読んだり、書いたり、編んだり 

シリーズ復刊!=こどものりょうりえほん

「こどものりょうりえほん」シリーズ復刊ドットコムで「こどものりょうりえほん」シリーズの復刊決定!!!

長いこと復刊されないかと待っていたシリーズ。私の「りょうり」の原点かも。私は、りょうりも、あみものも、本でかなり学習した。

子どもの頃、この本でいろいろつくった。親が買ったのが「3冊」だったので、私のなかではこのシリーズは「3冊」なのだが、実はあと2冊あって5冊シリーズであることを数年前に知る。
Genre : 日記 日記

ぼくたちは生きているのだ(小林茂)

ぼくたちは生きているのだぼくたちは生きているのだ
(2006/07/20)
小林茂

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『チョコラ!』の本とあわせ、上映会の日に買った本。帰ってからすぐ読んでしまう。小林さんの、"チョコラ!以前"の半生記。

小林さんの両親は、1940年に結婚して中国へ渡っている。旧満州地方を転々とした後、敗戦を迎え、1946年に大連から舞鶴へ引き揚げた、という。2歳の子と乳飲み子を抱えて帰還船に乗り、日本に戻ってからその2人の子を相次いで亡くしている。戦後にうまれた2人の子も幼くして亡くし、全部で7人の子どもをもうけた両親に残ったのは、3人の男の子。その1人が小林さんで、1954年、新潟うまれ。

小林さんが会ったことのない亡き姉兄は、私の叔父や叔母と同じくらいの歳で、「中国残留孤児の話は他人事ではない」と書く小林さんの言葉に、残留孤児の肉親捜しのニュースを見て涙を流していた母をちょっと思いだす。小学生だった私は、ニュースを見て母がなぜ泣くのか分からずにいたが、同世代の母にとっても、他人事とは思えなかったのだろうかと今は思う。

チョコラ!―アフリカの路上に生きる子どもたち(小林茂)

チョコラ!―アフリカの路上に生きる子どもたちチョコラ!
アフリカの路上に生きる子どもたち

(2009/05/08)
小林茂

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「チョコラ!」の上映会とトークのあと、「アフリカの遠く青い空!」と小林さんにサインしてもらった。映画の"裏話"がこの本に書いてありますと言うてはったとおり、帰りの電車でこの本をめくりながら、みたばかりの映画を反芻した。

ケニアのティカの町。停車場で「Buy me a chai」と声をかけ続ける少年チョンバは、大人から「チョコラ、あっちへ行け」と言われるかそうでなければ無視される。それでもめげずに声をかけ続けるチョンバ。「チョコラ」とは、スワヒリ語で「拾う」の意、生活のためにストリートでゴミ拾いをする子どもらを指し、侮蔑的な意味合いを含むという。

そのチョンバの姿に、小林さんは若き日の自分を重ねる。写真や映画を始めた頃、時間の融通がきくアルバイトをいくつもやった。その仕事のひとつに漬物訪問販売があった。「漬物はいかがですか」と一軒ずつ声をかける。「静かにしてよ」「いらないわよ」と投げつけられ続けると、滅入ってくる。上司からは、いちいち気にしてたらもたないよ、左から右へ流すんだ、数をこなしていかなきゃとアドバイスを受ける。

『We』いかがですか」と、あちこちへ声をかける私も、ちょっと自分を重ねたりする。めげずに…と思うけれど、ときどき滅入ってくる。

きのう何食べた?(6)(よしながふみ)

きのう何食べた?(6)きのう何食べた?(6)
(2012/05/23)
よしながふみ

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このマンガの5巻までは私が買ったのだが、6巻が「出てる!」と見つけた同居人が、ぽち、ぽち、ぽちとすぐさまネット注文し、翌日届いた。いろいろとアレンジを加えつつ、このマンガに出てきた料理はかなりうちの食卓にのぼっている。

#46で、筧が「何かもういいかなーと思って」というところに、筧がケンジといっしょに暮らしてきた時間と、筧自身の変化を感じた。

筧もケンジもお盆で夏休みのある日、「ケンジー 俺 商店街に買い物に行くけど一緒に行くか?」と筧が声をかける。暑い夏の日、お盆で人の少ない商店街で買い物したあと、涼しい喫茶店に寄って冷たいものを飲む2人。

その日の晩ごはんのとき、「うれしかったけど 今日どうして買い物誘ってくれたの?」と尋ねるケンジ。「だってその後 お茶までしたでしょ? 近所でそういう事するの ずっとシロさん嫌がってたじゃん」。

それに対する筧のこたえが「ああ… うん 何となく いい加減 何かもういいかなーと思って」。

『We』178号(特集:「当たり前」を問い直す)ができました

『くらしと教育をつなぐWe』178号ができました。
定期購読のみなさん宛には本日、横浜発です。

北海道で育休中・石川晋さんの新連載がスタートします。石川さんの新著『「対話」がクラスにあふれる!』は間もなく発売だそうです。ブログ「すぽんじのこころ」は毎日更新。

