読んだり、書いたり、編んだり 

わっはっはと初笑い! 紙芝居ライブ 2012 in 天満(1/9、大阪・天満)

『We』171号『We』171号でお話を聞いた古橋理絵さん(街頭紙芝居師)や、『We』166号でご縁のできた「紙芝居劇むすび」のおっちゃんたちが共演する、初笑いライブ! 理絵さん、むすび、本町靫さん、それぞれの紙芝居と、ひきたまさんの音楽のコラボを音太小屋でぜひ。
会場で、出演者の皆さんのグッズと共に、『We』も販売します!
-----
三者三様の紙芝居とミュージック
わっはっはと初笑い! 紙芝居ライブ 2012
紙芝居ライブ

日時2012年1月9日(月・祝)14時開演(13時半 開場)
会場:音太小屋(ねたごや) 
  (JR「天満」または地下鉄「天神橋筋六丁目」)
 大阪市北区菅栄町3-15 TEL06-6353-6985 ※地図
料金:1500円(1ドリンク付) 当日受付、予約不要
 ※中学生以下の方、障害者と介助者の方は1000円

出演者 
Genre : 日記 日記

コーヒーもう一杯(平 安寿子)

コーヒーもう一杯コーヒーもう一杯
(2011/10)
平 安寿子

商品詳細を見る

あったら借りてきて読んでしまう平安寿子。しばらく予約待ちかな…と思ってた本を書架にみつけてほいほい借りてくる。たしか、カフェをつくるという話。

32歳、山守未紀は、3年つきあってた琢次に終わりにしたいと告げられる。20歳で入った店舗内装デザイン会社で12年、琢次との「結婚」も少しは考えていたところが、つきあいが消滅し、情けないことに世界の終わりみたいに無力感にとらわれてしまった。

それでも社会人、やらねばならぬ仕事がある。健気に努力する未紀の前に、大嫌いなクライアント・梶原茉莉がカフェの内装変更をしたいとあらわれた。気がついたら未紀は、あなたの店がうまくいくとは思えないとぶちまけていた。

「へえ、だったら、どうやったら成功するかもわかってるわけね」
「少なくとも、あなたよりはね」
「だったら、やってみなさいよ。成功する店がどんなものか、見せてもらいたいもんだわ」

と、お互い売り言葉に買い言葉。さすがに店を持つなど考えたこともなかった未紀は口ごもり、ほら口だけと茉莉に罵られる。琢次と結婚してマイホームを買うつもりで貯めた金が300万円、あれを資金にして「やってみようか」と未紀の心に浮かんだ。そして、流れは「カフェをひらく」方向へ。

月曜日の朝へ(朝比奈あすか)

月曜日の朝へ月曜日の朝へ
(2010/10/27)
朝比奈あすか

商品詳細を見る

『憂鬱なハスビーン』を読んで、それから『光さす故郷へ』を読んで、図書館で空いていた新しめの小説を借りてきてみた。「クロスロード」と、表題作の2つの中篇が収められた本。

時間にタラレバはないけれど、もしあのとき違う道を選んでいたら…と思うような気持ちを書いた話だった。暴力について書いてるなとも思った。津村記久子の小説にもどこか通じるものを感じた。

『憂鬱なハスビーン』みたいに、わかるようなわからないようなわかるような…気持ちになった。

会社で請求データの打ち込みを3年続ける実里と、大学を出て勤めに出ることなく子どもを産んだ専業主婦の木綿子と、かつての同級生の交わりそうもない時間が、クロスする。中1のときに「水泳でオリンピックにでる!」と書いた実里と、「優しいお母さんになる」と書いた木綿子。

活字と自活(荻原魚雷)

活字と自活活字と自活
(2010/07/13)
荻原魚雷

商品詳細を見る

『本と怠け者』と前後して届いたこっちの本も、たらたらと読んでいた。『古本暮らし』という本を出したあと、二冊目の単行本をつくろうとしていたのが、いろいろあって白紙になり、それが本の雑誌社から「うちで出しませんか」と打診され、しかも立ち消えになった本の担当だった人が本の雑誌社にはいって、この本の編集担当になった、という本(読んだことがあるような…と探したら、出た頃に『古本暮らし』を読んでいた)。

