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未闘病記―膠原病、「混合性結合組織病」の(笙野頼子)

未闘病記―膠原病、「混合性結合組織病」の未闘病記
―膠原病、「混合性結合組織病」の

(2014/07/31)
笙野頼子

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難病になった著者。いや、難病であったことが判った著者、というべきか。

専門医にかかり、治療をうけて、今までの(人には判ってもらいにくかった)種々の不調や難がそれなりに軽快し、へたりへたり、ぶり返しぶり返しながらも一応「なんでも/できる」ようになった、その自分なりには「上出来」のようすを綴る軽やかさ。

調子が悪くないって、こういうことやったんかーという感動。それは、体力なし子で一時は慢性の病名を告げられたことのある私にも少し分かる。想像できる。
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劇画ヒットラー(水木しげる)

劇画ヒットラー劇画ヒットラー
(1990/08)
水木しげる

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「ブックマーク」83号でも紹介されていた伝記マンガ。よんだからあげるーと送られてきたのを、ありがたくよむ。同封の手紙には、「水木しげるが書いているのがいいなぁーと思う」と書いてあった。私がもらった文庫の初版が1990年(私の手元にきたのは、2014年の31刷り!)で、そもそもは週刊のマンガ雑誌に1971年に連載され、1972年に単行本になったらしい。

画家になる希望をもっていたヒットラーが夢破れて…という話は知っていたが、「これほどドイツ人を熱狂させ史上まれな独裁者となったアドルフ・ヒットラーとはいったいどんな人間だったのだろうか…」(p.22)というところを追求してマンガはすすむ。

ウィーンへ出てきた若きヒットラーは、人一倍自尊心が強く、自分がおもしろくないことがあるとしばしば狂暴な発作を起こす人物として描かれている。「本人は死ぬまで芸術的画家のつもりでいた」(p.33)という。

宮武外骨伝(吉野孝雄)

宮武外骨伝宮武外骨伝
(2012/03/03)
吉野孝雄

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2月に伊丹市美で外骨没後60年記念の「シャレにしてオツなり」を見てきたら、久しぶりに外骨が読みたくなって、図書館で復刻版の『筆禍史』を借りてみた。が、明治44年初版で大正15年に改訂増補されたものを写真製版して復刻した本は、当然のことながら旧字、旧仮名、文語体で、すらすらとは読めず。ところどころを拾い読み。

外骨自身が筆禍王のような人なので、その外骨がまとめた中古以来の筆禍史という内容にも興味はあるのだが、図書館で所蔵している外骨本のうち、この『筆禍史』だけが「ミヤタケ、トボネ」名で書誌がつくられていたのが気になったのもある。(☆)

どこかに「ミヤタケ、トボネ」の読みがあるのかと復刻版の『筆禍史』をあちこちひっくり返してみるが、それらしきところは発見できず。名前のことも知りたくて、外骨の甥にあたる(晩年の外骨と暮らした)吉野孝雄が書いた『宮武外骨伝』を借りてきて読む。

■外骨の改名の件
これまでに読んだもので、外骨が「廃姓」を宣言したことは知っていたが、喜寿を境に「ミヤタケ、トボネ」とよませるようになったことは初めて知った。外骨がうまれたときに両親がつけた名は「亀四郎」である。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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