読んだり、書いたり、編んだり 

10月に読みおわった本

10月に、てっぺんから最後まで読んだ本のリスト。9月に引き続き今月もかなり忙しく、その合間に同居人の里へ往復したり(親戚の婚儀)で疲れていたところへ、暑いやら冷え込むやら大きな気温差にやられて風邪気味に。とりあえずすぐに1日休んで、悪化せずに回復。

今月も図書館にリクエストしたらヨソからの相互貸借で届いたごっつい本(武藤本)に追われ気味になり、ギリギリまで延長してもらって、なんとか最後まで読んで返却。しばらくしたら、もういちど借りだして、ゆっくり読みなおしたい。

忙しさと疲れもあって、今月は読書メモをほとんど書けずだった。9月、10月の多忙の一因だった仕事も一段落したので、備忘のためにも、なるべくメモ書きを復活したい。

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寺山修司と生きて(田中未知)

寺山修司と生きて寺山修司と生きて
(2007/05/09)
田中未知

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何がきっかけだったか、ひとまわりほど年上の本読みの友と谷川俊太郎の話になったとき、谷俊が紹介した医者の誤診で寺山修司が死んだことが許せない、と聞いた。そのあたりの事情は、田中未知が書いた『寺山修司と生きて』に書かれているというので、図書館にあった本を借りてきて読んでみる。

私が寺山修司の本を初めて読んだのは高校生の頃だった。当時読んだ文庫本は、今も本棚に10冊ほどあって、たしか最初に読んだのは『ぼくが狼だった頃 さかさま童話史』。そのあと、『さかさま世界史 怪物伝』『さかさま世界史 英雄伝』とさかさまモノを読み、『家出のすすめ』『書を捨てよ、町へ出よう』『幸福論 裏町人生版』…等々、文庫を中心に、多少は単行本も買ったりして、大学生になってからもいろいろと読んでいた。

私が寺山の本を読みはじめる数年前に寺山は亡くなっていた。40代で亡くなった寺山が、私の父と同い年の人だと気づいたのは、だいぶ後のことだった。もし生きていたら今年は79歳になる。

著者の田中未知は、20歳のときに10歳上の寺山と出会い、その後、天井桟敷にも入り、照明の担当をしたりしつつ寺山のごく身近で秘書的な役割も果たしたという人。

寺山の死後、伝記や評伝が書かれ、雑誌では何度も特集が組まれてきたというが、寺山が亡くなるまで16年半のあいだ一番身近にいた田中未知からすると、それらはあまりにも寺山のことをテキトーに書いていて腹立たしいものであった。そして、寺山が逝ってから24年後、田中未知はついに自分で書いた本を出す。

私はそれを没後31年目に読む。

もぎりよ今夜も有難う(片桐はいり)

もぎりよ今夜も有難うもぎりよ今夜も有難う
(2010/07/30)
片桐はいり

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いま受けてる仕事や同居人の里への往復(親戚の婚儀のため)で疲れ気味のところへこの気温差で風邪気味になり、よれよれのへなへなで休んだ夜に、ちらちらと読んで、つい読みおわってしまう。

この本、本読みで映画も好きな友より「おもしろーい」と聞いており、前にも片桐はいりの本はおもしろかった記憶があって(『わたしのマトカ』など)、特急での往復のお供に買っていこう!と思っていた。出る前に調べたら、8月に出た文庫だというし、大きい本屋へ行けばあるだろうと思っていたところが!!

とりあえず往路の朝、最寄り駅のA書店へ寄る(片桐はいり1冊もなし)→梅田のB書店へ寄る(同じく1冊もなし)→大阪駅前のC書店へ寄る(片桐はいりの過去文庫2冊はあるが『もぎり』がない!店員さんに聞くも在庫なし)→大型のD書店へ寄る(ここも過去文庫2冊はあるが『もぎり』がない!店員さんに聞く時間はなかったのであきらめる)

…という経緯で、なんと4軒も本屋をまわったのに、つい2ヵ月ほど前に出た新刊文庫がなかったのである。そんなもんなのか?過去文庫を2冊置くなら、8月の新刊も置いてほしかった。そんなこんなでお供にできなかった『もぎり』を、帰ってきてから図書館に予約して入手。図書館にあったのは単行本(これはキネマ旬報社刊)だった。

ナタリーってこうなってたのか(大山卓也)

ナタリーってこうなってたのかナタリーってこうなってたのか
(2014/08/20)
大山卓也

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何かで知って(何で知ったのだったかちょっと思い出せず)、図書館にちょうどあったので借りてみた。「ナタリー」とは、ポップカルチャーの情報サイトで、著者はそのサイトを立ち上げて運営してる人。

もとは音楽ニュースサイトとして生まれ、そこからマンガやお笑いの分野にフィールドを広げていったというサイトで、「マンションの一室ではじめたサイトが、いつのまにか毎月2000本以上のニュース記事を配信し、月刊3000万を超えるPV(ページビュー=閲覧数)を獲得するまでに育ってきた」(p.4)そうである。

子どもの頃から好きになったものを「もっと知りたい」というキモチが強く、自分が欲しいサイトがなかったから作ってしまった、という感覚の著者が、自分の想像を超えて育った「ナタリー」について書いてみたのがこの本。

私は、「ナタリー」というサイトを全く見たこともないままこの本を読んだが、メディアとか、何をどう伝えるか、仕事としてやっていくこととお金…そういう点でいろいろとおもしろかった。本を読みおわってから、初めて「ナタリー」を見た。ふうううん。

「ナタリー」 → http://natalie.mu/
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第41回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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