1 高円寺暮らし
2 わたしの本棚
3 夜型生活入門

という3つのパートに、なにやら時代をさかのぼったような写真があちこちに入って(これは荻原さんの本棚なんかなアと思われる写真もちらほらとある)、デザイナーさんが「雑誌みたいな本にしたい」と言ったとおり、ちょっと厚い、字の多い雑誌みたいにも見える本になっている。

高円寺で暮らしつづけていることや、勤め人にならなかった暮らしのことのほか、いろんな人の本(古本が多い)を読んだ話があれこれと書いてあって、荻原さんが読んでどう思ったかというのもたらたらと書いてある。出てくる本がややシブいこともあって、読んでいて、坪内祐三の『ストリートワイズ』とか『三茶日記』を思い出すところがあった。

アイ・コンタクト―もう一つのなでしこジャパン(中村和彦)

アイ・コンタクト―もう一つのなでしこジャパンアイ・コンタクト
―もう一つのなでしこジャパン

(2011/10/26)
中村和彦

商品詳細を見る

映画「アイ・コンタクト」の監督・中村和彦さんのインタビューは、『We』167号で昨年掲載した。その後、私も映画を見にいった(中村さんのブログによると、今も各地で上映会がちらほらあるらしい)。

このたび本が出たというので図書館にリクエストしていた。届いた本を読んでみる。この人は、サッカーが好きやねんなーと思う。そして、読んでいると、また映画を見たいな~と思った。

2009年の夏、暑い暑い台北で開かれたデフリンピックに初出場を果たした"ろう者サッカー女子日本代表"。寄せ集めと言ってもいい状態でつくられたチームは、サッカーの経験や知識、技能の点でも個人差が大きく、「ろう」という面でもバラエティに富んだメンバー。

デフファミリーに育ち、手話を母語としてコミュニケーションする選手もいれば、聴者のなかで育ち、口話主義の聾学校や普通校で、口話を使ってきた選手もいる。高校生や大学生から、20代、30代、既婚の選手もいる。そこに、今どきの"若いろう者"の姿があるのだろうと思う。

初戦のイギリス戦で完敗し、続くロシア戦でも大量失点で敗れた選手たち。泣きじゃくる選手、茫然自失とする選手も多いなかで、井部選手は多くの刺激を受けていた。「同じろう者で、あんなに凄いプレーヤーがいるなんて」。

いのちの授業―がんと闘った大瀬校長の六年間(神奈川新聞報道部)

いのちの授業―がんと闘った大瀬校長の六年間いのちの授業
―がんと闘った大瀬校長の六年間

(2007/08)
神奈川新聞報道部

商品詳細を見る

「いのちの授業」の大瀬さんのことは、たしか雑誌の記事で読んだおぼえがある。いのち、死、生きるということ―病む自分のからだを見せ、絵本などを読みながらの授業だった。

その大瀬さんが茅ヶ崎に新たにできた浜之郷小学校での実践を書いた『学校を創る』を読んでみたいと思ったら近所の図書館になくて、大瀬さんの名の入ったこの本をみつけたので借りてきて読んでみた。

茅ヶ崎で久しぶりにできた新しい浜之郷小学校。「学びの共同体」をつくろうと、授業研究と学習参加を柱に据えた学校。

開校当初、大瀬さんは松本教頭にいつも言っていたという。
▼「初めに素晴らしい学校づくりをやっても、教職員は異動していく。そうすると最初のころのものが消えてなくなって、元の木阿弥になってしまう。人が代わっても続けることができるかが大切だ」(p.54)

本と怠け者(荻原魚雷)

本と怠け者本と怠け者
(2011/09/07)
荻原魚雷

商品詳細を見る

図書館で予約待ちしていたこの文庫と、前後して『活字と自活』の本がまわってきた。こっちの文庫は、うしろに予約待ちの人がいて、先に読む。

なぜか私のアタマの中では、この本の荻原魚雷さんと岡崎武志さんがごっちゃになっているのだった(古本方面のことを書いてる人、という括りになっている)。いまさら気づいたが、荻原さんは同い年の人だった(岡崎さんは、ちょうどひとまわり上)。学生の頃からフリーライターとして仕事を始め、以来20年あまりという魚雷さん。文庫カバーの袖には「なかなか生計が立てられず、アルバイトで食いつなぎ、現在に至る」とある。

