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遠の眠りの(谷崎由依)

遠の眠りの
谷崎由依『遠の眠りの』集英社

たまたま雑誌「すばる」を読んだからだったか、何がきっかけか忘れてしまったが、「すばる」から生まれた本、という中村佑子さんのweb書評でこの本のことを知った。年明けに、二兎社の公演「私たちは何も知らない」を見たからかもしれない。この本も二兎社の公演も、ちょうど100年ほど前の「青鞜」があった時代の話だ。

この本の舞台は福井の村、主人公の絵子(えこ)は字を読めるようになると何でも読む子どもだった。ひまがあれば本を読みたい。だが、なにごとも男が先、未来のためにと金をかけてもらえて、魚のおかずがつくのは弟ばかりだ。遊びに行きたいと言う弟に、父は「お前は勉強せんならん。偉うならなあかんで」と言うが、女の絵子には母さえ「絵子は女の子なんやで。ほんな勉強なんかせんでもいい」と言うのだ。絵子は食べるために働かねばならぬと言うのだ。

絵子はたまらない。ぼんくらな弟は、なんで自分だけが魚を喰わせてもらってるかも分かっていないのに。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在93号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第76回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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