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「生きる」ために反撃するぞ!(雨宮処凛)

図書館で見かけて借りてきた。似たような本がいくつも出てる気がするのは、私がそういう本をわりとチェックしているからかもしれない。

ぱらぱらっと開いてみると、(似たようなのを読んだことがある…)感もりもり。なんやったっけなー、よく似てるなー………あの、黄色い表紙の本に似ている。……あれ、あれ、…『フリーター労組の生存ハンドブック』とよく似ているのだった。

「生きる」ために反撃するぞ!―労働&生存で困った時のバイブル「生きる」ために反撃するぞ!
労働&生存で困った時のバイブル

(2009/03)
雨宮 処凛

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『フリーター労組の生存ハンドブック』は、たしか、いろんな人がいろいろと書いていた本だったが、この『「生きる」ために反撃するぞ!』は、いろんな人やいろんな組合を聞きつけて雨宮処凛が取材にいって書いたもの。ようけ集まって書いたか、一人が書いたか、の違い? こう、なんというか雰囲気の似た本である。

▼…大部分の人は、働かないと生きていけない。だけど今、私たちの目の前にあるのは、働いても食べていけない、あるいは働きすぎて死にそうという、どちらも選びたくない2択である。
 さて、どうすればいいのか。「反撃」すればいいのだ。でも、どうやって?(p.7)

この本は、「反撃」にたちあがった「反撃さん」を13人紹介している。それぞれの人が関わるユニオンや団体の連絡先もばっちり載っているし、Q&Aのかたちでよくある疑問にこまめに答えている。なにより、あまりにひどいんで弁護士に相談に行き労組のことを訊かれて、「労働組合って言われてもわからなかった」とか、「労働運動などには、まっっっっったく興味がなかった」というような人が、おかしいヤロと組合をつくったり、デモをやったり、団交をやったりしていく話がたくさんあるのがいい。

たとえば「第13の反撃さん」として紹介されている岩上愛さん(ロリータブランド「BABY,THE STARS SHINE BRIGHT」の不当解雇とたたかう)はこう語っている。

▼「どんな職場でも、アルバイトの方っているじゃないですか。例えばそのアルバイトのみんなが全国で一斉に仕事を辞めたら、絶対に企業って回らないじゃないですか。どれだけ縁の下の力持ちがすごいかってことを、企業はわからなきゃダメだと思うんですよ。アルバイトだから使い捨てができるとか、解雇されて当たり前だとか、そういうのはあってはならないと思う。アルバイトでも社員でも人間なんで、そこをもっと理解してほしい。…」(p.145)

「反撃」さん紹介のうしろには、対談が2つ。湯浅誠×雨宮「お金がなくても死なないために」と、鶴見済×雨宮「今は絶好のチャンス! 生きづらさと新自由主義」。

湯浅対談は、こういう場合にどうすればというのをひじょうに具体的に語っている。鶴見対談は、とくに80年代以降のこの30年くらいの間に、多くの人の心のすみずみまで染み渡ったであろう「新自由主義」的な考え方を、どうひっくり返していけるか、「別の生き方、別の世界」はどうしたら可能かを語っている。
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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