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異形の日本人(上原善広)

異形の日本人異形の日本人
(2010/09)
上原 善広

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『被差別の食卓』『日本の路地を旅する』の著者の新著。

宮本常一の『忘れられた日本人』になぞらえて、上原は自分の仕事をこう書く。
▼私はそれとは対極に、路地に住む人やそれと同じように異端とされた人々、タブーとされた出来事を通して、日本人の姿を見つめようと努めてきた。だからこれは宮本と違う意味で、ノンフィクションの書き手である私なりの「忘れられた日本人」ストーリーでもある。(p.4)

「猿人間」と呼ばれていたというターザン姉妹の話、被差別部落を描いたために封印された漫画の話、リラックスではなく力で投げるのだというやり投げのアジア記録保持者の話、筋萎縮症女性の性と医師によるセクハラの話、お股から炎を吹くというストリッパーの話、皮田家にうまれた春團治の話…読んでいて、小沢昭一の書いたものを思いだすようだった。
『私のための芸能野史』とか、『日本の放浪芸』とか、『私は河原乞食・考』とか。小沢が追った「芸能」者たちも、家族から世間体が悪いと言われたり、乞食芸だとさげすまれたりしてきたところがあった。

「日本人」て誰かな~とも思うけど。
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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