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読んだり、書いたり、編んだり 

夏の階段(梨屋アリエ)

夏の階段夏の階段
(2009/05/11)
梨屋アリエ

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アンソロジー『手紙。』に入っていた「雲の規格」を含む5篇をまとめた『夏の階段』という本があるとおしえてもらって、借りてきて読む。巴波川(うずまがわ)高校を舞台に、5人の視点でそれぞれ物語が書かれている。

疾風怒濤のとしごろ、多かれ少なかれ学校で見せている顔とは違う自分があって、そのズレに悩んだり、同級生には見られまいとしたり、自分は誤解されていると思ったり…している。

といっても、同級生がそんなに周りのことを見ているかというと、みんな自分のことでいっぱいいっぱいで、そうでもなかったりするのだ。大人になったら、なんであんなことで悩んでたんやろ…というようなところで、いらいらし、どきどきし、はらはらしている。

そして、視点が変わると、同じ人物の印象もずいぶん変わる。「雲の規格」でポエミー緑川として出てきた千映見も、河野健治が友人としてつるんでる福田も、河野視点を離れてみると、違うたたずまいが見えてくる。

歌わせたい男たち(作・演出=永井愛)

歌わせたい男たち(作・演出=永井愛)
▼二兎社「歌わせたい男たち」
 作・演出=永井愛
 出演=戸田恵子、大谷亮介、小山萌子、中上雅巳、近藤芳正

芝居を収録したDVDをみる。2005年初演のこの芝居が数年前に再演されたとき、行きたいな~と思い、新聞の切り抜きを冷蔵庫に貼っていたが、結局行けずじまいだった。

そのときは、脚本の『歌わせたい男たち』を読んでガマンした。

DVDのパッケージには「笑える悲劇」とあったが、ほんまに、笑えて、そしてこの芝居並みにというか、芝居以上にというか、「歌ってちょ~~~!!」と校長が懇願する悲劇の事態は進行してしまっているのだろう、と思う。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第69回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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