FC2ブログ
 
読んだり、書いたり、編んだり 

フリーター労組の生存ハンドブック(清水直子、園良太編著)

ハンドブックが出た、というのをどこかで見かけて、図書館で借りてきた。

フリーター労組の生存ハンドブック<br />つながる、変える、世界をつくるフリーター労組の生存ハンドブック
(2009/07)
清水 直子
園 良太
商品詳細を見る

サブタイトルは「つながる、変える、世界をつくる」
これは、「ハンドブック」なので、てっぺんから最後まで、べたーっと読むタイプの本ではない。目次を見て、「要るところ」を読む。とくに1章の「働く」は、Q&A方式になっていて、うまくいけば役に立つかもしれない。

2章「生きのびる」、3章「仲間とつながる」、4章「ステップアップ」と、だんだん読みもの度が上がってくる。私もあっちをぱらぱら、こっちをぴらぴらと読んだり、眺めたり。

おもしろかったのは「NU☆MAN」。たぶん「ぬうまん」(縫うman?)と読むのだろう。ブログを探しあててみたら、冬眠中になっていた。
we are NU☆MAN!!

いまは冬眠らしいが、ハンドブックによると「NU☆MAN」は「毎週木曜日にみんなで編みもの・縫いものや食事をする」(p.79)集まりで、参加者のひとり権田さんはこんなことを話している。

▼…ここに参加したことで、「欲しいものは自分で作ればいい」と発想が転換しました。意外とできるものだし、自分のジャストサイズも作れるようになる。お金がなくても楽しいです。…いままでなら「次の服を買わなきゃ」と思っていた。焦らされてますよね。日本の街はお金がないと本当に楽しめない。地方にはチェーン店しかなくて、そこで売られているモノは中国とかに工場を作って安いお金で働かせて作っている。それがいやで大学のときにフェアトレードにハマったけど、それも高くて買えないんですよ。だから自分たちで作るようになってスッキリしましたね。…(pp.81-82)

お金がなくても楽しい


そりゃいい!

私はこの何年か、冬には帽子をぐるぐるいくつも編んでいて(さかのぼれば、小学生の頃に自分のと妹のと帽子を編んだのがたぶん最初)、その昔は自分で着る服を縫っていたこともあって(しかも手縫いで)、つまりは手を動かして何かつくるのが好きで、学校の頃に好きだったのは図工と家庭科(中学のときは技術も)と理科(実験関係でモノをつくるとか組みたてるとか)だった。

さすがに糸を紡ぐなんてことまではようやらんので、糸くらいは買ってきたりもらってきたり、ときにはセーターをほどいてみたりするわけだが、ぐるぐる手を動かして帽子を編むのはほんとうに楽しいのであった。

「NU☆MAN」の話を読んでいたら、『押忍!手芸部』を思い出した。こっちもブログがあるのだ。
「押忍!手芸部」

『生存ハンドブック』の大半は組合とかデモの話だが、その合間に、この「NU☆MAN」のような、こんな風にも暮らしていけるといった話が入っていて、その混ざり具合と、ごちゃごちゃ感がイイ。

団結ガンバローばかりでは、疲れますのでな(この本に載ってるのは、団結ガンバローとは違う系の組合がほとんどですが)。
 
Comment
 
 






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
 
Trackback
 
 
http://we23randoku.blog.fc2.com/tb.php/1087-e37a44d3
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第67回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