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これからお祈りにいきます(津村記久子)

これからお祈りにいきますこれからお祈りにいきます
(2013/06/28)
津村記久子

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こないだ『ダメをみがく』を読んで、しばらく読んでなかった津村さんの小説を久しぶりに借りてくる。1年前に出た単行本のタイトルは、収録されている小説のタイトルとは違って、収録の2篇は「サイガサマのウィッカーマン」と「バイアブランカの地層と少女」というもの。

メインの「サイガサマ」の話は、神様に「これだけは取られたくない」ものを申告して祈る祭りがある町(大阪府の南部とおぼしい架空の町=雑賀町)が舞台。そういう祭りのことが頭に入ってくるまでは、巻頭の8ページ目にある文章がなんど読みなおしてもわからなかった。

小学生のときの工作で、シゲルはうっかり四本しか指がない右手をつくってしまって、隣席の女子にこう言われるのだ。「高嶋君てなになん、何とられてもええのん、だって高嶋君自身はちゃんと指五本あるやん、せやからこれをカゴに入れて燃やしたって、右手を取られたくないってことにはならんのとちがうのん?」「せやから神様は、高嶋君からなんでも取り放題やんね」(pp.8-9)

何とられてもええ?
右手を取られたくないってことにはならん??
神様はなんでも取り放題???
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[坂口安吾作品シリーズ]夜長姫と耳男(近藤ようこ)

夜長姫と耳男[坂口安吾作品シリーズ]
夜長姫と耳男

(2008/03/28)
近藤ようこ

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『桜の森の満開の下』を読んだら、その前にマンガにした『夜長姫と耳男』があるというので、図書館で借りてきた。

これもなんだかおそろしい話であった。

飛騨随一の名人とうたわれた匠の親方に「いいか!珍しい人や物に出会った時は目をはなすな」とおしえられた耳男(みみお)。大昔の師匠から順繰りにそう言われてきたという教えのとおり、夜長姫に初めて会ったとき、一心不乱に見つめた。死期の近い親方から、オレの代理にと選ばれた耳男は、使者に連れられて夜長の村へ向かい、長者にひきあわされる。

長者に耳の大きさを言われ、顔は馬のようだと言われ、姫にもほんとうに馬にそっくりだと笑われて、頭はさかまきながら耳男は一心不乱に姫の顔を見つめた。

長者は耳男をふくむ三人の匠を集め、姫の今生後生を守る仏・ミロクボサツの姿を造り、さらにはそれをおさめる厨子を、姫が十六になる正月までに仕上げるようにと依頼した。姫の気に入った仏を造った者には、夜長姫の着物を織る美しいエナコを褒美に進ぜようというのだ。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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