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今朝子の晩ごはん(松井今朝子)

先に、『今朝子の晩ごはん 嵐の直木賞篇』を読んだが、こっちはその前の半年分のブログを収めた本である。
今朝子の晩ごはん (ポプラ文庫)今朝子の晩ごはん
(2008/04)
松井 今朝子

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…と、amazonで本を検索したら、なんと直木賞篇のあとのが近々出ることになっていた!その名も『今朝子の晩ごはん 忙中馬あり篇』である。4月5日付けで出るらしい。この3月末は図書カードを複数枚いただいたことだし、買ってしまうか!

で、直木賞篇のまえの『今朝子の晩ごはん』は、やはりおもしろくて、次号『We』の発送の支度やら何やらと「おしごと」たくさんでありながら、なかなか本を置けずに、ついつい読みふけった。

巻を措く能わず、というやつである。
私がとくにおもしろいと思ったのは、1月12日のロボットに欲求をもたせる研究の話と、2月28日の鳥類の雌雄の安定性とクジャクの羽の話と、3月3日の子どもをほとんど他人の手で育てさせたという話と、3月7日の出版社と作家との関係の話…であった。

それと、この本に収録された期間の2月に、松井今朝子は萩尾望都(マンガ家)ほかと4人でガラパゴスを訪ねている。この道中について松井自身によるガラパゴス紀行と、解説マンガとして巻末に収録されている萩尾による「進化論のガラパゴス」もべらぼうにおもしろかった。

たとえば、出版社と作家の関係は、こんな話である。
▼…漫画家さんの場合は一社専属のようなかたちで仕事をなさっていることも多いようだが、昔はともかく今の作家は大概何社ともつき合いがあるし、担当編集者もある意味ではライバルになるのだけれど、一方ではお互いに手を取り合って大勢の作家を囲うかたちを取っているらしい。以前、某社のとても正直な編集者が「要は編集者同士で手をつないで生け簀を作って、そこで魚を飼ってるようなもんなんですよね」と私に洩らして、なるほど! とおおいに納得したのだった。(p.73)

いやーおもしろかったなあ。元のブログは毎日写真付きで横書きなのだが、写真なしで縦書きの本になっても、おもしろいところがイイですなー。
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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