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読んだり、書いたり、編んだり 

娘と話す 数学ってなに?(ドゥニ ゲジ)

娘と話す 数学ってなに?娘と話す 数学ってなに?
(2011/05/13)
ドゥニ ゲジ

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『娘と話す 原発ってなに?』を借りたときに、ちょうど「数学の本でおすすめがあれば」と聞かれていて、ふと巻末をみると、このシリーズに『娘と話す 数学ってなに?』があるのを見つけて、どんなんやろと借りてみる。

フランス語からの訳で、ビミョ~にわかりにくいところもあったものの、ああそう言われれば納得と思えるところがいっぱいあって、すごくおもしろかった。最初に「何の話をしているのか」から始まって、「数」「幾何」「代数」「点と線」「問題」「論証」と続く。

「なんでこんな操作を数学ではするのか?」とか「数学が何の役に立つのかわからない!」とかいう娘の問いに対する答えかたが、うまいな~と思った。

三角形の各辺の垂直二等分線が交わる点は、その三角形の外接円の中心になるという説明のところや、代数と幾何の関係について話してるところもいかしていた。なるほど~~と思い、手許でちょっと図を書いてみたりしながら読んだ。
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娘と話す 原発ってなに?(池内了)

娘と話す 原発ってなに?娘と話す 原発ってなに?
(2011/10/07)
池内 了

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現代企画室の「子どもと話す」シリーズを見かけたので借りてくる。このシリーズには「子ども(たち)と話す ○○○○」というのと、「娘と話す ○○○○」というのがあるが、たまたま執筆者が話した相手が「娘」が多かったのか何だか、なんで「息子と話す ○○○○」はないんやろ?と、いまさら疑問。(なんとなく、わかっていないオンナコドモにかんでふくめるように話して聞かせる、という感じがしてしまう。)

池内了は、あとがきで「対話相手に若者を想定した「娘と話す」シリーズに執筆できたことを喜んでいる」とか書いてるので、そこのところは、ちょっと引っかかりつつ、このシリーズは、「わかるように話そう」という努力もあって、小難しいことを言って煙に巻こうとはしてないところは佳作といえる。

この『原発ってなに?』は、昨年3月の震災と原発事故後に書かれた。

ろうあのよっちゃん苦闘物語 口話と手真似の狭間で(鈴木義夫)

ろうあのよっちゃん苦闘物語 口話と手真似の狭間でろうあのよっちゃん苦闘物語
口話と手真似の狭間で

(2012/05/01)
鈴木義夫

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出たころに、すぐ図書館へリクエストしていたのが入る。タイトルからは、なんとなく『わが指のオーケストラ』時代の話かなと思っていた。あのマンガは、口話法全盛の時代に、「大阪城はまだ落ちぬか」と言われながらも、ろうの子どもらのために手話による教育をまもりつづけた大阪市立聾学校の高橋潔を描いたものだったが、このよっちゃんの本は、そんな時代に、ろう学校で"手真似"を厳しく否定されながら育ったろう者自身が書いたもの。

鳩山一郎が口話法推進の訓辞をたれたのは、昭和一桁のころ。それまで手話(当時は手真似といわれた)を使って教育がおこなわれていた各地のろう学校も、なだれをうつように口話主義に変わっていき、ろうの教師が止めさせられたという。

いのちといのちの間で 私たちにとっての脳死・臓器移植問題(「臓器移植」の性急な立法化に反対する連絡会・編)

「臓器移植」の性急な立法化に反対する連絡会・編
『いのちといのちの間で―私たちにとっての脳死・臓器移植問題』 バオバブ社、1994年

3年前、臓器移植法が改正されたときにも読んだ本を、また読んでみる。

巻末の「用語解説・年表」を読んでいて、QOL、Quality of Lifeって、こういう使い方もするのかと思う(前に読んだときにはまったく頭に入っていなかった)。私がこれまで読んだり見たり聞いたりしてきた経験では、このことばは「生活の質」と訳されて、ある治療を受けるか受けないかと、それによる暮らしの質とを比べるような話のなかで出てきたと思う。

例えば手術で、がーっとガンを切り取る。抗がん剤や放射線で、ガンをたたく。そういう治療で、ガンはやっつけられるかもしれないが、ガンもろとも身体もこてんぱんにやられて、下手をするとその治療のせいでヨレヨレのへろへろになって、楽しい時間もなにも失ってしまう、それでいいのか、というような話のなかで、QOLということと治療の成果というものを比べる、というのが私のいままでの「QOL」の使い方だった。

この用語解説では、こんな風に説明されている。

内田魯庵全集 8 随筆・評論 IV

『内田魯庵全集 8 随筆・評論 IV』 ゆまに書房、1987年

「焚書」が気になって図書館で蔵書検索をしていたときに、魯庵の「焚書是非」や「典籍の廃墟」「図書館の復興と文献の保存」「書籍の破壊」などがこの本に入っているのをみつけて、借りてきて読んでみる。

魯庵が書いているのは、征服者などが書籍に対してはたらいた狼藉のこと、宗教者が異端の信仰を滅ぼそうとしたこと、そして地震(関東大震災)によって破壊された本のことである。

征服者によって、文化が破壊され、書籍が焼かれるということは、歴史をみるかぎり、くりかえし、くりかえしおこっている。災害による亡失もまた、同じである。

「池水火風に亡び易い書籍が燼滅し亡佚するは當然の運命で、藝術は永しへであつても之を盛るの書籍は決して不朽不壊では無い。古今各國書籍の散亡が屡々繰返されるは書籍を構成する材料が耐久的で無いからで、永しへの生命あるべき藝術や思想が不慮の災禍の爲めに灰となり土となつて、空無に消えて了つたのも亦必ず少なくないだらう。」(p.280)と魯庵は書いている。 *燼は、[火偏に盡]、佚は[人偏に失]

焚書というと、そりゃイカンという考えがすぐさま浮かんでしまうが、魯庵が書いているのを読むと、震災で本が焼けて残念なのかよかったのか、どっちなのかという感じである。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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