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木と青空

1月24日の木と青空

こないだよく晴れた日に、この木の姿をみて、小野竹喬の裸木の写生を思い出した。芽吹く春や繁る夏の木もきらいではないけれど、裸の枝ぶりがよくわかる冬の木、その寒空に立つ姿には目をうばわれる。カメラがあったので、写真を撮ってみた。
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Genre : 日記 日記

カツオとかつお節の同時代史―ヒトは南へ、モノは北へ(藤林泰、宮内泰介/編著)

カツオとかつお節の同時代史―ヒトは南へ、モノは北へカツオとかつお節の同時代史
―ヒトは南へ、モノは北へ

(2004/11)
藤林泰、宮内泰介/編著

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『かつお節と日本人』を先に買って読み、コンパクトな岩波新書には書いてない話もたくさんあるということだったので、この10年前の本を借りてきた(近所の図書館にはなくて、ヨソからの相互貸借であった)。

カツオ・かつお節研究会(通称/自称は「カツカツ研」)は、「これはおもしろそうだ」から始まった。最初の顔合わせは1997年3月だという(私が長ーーい学生生活を終わった頃である)。そこから、呼びかけに応じて旧ヤシ研のメンバーを中心に、20代前半から50代まで、年齢も仕事も多彩なメンバーが20名近く参加したという「カツカツ研」は、5年かけて、国内や海外をたずね、調査研究をすすめていった。

そもそもは『バナナと日本人』の鶴見良行さんに感化された人たちが、バナナの次にエビ研をやり、その次にヤシ研となり、そしてカツオ研へと展開している。

この"共同作業によるモノ研究"は、「単なる知識の蓄積をめざすのではなく、市民による調査研究運動の一手法であり、戦略であった」(p.300)という。

そのことを、編者のひとり、藤林泰はこう書く。

かつお節と日本人(宮内泰介、藤林泰)

かつお節と日本人かつお節と日本人
(2013/10/19)
宮内泰介、藤林泰

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たしかこの本が出た頃だったか、新聞かなにかの書評でちらっと見たのだったか、(あ、藤林さんの本だ)と思っていたのに、秋はあれこれ忙しくて、そのまま忘れてしまっていた。ミニコミ「ブックマーク」を元々送っていた住民図書館が閉館し、その資料を引き継いだのが埼玉大学の共生センターで、いちどセンターを訪ねたときに、藤林さんにもお目にかかる機会があった。
(その後、市民資料は、埼玉大学から立教大学へ移管されて、「ブックマーク」も今は立教大学の共生センターへ送っている。)

年明け、共生センターのスタッフだった方からいただいた年賀状にこの本のことが書かれていて、あ!と思い出した私は、図書館が開く前に、本屋で買ってきて読んだ。

『かつお節と日本人』のタイトルは、『バナナと日本人』や、『エビと日本人』を意識してつけられている。"カツオ・かつお節研究会"という市井の研究会メンバーの多くは、直接・間接に鶴見良行さんの薫陶を受けた顔ぶれだった。"かつお節から世界を見てみよう"と始まった研究会は、帯にあるように、かつお節を追いかけて「300年、4000キロの物語」になったのである。かつお節をたどっていくと、日本と東南アジア・太平洋海域との関係の歴史がみえてくるのだ。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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