読んだり、書いたり、編んだり 

「その日暮らし」の人類学―もう一つの資本主義経済(小川さやか)

小川さやか『「その日暮らし」の人類学―もう一つの資本主義経済』光文社新書<br />
小川さやか『「その日暮らし」の人類学―もう一つの資本主義経済』光文社新書

▼先がどうなるかわからないことは、新しい希望にあふれているとも言えるのに。(p.9、「はじめに」)

ぎゅうぎゅうに詰まったような時間から、しばし解放されると、こういうタイトルの本が読みたくなる。ぎゅうぎゅうで身動きがとれないと感じているときにも、やはりこういう"先がどうなるかわからない"感じの本が読みたくなる。

和子の部屋―小説家のための人生相談(阿部和重)

阿部和重『和子の部屋―小説家のための人生相談』朝日新聞出版
阿部和重『和子の部屋―小説家のための人生相談』朝日新聞出版

どこからどうやってこの本にたどりついたか忘れてしまったが、阿部和重が「和子」になって、同業の小説家たちの人生相談に答える、という内容。母の名と同じ「和子」というところに、ヴァージニア・ウルフの「私ひとりの部屋」が母になったみたいなタイトルだと感じた。しかも、母はそのむかし、小説家になりたいと思っていたし。

その母が、中学生の頃に、父(私にとっては祖父)から小説家になることを反対されたというエピソードを思い出して笑ってしまったのがここ。金原ひとみとの相談部分だ。
Genre : 日記 日記

本バスめぐりん。(大崎梢)

本バスめぐりん。
大崎梢『本バスめぐりん。』東京創元社

▼「いっぱい借りて、いっぱい買って、いっぱい読む、これですよ。私も買ってますから。本屋さん大好きですし」(p.122、「ランチタイム・フェイバリット」)

移動図書館めぐりん号で本を借りるようになり、小説を読むようになった野庭さん。「時間ができたときに町の書店に入り、棚や平台を眺めるのが楽しみになった」と言う野庭さんに、司書のウメちゃんはすかさず本を買うようにすすめる。

そのココロは、「気に入った本を買って手元に置いたり、贔屓する作家の新刊をいち早く購入することで、誰でも出版界に貢献できる。誰かが支えなくては、新しい本は作れなくなる。図書館の棚も痩せ細ってしまう」(p.121)からだ。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在89号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第52回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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