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読んだり、書いたり、編んだり 

レッツとネコさん(さく:ひこ・田中、え:ヨシタケシンスケ)

レッツとネコさん

長引いた咳がようやくとれて安眠できるようになり、同居人のA型インフルもタミフルの威力その他で終息し、隔離生活も終了。たぶんうつらずにすんだはずだが、なぜか41度も熱が出た夢を見た。

次号『We』の校正も大詰め、もう一つ頼まれていた校正仕事のゲラもきてしまって、昼も校正、夜も校正。校正仕事はスキではあるが、さすがにちょっと疲れる。

ゲラばかり見ていてはアタマがつまるので、合間に読んでる本は、うしろに予約待ちの人がいるという『A3』ほか。

昨日は図書館で、めずらしくカードによゆうがあったので、書架をぶらぶら。ひこ・田中とヨシタケシンスケか~と借りてきたのが『レッツとネコさん』
ひこ・田中にもそれなりに興味はあるが、なんといってもヨシタケシンスケの絵がおもろい。ヨシタケシンスケの本は、図書館で借りたりして、何冊か見たことがある。『しかもフタが無い』とか、『やっぱり今日でした』とか、『じゃあ君が好き』とか。

見ていると、にやにや~としてしまう絵で、本以外にも、ご本人のサイト「ヨシタケシンスケページ」を一時期よく見ていた(ここも、ぷぷっと笑えるところが多い、ハンズオン埼玉の西川さんではないが「カブリモノシリーズ」もあるのだ)。

さて、『レッツとネコさん』は、なかなかおもしろかった。いまは5つのレッツさんが、むかし3つだった頃の話。各ページにある絵、とりわけレッツさんの姿かたちがおかしい。ひこ・田中のテキストも、妙なあじわいがあるが、絵がおもろい。3歳児はこんなかんじかなあと想像する。

年に2度か3度くらい会う妹のコドモは今が2歳すぎで、なんかごちゃごちゃ言うてるのが私には3分の1くらいしかわからない。レッツさんが「キュ」「ウ」「リ」と言ってるつもりなのが、「キウイ」に聞こえるところなんかは、ああ、こんなかんじかもなと思う。妹のコドモが「トラック」と言ってるらしき言葉が、私には「タァク」くらいに聞こえる。

ひこ・田中は『お引っ越し』『カレンダー』『ごめん』を、そのむかし買って読んだ。私には『カレンダー』、が一番おもしろかった記憶があるが、今読んだらどうかな~。

こないだ読んだ清水眞砂子の『不器用な日々』で、このひこ・田中の『お引っ越し』のことが書かれていた。これは主人公レンコのおとんとおかんが夫婦別れして、その後おかんと暮らすようになったレンコがどうのこうの…という話(だったと思う)。

レンコのおかんは、結婚して相手の好みにいろいろあわせて生きてきたら、自分が若いころにこうやって食べるのが好きやったのを忘れてしまってたわ、みたいなことを、夫婦別れのあとにレンコに言う。清水はここに書かれてる結婚観が、うすっぺらいと言ったか貧弱だと言ったか表現は忘れたが、要は「結婚する前のまんまのワタシ」でいられなかったことを嘆くというような、そういう結婚観、そんな結婚がエエというのはどうなんですやろ、てなことを書いていた。

一緒に暮らしていて、おたがい何の影響もうけず、好みがまじりあうこともなく、そんなもんなわけ?と、清水は書きたかったようだった。深読みすれば、「自分らしくいられる」のがどうのこうの、ってなことに、清水はケッと言ってる気もする。清水が書いているのは、「あなた色に」的な白無垢発想とは全然違うもので、ここでは結婚の話になっているが、複数の人間が一緒に暮らすとかそれなりに親しい関係をつくっていくなかでの話だと思った。

もちろんそこには、それなりの力関係があり、世の中のならいがあり、レンコのおかんが自分の好きな食いかたをできへんような(控えめにしておこうと思うような)力はあったんやろうなとは思う。ひこ・田中は、たぶん「ジェンダーの視点」みたいなのを気にして書いてる人で、この『レッツとネコさん』にも、チラとそれは感じられる。

この二人のコンビで、レッツさんはあと2冊、『レッツのふみだい』と、『レッツがおつかい』があるらしい。そのうち図書館で探してみよう。

ヨシタケシンスケにはイチハラヒロコとのコンビ本、『イチハラヒロコの愛と笑いの日々』が出てるのも発見。イチハラヒロコ、これも読んでみたい。イチハラヒロコ、うちのトイレ本に『こんどはことばの展覧会だ』がある。

さーて、今日の校正するかあ!
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第69回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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