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読んだり、書いたり、編んだり 

松本竣介 線と言葉(コロナ・ブックス編集部)

松本 竣介 線と言葉松本 竣介 線と言葉
(2012/06/08)
コロナ・ブックス編集部

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『青い絵具の匂い』を読み、『求道の画家 松本竣介』を読んで、今年の生誕100年展にあわせて編まれたらしいこの本を借りてみた。竣介の作品と言葉が、いくつも収められている。

表紙カバーの絵や、たくさんのカラー図版をみて、『青い絵具の匂い』の「青」に、あらためて気づく。

1940年の10月に開いた個展にあたり、「個展に際して」という案内文で、28歳の竣介はこんなことを書いている。

▼絵を描くことが好きでありながら、画家になる望みを一度も持たなかった僕が、十四の時に聴覚を失ひ、此路に踏迷ひ十五年の迂路を経た今日、やうやく、絵画を愛し、それに生死を託することの喜びを知り得たといふこと、それが、今、言ひ得る唯一の僕の言葉です。(p.67)

聴覚を失ったために、竣介は徴兵をまぬがれた。聴覚を失ったために、画家になることを決めたともいう。聴覚を失ったことは、松本竣介の生を、ある方向へ向かわせたともいえる。
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「僕のお父さんは東電の社員です」小中学生たちの白熱議論!3.11と働くことの意味(毎日小学生新聞/編+森達也)

「僕のお父さんは東電の社員です」小中学生たちの白熱議論!3.11と働くことの意味「僕のお父さんは東電の社員です」
小中学生たちの白熱議論!3.11と働くことの意味

(2011/11/25)
毎日小学生新聞/編+森達也

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2011年3月11日に起きた震災から3週間が過ぎようとしていた頃、「突然ですが、僕のお父さんは東電の社員です。」に始まる手紙が、毎日小学生新聞の編集部に届いた。毎小が2011年の3月27日に掲載した北村龍行さんの「NEWSの窓」に対する反論である。《ゆうだい君の手紙》として、私もいつ頃だったか、その断片を読んだおぼえがある(ゆうだい君というのは仮名)。

この本は、その《ゆうだい君の手紙》、北村龍行さんの「NEWSの窓」のテキスト全文とともに、ゆうだい君の手紙をうけて、多くの読者が寄せた投稿(小学生のみならず、中高生や大学生、大人からの手紙もある)を編み、巻末に森達也による「僕たちのあやまちを知ったあなたたちへのお願い」という文章を収めて、本にしたものである。

この本を読んでみようかなと思ったのは、『We』180号で分科会報告を掲載した坂内智之さん(郡山市の小学校の先生で、『放射線になんか、まけないぞ!』の著者)が、担任の小4クラスで、この《ゆうだい君の手紙》に対する意見文を書き、毎小に投稿、全員の作文がこの本に載っているとおっしゃっていたからだ。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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