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谷川俊太郎詩選集 3

谷川俊太郎詩選集 3谷川俊太郎詩選集 3
(2005/08/19)
谷川 俊太郎

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向井承子さんからいただいた、『脳死・臓器移植 私たちのメッセージ』(「臓器移植」の性急な立法化に反対する連絡会編)の冒頭に、谷川俊太郎の「誰にもせかされずに」があった。連絡会主催の、「脳死・臓器移植」を考えるシンポジウム(1994年10月8日)で朗読されたものだという。

どれかの詩集に入ってないかと探したら、この詩選集に、単行本未収録詩篇として収められていた。

誰にもせかされずに私は死にたい」から始まる詩の、最後の2連はこんなだ。


誰にもせかされずに死にたいから
誰もせかさずに私は死にたい
丸ごとのただひとつのいのちのままで私は死にたい
限りあるいのちを信じるから 限りあるいのちを慈しむから
今も そして死のときも

誰にもせかされずに私は死にたい
扉の外で待つ者が私をどこへ連れ去るとしても
それはもうこの地上ではないだろう
生きている人々のうちにひそやかに私は残りたい
目に見えぬものとして 手で触れることの出来ぬものとして
(pp.235-236)

西原理恵子×月乃光司のおサケについてのまじめな話 アルコール依存症という病気(西原理恵子、月乃光司)

西原理恵子×月乃光司のおサケについてのまじめな話 アルコール依存症という病気西原理恵子×月乃光司の
おサケについてのまじめな話
アルコール依存症という病気

(2010/07/01)
西原理恵子、月乃光司

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アルコール依存症の人の、家族が読むのになにかいい本ありませんかとお尋ねをうけて、私で思いつく本をあげてみたほかに、元同僚さんに聞いてみたら、このサイバラ本をおしえてもらった。読んだことがなかったので、図書館で借りてくる。

サイバラの元夫のカモちゃんが、アルコール依存症を患っていたことは、うっすら知っていた(映画「毎日かあさん」でも、カモちゃん役の永瀬がずいぶん暴れていた)。サイバラの他の本にも、そんなカモちゃんのことが、時々出てきていた。

カモちゃんは、アルコール依存症という病気から生還したのだが、もう一つの病気・ガンもあって、半年の陽だまりのような思い出をのこして、亡くなった。42歳で。いま自分がもう42を過ぎたこともあって、若い、若すぎると思う。

幸か不幸か、サイバラ自身が稼いで生活できていたので、カモちゃん放り出すまで、6年間もガマンしてしまった、そのことを一番後悔しているとサイバラは書く。皮肉なことに、ガマンしてガマンし続けたサイバラが離婚を決意したことで、カモちゃんは心底から「お酒をやめる」と言い出した。

▼専門用語では、「底つき」と「気づき」というのですが、これ以上最低最悪の自分はない、というふうに底をつき、「お酒はやめなきゃ」と本人に気づかせることが、アルコール依存症の治療の第一歩だそうです。…自分で決めて、自分の後始末は自分でするしかないということに本人が気づくまで、周囲は放っておいてやらないといけないんです。(p.22)
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第69回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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