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世界はうつくしいと(長田弘)

ときどき、図書館のホームページで新着案内をざっと見る。あ、長田弘の新しい詩集が入ってる、と借りてきた。

世界はうつくしいと
詩集のおもてにも、中にも、ミミズクがいる。カバーの絵はカスパー・ダーヴィド・フリードリヒの「墓と柩とミミズクのいる風景」で、このミミズクが、詩集の中にもあらわれる。

「あとがき」で、長田自身が、この詩集のことを「寛ぎのときのための詩集である」と書いている。そして「ミミズクのような目をもつことができたらというのが、変わらないわたしの夢だ」という。

長田弘の詩をさいしょに読んだのは、『深呼吸の必要』だったと思う。高校生のときにアルバイトをして得たお金をもって本屋へ行き(もうその本屋はなくなってしまった)、そのときは興奮していたのか、何冊も棚から抜いて買った。たしかそのときに買った一冊が『深呼吸の必要』だった。

ずっと好きな詩集で、何度か人に貸したりもしていて、いつの間にか失ってしまい、今は手元にない。「あのときだったかもしれない」とか、思い出すフレーズはいくつかあるが、とくに私が好きだったのは「散歩」という詩だった。

「ただ歩く」というのもよかったのだが、あみだくじの折り目を広げるように… だったか、そのフレーズが喚起するイメージがよかった。

『世界はうつくしいと』の中で、とくに強く私の印象に残るのは、「二〇〇四年冬の、或る午後」。モノクロームの世界、色彩なしでなお瑞々しい世界の姿のことが書かれている。
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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