特集:「当たり前」を問い直す
1冊800円+送料80円 ↓ご注文はこちら
http://femixwe.cart.fc2.com/ca19/76/p-r19-s/
※送料80円で、『We』を4冊までお送りできます。あわせて他の号もどうぞ!
バックナンバーは、こちらから

We178号:「当たり前」を問い直す【インタビュー】刀川和也さん(映画監督
人との関係の中で、人は生きていける
─ドキュメンタリー映画「隣る人」

【お話】吉成邦市さん(天栄米研究会
米の放射能汚染ゼロへの挑戦
─安全でおいしい米づくり

【インタビュー】竹信三恵子さん
賃金差別─「当たり前」がつくる錯覚

【新連載】
「公立中学校」でしなやかに生きること(石川晋
第1回 学校にあふれる「善意」のことなど
Genre : 日記 日記

珈琲とエンピツ/Coming Out Story/チョコラ!(映画)

この1週間は、次号We(http://femixwe.cart.fc2.com/ca19/76/p-r19-s/)の入稿と、そのあとの発送準備やweb周りの更新準備、さらにテープ起こしやら何やらで、先週に続きものすごく忙しくて疲れた。

が、その合間を縫って、映画を3本みた。

「珈琲とエンピツ」(今村彩子監督)と、「Coming Out Story」(梅沢圭監督)と、「チョコラ!」(小林茂監督)。
Genre : 日記 日記

手をつなぐ子ら(田村一二)

手をつなぐ子ら(田村一二)手をつなぐ子ら
(1966/09)
田村一二

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こないだ読んだ『賢者モ来タリテ遊ブベシ』がおもしろかったので、田村さんの別の本を借りてみた。あとがきによると、この『手をつなぐ子ら』は、昭和18(1943)年に書いたもので、昭和24(1949)年に稲垣浩さんの手で映画化され、昭和39(1964)年に羽仁進さんによって再び映画化されたのだという。再出版の自序によれば、「若い時に、自分の目、自分の体で精薄[精神薄弱児]をつかむのだと気負い立っていた頃に書いた」もの。

「ごく小さい時病気をして、そのために頭が悪くなった」中山寛太は、いくつかの学校をかわったが、友だちからいじめられるだけでなく、先生から持てあまされ、もう手に負えないと放り出されていた。

寛太の父は召集令状がきて出征したが、戦地からの便りは寛太を案ずるばかりで、寛太の母は、もうここ以外に変わる学校はないと思って校長に頼みにきたのだった。

母と校長から話を聞いて、「中山寛太君、引き受けます…そのような特殊な子供を教えた経験はありませんが、及ばずながら頑張ってみます」と松村先生は引き受けた。この本は、寛太が小学5年の途中から入り、6年で卒業するまでの1年あまりのあいだに、子供らがどんなふうに寛太と関わり、松村先生がどう寛太を指導し、寛太はどう育っていったかを描く。

地域切り捨て―生きていけない現実(金子勝、高端正幸 編著)

地域切り捨て―生きていけない現実地域切り捨て
―生きていけない現実

(2008/04/18)
金子勝、高端正幸 編著

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あとがきより
▼こういう仕事をしてみてわかることは、どんな地域にも、地域の将来を憂い、何とか状況を打開しようと地道に努力している人たちがいるという事実である。それは、何ものにも代え難くわれわれを励ましてくれる。(p.202)

図書館に本を返したあとに、いつもなら交換になる予約本がめずらしく何もなく、ふと検索端末で「原発」と入れて、「この図書館だけ」にチェックを入れてみた。この1年で原発がなんとかいう本が山のように出てるということもあって、新しい本も多かったが、タイトルに原発と入ってない本で、著者に金子勝が入っているのが目をひいて、この『地域切り捨て』を借りてみた。

この本の5章が「原発のつぎは原発」。新潟県中越沖地震の際に、原発から煙が立ち上った様子から書き起こされるこの章は、「報道された原発の安全対策はあまりに脆く、多くの人々に衝撃を与えた」(p.96)と続く。この1年の間にもあったように、「いくつかの新聞で、原発依存の地域振興について特集が組まれた」が、多くの特集が、「原発関連以外の産業が成り立たなくなる」ことと、「立地自治体の財政も原発関連からの収入に依存するようになっていく」ところで話を止めてしまう。

オンナの病気をお話ししましょ。(井上きみどり)

オンナの病気をお話ししましょ。オンナの病気をお話ししましょ。
(2010/10/20)
井上きみどり

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井上きみどりの『わたしたちの震災物語』と一緒に、こんなマンガもあるでと教えてもらって、あわせて借りてきた。この人には『子どもなんて大キライ!』以外にも、いろいろあるのだった。

