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読んだり、書いたり、編んだり 

復興の書店(稲泉連)

復興の書店復興の書店
(2012/08/06)
稲泉連

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日が暮れてだいぶたっても仕事が終わらず、へとへとになり、遅れて手話サークルへ行って帰って、疲労感ばくはつ。ぬくいご飯を食べて、歯磨きして、湯たんぽいれて、布団にくるまって本を読む。読んでみたかった『復興の書店』

本というもの、本屋というものが、人の暮らしにとってどんな意味あいをもつのかを、じんわりと感じる本だった。

津波による被害を受けた三陸沿岸、そして福島県や仙台市の書店のほか、取次会社、地元の出版社や新聞社、紙やインキの工場で働く人など、本や雑誌にかかわる場や人が取材されている。

飲食店やスーパーとは違い、本屋は非常時に必要とされる商売ではないと、被災した本屋さんの多くは思っていた。でも、そうではないことを、被災地の本屋の人たちは身をもって知った。本は、時として食料以上に必要とされる。被災後にようやく店を開けたときには行列ができ、食料や日用品をリュックいっぱいに背負った人たちが、本屋にひしめいていた。
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ライファーズ 罪に向きあう(坂上香)

ライファーズ  罪に向きあうライファーズ 罪に向きあう
(2012/08/21)
坂上香

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アリゾナ州ツーソン、というと大昔に父が滞在していたところだ。私は行ったことがないけれど、大きなサボテンがうつった赤茶色の土地の写真を見たことがある。そのツーソンにある、犯罪者や薬物依存者の更正施設アミティを、著者の坂上香さんが初めて訪れたのは1995年。以来、なんどもアミティを訪れながら、償いと回復をめぐる旅を坂上さんは続けてきた。

▼人は自らが受けた傷を越えて、いかに成長することができるか。犯した罪に、いかに向きあうことができるのか。暴力に満ちた世界を、いかに変えられるのか。TCのアプローチはこれらの問いに、いかに応えることができるか。(p.40)
※TCとは、Therapeutic Community、治療共同体、回復共同体と訳されている

アミティ代表者のナヤは、この課題をアミティという新たな旅路に託した。1981年のことだ。この『ライファーズ』は、旅路の記録でもある。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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