FC2ブログ
 
読んだり、書いたり、編んだり 

グレイがまってるから(伊勢英子)

グレイがまってるからグレイがまってるから
(1996/12)
伊勢英子

商品詳細を見る

伊勢英子のこの本を久しぶりに読みおえたら、奥付の脇に私は日付とサインを入れていた。これも1999年に買った本のうちのひとつだったかと思いだす。母が死んだ春のあと、死がどうのこうのというような本を一時期ずいぶん買ったのだった。

伊勢英子がグレイという犬のことを描いた本は、『気分はおすわりの日』を読んで、そのあとに文庫になっていたこっちの本を買ったのだった気がする(あるいは逆か)。

伊勢英子を初めて読んだのは『カザルスへの旅』で、その名と絵をくっきりおぼえたのは、のちに『「死の医学」への日記』としてまとめられた柳田邦男による毎日新聞の連載だった。伊勢さんは週一度の連載に挿絵を描いていて、私は当時、毎週それを切り抜いていた。(連載時の伊勢さんの絵は、『画集「死の医学」への日記』として別に本になった。)

今しらべてみると新聞連載は1994年のことで、その年の春には祖母が急死した。それで私はあの連載を切り抜いて読んでいたのかもと思う。

喪の作業―夫の死の意味を求めて(半田たつ子)

喪の作業―夫の死の意味を求めて(半田たつ子)喪の作業
―夫の死の意味を求めて

(1992/07)
半田たつ子

商品詳細を見る

本棚をあちこち片づけていて、久しぶりにこの本を読む。母が死んだあとに読んだものなので、もう10年以上ぶりか。うっすらとおぼえている箇所もあるし、まるでおぼえていない部分もあって、そのことに過ぎた年月を感じた。

半田さんの夫は、体調の異変から2月に会社を休んで病院にかかり、それからあっという間に容態がわるくなって、その年の9月末に亡くなられた。1990年のこと。

この本は、半田さんが夫の死を「社会化」しようと、入院時の日誌から看取りの日々を明らかにし、その後のご自身のグリーフワーク(癒しの作業)を綴り、末尾に夫亡きあとに受け取ったさまざまな人からの手紙のうち掲載を許されたものを収めている。

今回読んでいて私が気持ちをひかれたのは、半田さんの夫が転院して最期まで過ごした東京衛生病院で、看護婦さんや看護実習の学生さんに接した半田さんが「素敵な看護婦さんを育てた学校をいつの日か訪ねたい」と、夫を見送って1年の後に、その学校を訪れた場面。
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第69回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