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思い出を切りぬくとき(萩尾望都)

思い出を切りぬくとき思い出を切りぬくとき
(2009/11/04)
萩尾 望都

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なにか小さくて軽い本を借りようと、文庫棚でぱらぱらと見て、借りてきた本。萩尾望都とはペンネームかと思っていたら本名なのだそうで、でも子どものときからずっと家では「もとこ!」とよばれていたらしい(じゃあ、「望都子」とつけろよ、と親に対して思ってたらしい)。

表題の文章は、寺山修司の告別式に出かけたときの話。
▼葬儀に行ったのは「この人はもういない人なのだ」と確認するためだった。
 寺山さんとは年に一度会うか会わぬかぐらいだたから、新聞での急報を聞いても実感が伴わない。新企画の折に「それ、寺山さんにお願いしたら」と、今度も口をついて出そうで、そういう意識を変えねばならない。(p.88)
寺山が亡くなったのは1983年、私が寺山作品を読み始めるより前のこと。生きていれば父と同い年の人。

萩尾望都の20代のころのエッセイを集めたというこの本を読みおえて、あとがき「私と他者」が印象深かった。
▼私は対人関係の距離をうまくとることができません。幼いときからそうで、まず人見知りというものをしませんでした。人見知りとは自分と他人を区別する能力で、親しい人になつき、見知らぬ人を用心するわけですが、その能力がなかなかうまく発達しなかったわけです。(p.197)

そんな萩尾は、だから物語世界の再構成を職業とした。
▼私が物語世界を好きなのは、そこなら直接人間関係にトラブることはないし、私が悩んださまざまなことを、登場人物も悩んでて共感がもてるから。(p.198)

萩尾マンガはよんでないのも多いから、よんでないのを今度借りてこようかなと思った。
 
Comment
 
 
2011.01.29 Sat 15:58 らんぷ店主  #-
私の青春でした(爆

中学1年か2年のときに同級生にコミックを借りたのがきっかけで、高校ぐらいまで入れ込んでました。
(その当時は、なんとなーくヨーロピアンな物に憧れる「をとめ」だったのに…)

でも何故かここ最近(と言っても軽く10数年以上になる?!)の作品は読みそびれています。
漫画自体を殆ど読まなくなったせいもあるし、有名な「残酷な神が支配する」などは、なかなかちょっと手が出なくて。
萩尾漫画は  [URL][Edit]






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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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