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ピカソの眼(高島静)

▼高島静『ピカソの眼』永田書房(2010年)

『We』169号
の「往復書簡」で、木村栄さんがこの高島さんの句を、あるブログで読んだと書かれた。原稿をいただいたときに、元の本に当たれたらと思い、近所の図書館にリクエストしてみたが、すぐには届かず、もう169号が出たあとに、ヨソの図書館からの相貸で本がきた。

表紙をひらいたところに、切り取った帯が貼ってあり、「満百一歳の句集!」なのであった。この10年ほどの句が収められていて、若いとき(といっても90代)の句から読んでいく。季節柄、冬もようをよんだ句や春待つ心をよんだ句が印象に残るが、季節がかわったら、また借りて(相貸でめんどくさいけど)読んでみたいなーと思った。奈良にうまれた高島さんは、ふるさとの風景もたくさんよんでいて、こないだ奈良をぶらぶらしてきた私には、17文字でこう切り取れるのかと新鮮さがあった。

気楽さといふ淋しさや春を待つ

邪念みな払ひ落して冬木立

家具の位置換へて心の冬支度

年ごとに春待つ心つのりけり
大文字踏んばる上に夏の雲

相槌のとんちんかんや山笑ふ

一人居の自問自答や春炬燵



本のタイトルは「蝸牛片目が伸びてピカソの眼」(帯はこうなっていて、本文では「蝸牛片眼が伸びてピカソの目」になっている)から採られている。

貼付してある正誤表に「誤り」があったりして、本文にも正誤表に載ってない誤字?(もしかして俳句の世界ではこんな言葉もあるのか?と分からないのだが、例えば「徴笑」はやはり「微笑」ではないのかなー)が数カ所あった。ちょっと残念。
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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