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99%ありがとう ALSにも奪えないもの(藤田正裕)

99%ありがとう ALSにも奪えないもの99%ありがとう ALSにも奪えないもの
(2013/11/21)
藤田正裕

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オレは動いてないけど、
100%生きてるのを
忘れんな。
 (p.174)

著者は、私より10歳年下の人で、2010年にALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断された。30代に入ったばかりでの発症。この本が出たのは昨年秋で、プロフィールには「現在は、顔と左手の人差し指しか動かない」とある。著者は、「自分の体の動きをひとつひとつ、3年かけてゆっくりと取り上げられるのを見てきた」(p.152)。母の病気の進行も速かったけど、「3年」にALSの進行の速さを実感した。

いままでできたことが、奪われていく。著者は、何度か死にそうになり、人工呼吸器をつけ、気管切開をし、胃瘻をつけた。広告プランナーとして、週1の出社と在宅勤務で仕事を続けている。ALS患者として発信しようという意欲が強いのは、仕事柄もあるのだと思う。

▼これは「本」というより、僕の人生の短い「日記」。
 ALS前と後の、ある日、ある出来事、ある思いを、 
 なるべく素直に記してある。(p.6)
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訣別 橋下維新を破った男(竹山修身)

訣別 橋下維新を破った男訣別 橋下維新を破った男
(2014/03/20)
竹山修身

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「ブックマーク」読者さんからの紹介で、現職の堺市長が書いた『訣別 橋下維新を破った男』を読んでみた。自分ではなかなかこういうタイトルの本は手に取らないが、読んでよかった。

かつては大阪府庁で橋下徹に仕え、堺市長選に初めて出たときは、泡沫候補と言われながら橋下徹の応援を受けて当選、しかし2期目は「大阪都構想」に堺が巻き込まれる必要はないと「堺はひとつ」を掲げ、維新の会の候補を破って当選したのが著者。

維新の会がいろいろ言うことは「雰囲気」もんのことが多くて、私はいまだに大阪都構想がどういうものかよく分からずにいたが、堺市という具体的な基礎自治体の話を例に、維新の会の側が主張していることと著者の側が主張していることとの違いが書かれているので、自分の住んでいる自治体の場合はどうか…と考えてみるにもよかった。

「是々非々でやっていく」という政治の世界のこともちょっと分かった気がしたし、基礎自治体がなにをやっていくかという点でもおもしろかった。

都構想のことだけではなく、この本は政治というか選挙というか、そのへんの応援や支援、主張の異同のことなどが、「イメージ」によってねじまがりやすい具体例も示していて、報道機関までもが事実誤認を伝えてしまったりしたことを知ると、こわいなーと思う。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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