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読んだり、書いたり、編んだり 

野蛮な読書(平松洋子)

野蛮な読書野蛮な読書
(2011/10/05)
平松洋子

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この本は、9月のはじめだったか、いつも行く図書館の下の本屋で見かけて、ぱらぱらっと見ては戻すというのを3度くらいやっていた。ちょうど『We』編集もぐぐっと忙しくなって、読みたいなーと思いながら、通りすがりに眺めていた。

その本が、しばらくして、図書館の面出し棚をぶら~っと見ているとあった!のだった。自分のカードはもう10冊いっぱい借りている。幸いにしてカードに空きのある同居人が一緒だったので、これ借りてくれ~と頼んで借りてもらう。帰っていそいそと読む。『We』入稿もすんだところだった。

いっとうおもしろかったのは、第一章のいちばんはじめの「「能登とハンバーガーと風呂上がり」。著者がどんなふうに本を発見し、それを手にし、盛りあがった読みたい気持ちのなかで実際どこでどう読んでるか、の描写がたまらなくそそった。その本は、開高健の『戦場の博物誌』
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舟越保武全随筆集―巨岩と花びら ほか

舟越保武全随筆集―巨岩と花びら ほか舟越保武全随筆集
―巨岩と花びら ほか

(2012/05)
舟越保武

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たしか9月に、新聞の書評欄の短評でみて、あーこの人は松本竣介と同郷で同い年の人やなあと思い、全随筆集には「松本竣介」という章もあるというので、読んでみたくて図書館へリクエストした。そしたら隣の市の図書館から、思いのほか早く本が届いた。

1912年、松本竣介は明治45年うまれで、舟越保武は大正元年うまれ(私の祖母も同年うまれ)。36歳で死んだ竣介と、89歳で死んだ舟越(そして81歳で死んだ祖母)とは、あいだに時間がありすぎて、同年うまれの人とは思えない。

二人は盛岡中学で同期だったというが、クラスが違って、ほとんど口をきいたことはなかったという。竣介は中3で中退して(旧制中学なので当時の修業年限は5年のはず)、太平洋美術学校へ入り、舟越は中学を出てから3年浪人して東京美術学校へ入り、東京で再会している。

既刊の随筆集と、あとは今年が二人の生誕100年にあたるという記念で竣介について舟越が書いたものと、新聞や雑誌に書いたものが編まれている。

400ページ近くあって、読めるかな~と思ったが、読み始めると、この人の見たもの、感じたこと、作品制作の模様、あるいは生活のひとこまなどが書かれた文章にひきこまれ、2日ほどで読み終えた。

舟越保武は彫刻家なので、彫刻作品をつくったときの文章はそれはそれで(こんな風につくるのか)というおもしろさがあったが、デッサンの話がそれ以上に私にはおもしろかった。釣りの話や、犬の散歩の話もじつにおもしろかった。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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