このマンガは「女性がかかりやすい病気を体験した人のお話を漫画に」したもの。巻頭の井上自身の体験談が「子宮筋腫」。私も筋腫もち(経過観察中)なのと、子宮頸部ポリープ切除の経験もあるので子宮がん検診はだいたい毎年、乳がん検診も何年かに一度はうけてるし(親戚には乳がんや子宮がんの経験者もいるし)、これからは更年期というのもやってくるのだろうし、全体に、ふううううんと思いつつ読む。

賢者モ来タリテ遊ブベシ―福祉の里 茗荷村への道(田村一二)

賢者モ来タリテ遊ブベシ―福祉の里 茗荷村への道(田村一二)賢者モ来タリテ遊ブベシ
―福祉の里 茗荷村への道

(1984/01)
田村一二

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糸賀一雄さんの評伝『異質の光』の巻末の参考文献のところに、一緒に近江学園をはじめたおひとり・田村一二さんの本がいろいろと載っていて、その一冊を借りてきて読んでみたら、糸賀さんとは全く文体が違って、飄々とした文章はすごくおもしろかった。合間には、田村さん自身の絵が入っていて、それもよかった。

近江学園のあと、「茗荷村」をつくった田村さん。その村是は、「賢愚和楽」「自然随順」「物心自立」「後継養成」の4つ。明治うまれという世代と時代のためか、わずかながら「?」と思うところはあるのだが、おおかたはうんうんとうなづける話だった。

「流汗同労」のはなし、「混在共存」のはなし、「福祉とはつながりの水平化」のはなし……今の時代には、どれも"労働"という仕切りをすると難しい話になるのかもしれないけれど、「原点」があるなあと思った。一緒に暮らすという"仕事"のことでは、We173号で話を聞いた李国本修慈さんの「24時間の生活支援を〈仕事〉にする」という話につながるものを感じた。

映画「チョコラ!」上映&ケニア現地レポート(5/26、大阪・玉造)

We177号『We』読者でもある久保敬さん、足立須香さんより、上映&トーク企画のご案内をいただきました。
人々に「チョコラ(スワヒリ語で「拾う」の意)」と呼ばれ差別される青空ぐらしの子どもたちの儚くも力強く生きる姿を描いたドキュメンタリー映画「チョコラ!」の上映と、ケニアより一時帰国する松下照美さん、映画監督・小林茂さんのトークです。私も行く予定です。
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映画「チョコラ!」上映&ケニア現地レポート

映画「チョコラ!」上映&ケニア現地レポート(5/26、大阪・玉造)アフリカ・ケニアのストリートで生きる子どもたちの日常と心情を描いたドキュメンタリー映画「チョコラ!」の小林茂監督と、一時帰国される松下照美さん(映画に登場するモヨ・チルドレン・センター主宰)をお迎えし、映像とともにケニアのストリートチルドレンのお話を伺います。
日時:2012年526日(土)
13:00~16:30(受付 12:30~)
 
13:15~14:50
映画「チョコラ!」上映 
15:10~15:45
ケニアより一時帰国 松下照美さんのお話
15:45~16:20
「チョコラ!」監督 小林茂さんのお話 

会場:サンクスホール 東成区中道3-14-17(TEL 06-6972-3942)
(JR「玉造」駅より徒歩3分)地図
参加費:1000円
Genre : 日記 日記

さようなら、もんじゅ君─高速増殖炉がかたる原発のホントのおはなし(もんじゅ君)

さようなら、もんじゅ君─高速増殖炉がかたる原発のホントのおはなしさようなら、もんじゅ君
─高速増殖炉がかたる
原発のホントのおはなし

(2012/03/06)
もんじゅ君

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ツイッターで「もんじゅ君」がツイートしてることは知っていたが、いつのまにか本まで出ていたのだった。この本と別に『おしえて!もんじゅ君』という本もあるそうなのだが、そっちは図書館になく、『さようなら、もんじゅ君』だけがあった(その選書の区別はどこに…)。

こっちの本は「ボクもんじゅの書き下ろし自叙伝!」ということで、もんじゅ君の履歴書から始まって、ナトリウム漏れ事故のこと、ふつうの原発(軽水炉)とどう違うのか、"夢の高速増殖炉"はどこが危ないか、どうしてもんじゅ開発をあきらめないのか…などが、もんじゅ君の「~ですだよ」口調で書かれ、終章は「2050年もんじゅの夢 もしも廃炉になれてたら」となっている。

▼…放射能や原発のはなしになると、原発に賛成のひとも反対のひとも、どっちもみんなケンカみたいになってしまってたことも、すごく悲しかったよ。
「原発っていったいなんなんだろう?」
「いま、なにがおこっているの?」
「ほんとうにだいじょうぶなの?」
 べつに賛成でも反対でもなくって、ただわかんないな、こわいなって思っているだけのひとでも、そういう話題についておしゃべりすることじたい、学校や会社でなんだか遠慮しないといけないような雰囲気もあるみたい。そういう、自由じゃない、不安でいっぱいの空気が、とても悲しいなって思ったの。(pp.8-9)
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第37回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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