皆さんにも、有名無名を問わず、また当人は支えているという自覚を持たず、皆さんを支えてくれた人達がたくさんいてくださることでしょう。別の言葉で言えば、皆さんをこの世につなぎとめてくれた人達がいた。私にもたくさんいました。そのおかげで今日まで生きてこられたのです。だからこそ今度は人々をこの世につなぎとめるひとりになりたい、そして、皆さんにもなって頂けたらと思うのです。(pp.230-231)

この本はまた読むだろうと思う。買おうかな~
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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