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つながる せんば つなげる アート

「どっぷり船場 じっくりアート」展は、わくわくとする楽しさに満ちていた。ココロが踊った。

木曜に「今日から!」と書いたものの、天気のよかった木・金はいろいろと立て込んで行けず、うろうろしにいってみたい~と思っていた昨日も、雨の降りようがひどくてザセツ、行きそびれてしまった。その間に、金曜には、ジャングルようちえんの子どもたちが少彦名神社のワークショップへ行ってきたそうで、kさんのブログ(子ども達とほんわかワークショップ)と、sachiさんのブログ(今日はおでかけ)でその模様を見て、あー、これはいいなあ、行きたい行きたいと思って、雨の晩が明けたら、今朝は晴れ!

「どっぷり船場 じっくりアート」インスタレーション・2010船場まつり
■辰野ひらのまちギャラリー

《手前の木彫は津田智恵さんの作品、うしろの彫刻は大黒貴之さんの作品、左にちらっと見えているのは池上容子さんの作品 / 「どっぷり船場 じっくりアート」インスタレーション・2010船場まつり》
(写真は「船場アーカイブ」より)

せかせかせんばしょ
せんばで
じっくりアート
しませんか
ドットアートコスモ 右脳の散歩道ギャラリー、辰野ひらのまちギャラリー、少彦名神社という3つの展示会場とそこの作品やワークショップにも興味津々だったが、私は、坂上義太郎さん、田中恒子さん、堀尾貞治さんというお三方のゲストトーク「アートでミテミタ船場」もすごーく聞いてみたかったのである。

坂上さんは伊丹市美("諷刺とユーモア"を掲げる、いかす美術館)に長いことおった人、田中さんは和歌山県美にごそっとコレクションを寄贈して「自宅から美術館へ」展をやった人、堀尾さんは「具体」におった人。

今回の「どっぷり船場 じっくりアート」展のチラシにあるこの3人の"肩書き"がまたおもしろい。坂上さんは「アートアレルギー解消美術評論家/アートと地域を結ぶ美術評論家」、田中さんは「アートの楽しみ方提案コレクター」、堀尾さんは「あたりまえのこと生産アーティスト」。

会場の船場ビルディング(今回の企画・主催のドットアートコスモ 右脳の散歩道ギャラリーはここの2階)へ行ってみると、会場はビルの屋上だった。

暑いぐらいの日差しのなかで始まったトークは、中盤で急な雨にみまわれて一時中断したが、雨のおかげでかえって隣に座っていたどうしで口を利いたりもして、最前列で話を聞いていた私は、お三方と同じ傘でしばらく雨宿りしたのも楽しかった。

坂上さんが、堀尾さんの「わからんということが大事」という言葉を紹介したのを聞いて、こないだ見にいった「ソケリッサ」のワカラン感じを思い出した。堀尾さんの言うてはることとはちょっと違うかもしれないが、ワカランから目をこらす、ワカランから耳をすます、ワカランからつながることがあるんかなあと、あの公演を見たときは思った。

時間をかけたからエエものができるんと違う、本質を掴むことが大事、それには時間は関係あらへんという堀尾さんの話は、ええこと聞いたなあと思った。堀尾さんは年に100回くらいパフォーマンスやワークショップをやる人で、作品数もすごいそうだが、よそのギャラリーをあちこち見にいって、他の人の作品もたくさん見てるという。

そんなうろうろしてて、作品つくる時間あるんかと言われることもあり、それに対する答えが本質の話なのだ。坂上さんが、その湯水のようにわいてくるアイデアはどこから…?と聞いたら、なんぼでもできますよ、歩いてるだけでもなんぼでも、と言うてはった。

アートは生活をたのしくしてくれる、胸ぐらをグイッと掴まれたときに買ってきたという田中さん。子どもの頃から絵が好きで(絵を習いにも行ってはったらしい)、美術方面の大学へ行きたいと思った田中さんだったが、50年ほど前に(今もそうかもしれない)ああさよか、好きなことしたらよろしと女の子に言うような家はそうそうなく、女の子がそんなヤクザな道はいかぬと言われた田中さんは「大学へ行けて、絵を描けるとこ」というので、住居学へ進んだそうだ。

田中さんはトークの前に少彦名神社のワークショップで作ってきたと動物(ジャングルようちえんの子どもらも同じようなのを作っていた)と花のようなものを、ぐるぐるといじってはニコニコしていて、奉納してもいいんだけど私はもらって帰ってきたのと、持って帰って家に飾るのがほんとに楽しみな様子だった。

「船場のイメージ」の話もあり、このたびの「どっぷり船場 じっくりアート」展の企画者である玉登さんの話もあり、いまいろいろな場所で地域とアートを結んだ取り組みがおこなわれていることの紹介もあり、場のもつ力や、そこにどう人がつながって関わっていくか、ココロもアタマも揺さぶられ、風穴の開くような話だった。

ゲストトークのあと、2階のドットアートコスモギャラリーをちらっと見てから、てくてく歩いて辰野ひらのまちギャラリーへ行き、そこから少彦名神社をまわって、また船場ビルに戻り、ゆっくりドットアートコスモの作品を見た。

どの会場でも、なでなでと津田さん(「せかせかせんばしょ せんばでアート」の詩を書いた人でもある)の木彫をさわってみたり、立体作品をぐるっとまわって、あっちからこっちから見てみたり、参加してる作家さんといろいろしゃべったりが、ほんとに楽しかった。

昨日の雨でザセツしたことが悔やまれたが、作品と同じかそれ以上に気合いの入った、盛りだくさんであふれそうなチラシの地図を見ながら、またうろうろと船場を歩こう、と思うのだった。

「どっぷり船場 じっくりアート」展せんばはひとを
せかしません
まちます
またせてもらいます
ながいときのなかで
ええもんをそだてたように
いまもまってます
おいでやす
よかったら
いっしょにまちまひょか
アートのそばで

つながる せんば
つなげる アート

じっくり
どっぷり
(詩:津田 智恵)
Genre : 日記 日記
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第66回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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