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102歳の嫉妬(鎌田孝志ほか)

『102歳の嫉妬』というタイトルからは、何の本なのかわからない。このわからなさは『九八歳の妊娠』にも似ている。「嫉妬」とか「妊娠」とか、100歳前後の人間には関係ないと思われそうな言葉を述べているところがイイ。

102歳の嫉妬―介護の日々を笑って暮らす8つのヒント102歳の嫉妬
(2007/10)
鎌田 孝志ほか

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『102歳の嫉妬』は、「介護の日々を笑って暮らす8つのヒント」というサブタイトルがついた本で、『九八歳の妊娠』には、「宅老所よりあい物語」というサブタイトルがついている。

『102歳の嫉妬』は、一ヶ月ほど前に東京へ行ったとき、同僚・中村さんのうちで何カ所か読んだ本。帰ってきてから図書館で借りてきて、読んでないところを読んだ。8つの章の最後に、『We』161号で講演録が載った、あのド金髪で「大いばりでいこう!」の宮袋季美さんの話が入っているのだ。

『We』掲載の講演録でも、なんだかすごいパワーがうずまいている感じだったが、この本に載ってる話もイイ。「上っ面の取材で「立派な人」とか書かんで欲しい。」と言っている。最初の取材では一日おれんかった取材側が、翌年もう一度訪ねて、そしてこの章をまとめている。

他の章も、うまいことタイトルをつけてある。

第1章 鎌田ミネさん(75歳) 102歳の嫉妬。血縁なき娘の雑貨屋的介護。
第2章 いさやまもとこさん(43歳) 「イカれた」ママと「借金逃亡」親父をマンガ家兼業介護。
第3章 岡田慎一郎さん(35歳) 疲れない介護!ひきこもり青年が「古武術介護」開発。
第4章 石中一代さん(34歳) 笑顔もお届け!歯科女医さんが、家にやってきた。
第5章 板橋和泉さん(38歳) 犬が教えてくれたお年寄りの心の声を聞く方法。
第6章 南弥生さん(54歳) 「きれいを配達!」DV乗り越え訪問理美容開始。
第7章 阪井由佳子さん(38歳) 子供の頃、孤独だった分、いま世界一にぎやか。

どの"介護"の話も、こんなんもありか~!と思わせてくれるのだが、とくに、表題作でもある1章の「備忘録」の文言と、新しいアイデアを出すと「じゃあ、やってみろ」と言う施設長のいる老健施設の話である5章が、私にはおもしろかった。

各章にはいってる写真もイイ。
笑える介護。笑いのある暮らし。こんなんかもな~と思う。
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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