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われにやさしき人多かりき わたしの文学人生(田辺聖子)

われにやさしき人多かりき わたしの文学人生われにやさしき人多かりき
わたしの文学人生

(2014/03/20)
田辺聖子

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この文庫は知らんなーと思い、借りてきて読む。カバーイラストは小倉遊亀の「径」で、なんで小倉遊亀なんやろと思っていたら、これはそもそも、集英社から出た『田辺聖子全集』に自著解説として書いたものをまとめた本で、そういえば全集の装画は小倉遊亀だった。

そんなわけで、この本は、この作品はこうでああで、こんな思いで書いたんよ、というのが縷々収められている。ちょうど奈良で大古事記展を見てきたあとだったので、「少女時代から『古事記』や『日本書紀』に眷恋[けんれん]していたのだ。ことに『古事記』は、岩波文庫の古本を何冊も買い継ぐほど愛着した」(p.250)というあたりを興味深く読んだ。

古本を買っていたのは、若く貧しかった田辺が新刊本には手が出なかったせいもあるが、「戦後の出版ラッシュの中で、古典だけはいつまでも出版されなかった」(p.251)からでもあった。おそらくその理由のひとつは、戦時中に『古事記』が神がかりのように担ぎ出されてしまったからなのだろう。
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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