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読んだり、書いたり、編んだり 

寺山修司と生きて(田中未知)

寺山修司と生きて寺山修司と生きて
(2007/05/09)
田中未知

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何がきっかけだったか、ひとまわりほど年上の本読みの友と谷川俊太郎の話になったとき、谷俊が紹介した医者の誤診で寺山修司が死んだことが許せない、と聞いた。そのあたりの事情は、田中未知が書いた『寺山修司と生きて』に書かれているというので、図書館にあった本を借りてきて読んでみる。

私が寺山修司の本を初めて読んだのは高校生の頃だった。当時読んだ文庫本は、今も本棚に10冊ほどあって、たしか最初に読んだのは『ぼくが狼だった頃 さかさま童話史』。そのあと、『さかさま世界史 怪物伝』『さかさま世界史 英雄伝』とさかさまモノを読み、『家出のすすめ』『書を捨てよ、町へ出よう』『幸福論 裏町人生版』…等々、文庫を中心に、多少は単行本も買ったりして、大学生になってからもいろいろと読んでいた。

私が寺山の本を読みはじめる数年前に寺山は亡くなっていた。40代で亡くなった寺山が、私の父と同い年の人だと気づいたのは、だいぶ後のことだった。もし生きていたら今年は79歳になる。

著者の田中未知は、20歳のときに10歳上の寺山と出会い、その後、天井桟敷にも入り、照明の担当をしたりしつつ寺山のごく身近で秘書的な役割も果たしたという人。

寺山の死後、伝記や評伝が書かれ、雑誌では何度も特集が組まれてきたというが、寺山が亡くなるまで16年半のあいだ一番身近にいた田中未知からすると、それらはあまりにも寺山のことをテキトーに書いていて腹立たしいものであった。そして、寺山が逝ってから24年後、田中未知はついに自分で書いた本を出す。

私はそれを没後31年目に読む。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第67回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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