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日本の路地を旅する(上原善広)

日本の路地を旅する日本の路地を旅する
(2009/12/15)
上原 善広

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『被差別の食卓』にさかのぼって読んでる間に、こっちも届く。

大宅賞をとったからか、私が借りたときには後ろの予約は誰もおらんかったのに、数日の間に予約が6人になっていた。大宅賞の候補になったが選ばれなかったほうの『同和と銀行』は、複本が6冊あって、予約は6倍くらいついている。

図書館が購入した冊数の違いと予約数の違いに、世間様の関心の一端が見える気もする。

中上健次は被差別部落のことを「路地」と呼び、著者も中上に倣ってそう呼ぶようになったという。「その方がより人が行きかう、自由で一般的なイメージがするから」(p.7)である。つまり、この本は、日本各地の被差別部落を旅した記録だ。

▼それは路地と路地とをつなぐ糸と糸をたどるような旅でもあった。今は断ち切れたか細い糸は、以前は確かにあったものだ。(p.7)

生まれ育った路地を六歳で出た著者は、路地を出たからこそ、自分は路地にこだわり続けたのかもしれないと書く。全国のさまざまな路地をたずね、あるときには路地の痕跡をたどった著者の旅の記録は、著者の心の記録にもなっていて、そしてまた路地の暮らしや歴史を知るいとぐちを差し出している本でもあった。
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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