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読んだり、書いたり、編んだり 

それでもボクはやってない(周防正行)

映画「それでもボクはやってない」は、おととし公開されたときに映画館へ見にいった。

そのあと、『お父さんはやってない』などの痴漢冤罪事件をあつかった本を読んだり、周防監督と元裁判官の木谷明さんの対談が入った本『日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!』や傍聴記の類をあれこれと読んだり、木谷さんのごっつい本『刑事裁判の心』を読んでみたりもした(木谷さんの本は難しかったけど、現場に行くのがいかに大切か、現場を見ずにひどい事実認定がなされている裁判が多いことなどがよくわかった)。

『それボク』をもう一度見ようとDVDはだいぶ前に買っていたのだが、本でいうと積ん読のようなことをしていた。年内の仕事はほぼ終わったかなという金曜の晩に、編み物の手をうごかしながら、DVDを見た。

それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]それでもボクはやってない
(2007/08/10)
周防正行

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いちど見た映画なので話の筋はだいたいわかっているが、あらためて見て、この場面はこんな風になっていたのかとか、判決の日は事件からちょうど1年たった日になっていたのだなとか、気づいたこともあった。

「なにもやってないのに、どうしてこんなところにいなきゃいけないんですか。認めれば出してやる、そればっかり、頭がおかしくなりそうだよ」と接見の際に徹平が言っている。

担当弁護士の荒川が、「痴漢冤罪事件には、日本の刑事司法の問題点があらわれているんだ」と語る。

予断をもった取り調べ、ずさんな捜査、偏見をもった尋問、99.9%という有罪率。
「ほんとにやってないんだから、裁判で無実は明らかになるはずだ」という素朴な希望は、絶望にかわる。

3週間前、「“いのち”と刑事司法~裁判員制度と死刑~」というシンポジウムで、死刑事件や冤罪事件の報告を聞き、獄中から生還した元死刑囚の免田栄さんや、被害者遺族の原田正治さん、そして多くの弁護士や研究者の話を聞いた。

そこで聞いた話を思い出しながら映画を見ていて、刑事裁判がらみの本をまた読んでみようかなと思った。
Genre : 映画 DVD
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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