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出生前診断とか遺伝子検査とか

明日(12/23)はこれ↓

12月23日(日)、大阪・東京で「新型出生前診断」をテーマに集会同時開催!


出生前診断とか遺伝子検査とか、技術はどんどんスゴイことになっていく。遺伝子検査は、十数年前に母にくっついて難病連のあつまりに行ってたころにも話題になっていて、とくに"遺伝"の可能性のある病気の方は、子どもさんの遺伝子検査を受けるかどうか、その結果を子どもに伝えるかどうかという話をしていた。「知らない権利」というのを、そのときに知った。

私の母が罹った神経難病は、遺伝型と孤発型があるそうで、難病連に来ていた方のなかには、子どもさんが遺伝型で発症して、先に亡くなられているケースもあった(弧発型よりも、遺伝型のほうが発症が早い傾向があった)。母は孤発型と診断され、遺伝はないだろうということになっていたが、同じ病気の遺伝子は私にもあるかもな~と思うことはある。

遺伝子検査を受けるつもりは私には全くないけれど、かりに私に病気を発するであろう遺伝子が見つかったとして、それは、どんなことになるかなとは考える。サベツにつながるのかもしれない。意欲や希望に陰りがさすかもしれない。発症したなら、尊厳死とかいうことにつながるのかもしれない。母がそうだったように、治療法の実現を期待するかもしれない。
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Genre : 日記 日記

海を守るたたかい(松下竜一)

海を守るたたかい(松下竜一)海を守るたたかい
(1981/03)
松下竜一

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『暗闇の思想を』
を読んだあと、図書館で松下センセの名前を検索してみると、近所の図書館の書架ありの本のなかに、この『海を守るたたかい』があった。もしかして豊前火電阻止と関係あるかと棚を見にいくと、それは差し止め訴訟に「アハハハ…敗けた、敗けた」という、"敗けたたたかい"が記された本だったので、借りてきて読む。内容の一部は
『暗闇の思想を』
とも重なる。

なつかしの、ちくま少年図書館の一冊。この松下センセの本のことは知らなかったけれど、むかしこの少年図書館の本はけっこう読んだ。

1979年8月31日、豊前火電の差し止め訴訟は、みごとに敗けた。満6年にわたって全力をつくしてきた裁判だったが、完敗だった。「環境権」を掲げてたたかった裁判は、審理をつくすどころか、門前払いされたのである。

その判決理由を一言でいえば、「原告が主張するような環境権という権利は、いまの法律のもとでは認められないから、原告たちにはこの裁判をおこす法的根拠がないということになる。したがって、この裁判はそもそも成り立たないものとして、却下する」(p.252)ということである。

暗闇の思想を―火電阻止運動の論理(松下竜一)

暗闇の思想を―火電阻止運動の論理(松下竜一)暗闇の思想を
―火電阻止運動の論理

(1985/05)
松下竜一

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松下竜一の『暗闇の思想を』を図書館で探すと、朝日新聞社から1974年に出た初版が出てきた(上の画像は、その後に出た現代教養文庫版のもので、この表紙に使われている絵は、『草の根通信』第9号に"七人の侍"のイラストとして出たもので、初版の239ページに載っている)。

サブタイトルの「火電」とは、周防灘開発の電源基地として建てられようとしていた豊前(ぶぜん)火力発電所のこと。大分・福岡・山口の三県に囲まれた海域である周防灘は遠浅の海で、松下さんはそこで子どもらと貝掘りを楽しみ、浜の松原を眺めていた。その海を埋め尽くして、巨大なコンビナートが来ようとしていた。

ちょうど私が生まれた5月に出された新全総=新全国総合開発計画によって、この周防灘開発は進められようとしていた。6月に周防灘を視察した国土開発審議会視察団は、「沿岸後背地に近接して、広域にわたり市街地があるので公害防止対策がむつかしい」(p.23)と指摘している。

コンビナートにやってくる企業サイドの利点として、陸海空の交通至便だとか北九州・周南・大分などに既存の工業集積があるなどとあげられているが、「公害防止対策がむつかしい」という一点からだけでも、企業サイドの利点という条件を否定しさる権利があるのではないだろうか、と松下センセは書いている。

週刊金曜日 部落差別を考える(2012年11月16日号)

週刊金曜日 部落差別を考える週刊金曜日
部落差別を考える

(2012/11/16)


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特集が「部落差別を考える 『週刊朝日』問題の本質」というので、どこかで買おうと思ってるうちに、もう次の号が出ていて手に入れそびれ、図書館で借りてきた。11月に参加したらいとぴあのセミナー「いま、"部落"をこどもにどう伝える?」が取材されていたのも載っていた。

特集記事は3本。
・角岡伸彦「『週刊朝日』問題の本質」
・野中大樹「大阪ルポ うちって「部落」なん?」
・編集部/構成「知っている人もそうでない人も! 部落問題Q&A」

『週刊朝日』の当の記事を私は読んでいないのだが、このかんに書かれたものをいくつか読むかぎり、それはアカンやろという内容だと思える。

角岡さんはこう書いている。
▼…[橋下氏の]「非寛容な人格」「厄介な性格」を問題にするために、橋下氏の両親や橋下家のルーツを徹底的に調べなければならないという論理には、飛躍があり過ぎる。これでは、被差別部落にルーツを持つから問題ある人物になった、としか読めない。…(p.19)
 …佐野氏の記事は、「非寛容な人格」「厄介な性格」と父親の出自を安易に結びつけたことが問題なのであり、「同和地区を特定した」のは、問題の本質ではない。(p.20)
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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