この本で紹介されるのは、魚雷さんの好きな作家たち、古本のなかに脈々と生息する「怠け者」。そのエッセイを、私もたらりたらりと読みながら、魚雷さんが○歳の頃にこんなことを考えていたとか○歳の頃にどうだったとかいうのを読んでは(その頃の自分は、どこで何をしてたっけな)と思い出したりしていた。

▼希望をいえば、好きなだけ本を読んで、好きなだけ寝ていたい。
 欲をいえば、酒も飲みたい。
 もっと欲をいえば、なるべくやりたくないことをやらず、ぐずぐず、だらだらしていたい。(p.9)

食っていくためには、あまりやりたくないこともサクサクとこなさなければならなかったりする。私は、たぶん人に比べれば好きなだけ本を読んでいるほうだとは思うが、『We』を出して、自分も食っていくためには、わりこむ仕事の時間もそれなりにある。2ヶ月にいちどくらい「カスミを食って生きられるなら『We』は続けられるのかも…」と、せんないことを思う。

震災などで困っている女性、シングルマザーのための安心年越しホットライン(12/17、18:フリーダイヤル)

この土日、全国の固定電話・携帯電話から無料でつながる「安心年越しホットライン」が開設されます↓↓↓

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
震災などで困っている女性、シングルマザーのための
安心年越しホットライン

日時:2011年12月17日(土)、18日(日) 10:00~16:00
フリーダイヤル : 0120-143-183
全国の固定電話・携帯電話から無料(どの時間帯も弁護士に相談ができます)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

民間支援団体で相談を受けている女性相談員、弁護士、精神保健福祉士、社会保険労務士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、ファイナンシャルプランナーなどが協力して相談を受けます

   大震災で困っていること
   暮らしのこと 
   仕事のこと
   家族のこと
   離婚や非婚の母、シングルマザーに関する相談
   DV・ハラスメントの相談
   労働に関する相談
   年金や雇用保険、手当などの相談・・・

ご相談いただいた内容は匿名で統計的に処理をして公表するほか、助成事業者への報告書に掲載することがあります

   (秘密は厳守します)
Genre : 日記 日記

「松崎ヤエ 70歳からの色えんぴつ画」展(~12/19、横浜・あざみ野)

やや疲労していますが、横浜からぶじ戻りました。ケータイ持たずのうえに、家を出て気づいたら「電池切れで時計が止まっている!」 途中で電池交換をできないまま、またまた明治の人のように、携帯電話も時計もナシで金曜から火曜まで、待ち合わせにもなんとか遅れず、横浜や東京をうろうろとしてきました。

昨日(12/14)から、フェミックス事務所のあるスペースナナ内のギャラリーにて、松崎ヤエさんの色えんぴつ画展を開催中。私は、展示のすんだところを火曜にみせてもらうことができました。こんどの土曜、12/17には、松崎運之助さんのトーク「母を語る、長崎を語る」があります。運之助さんは、長く夜間中学の教員をつとめた、映画「学校」の原作者でもあります。
-----
「松崎ヤエ 70歳からの色えんぴつ画」展
松崎-海_c

70歳を過ぎてようやく自分の時間をもつことができた松崎ヤエさん。公民館の講座で色えんぴつ画を習い、子どもたちを育てた長崎の街を描いた絵は、お人柄そのままにやさしく温かく、みる人を魅了します。

ヤエさんが77歳で亡くなったあと、息子の運之助さんが押入れからたくさんの色えんぴつ画を見つけました。今回ギャラリーナナではヤエさんの作品を展示するとともに、17日(土)には絵を見ながら運之助さんにお母さんのこと育った長崎のことを話していただきます。

日時:開催中~12月19日(月) 11:00~18:00 12/19(月)は臨時営業
会場:ギャラリーナナ(スペースナナ内) アクセス地図

ギャラリートーク
 「松崎運之助 母を語る、長崎を語る」 ↓

12/9~13:横浜東京方面

仕事の打ち合わせその他で(今晩のバスで発ち)12/9~13のあいだ、横浜東京方面へ。そのかん大阪不在です。メールは1日1度くらいはチェックできると思いますが、全く見ない日もあるかもしれません。

12/9、12/10の午後、12/12の午後、12/13は、おおむねフェミックス事務所(tel 045-482-6711 fax 045-482-6712:スペースナナ内)にいる予定です(12/12の午前中は都内で打ち合わせ)。

41ctb1kM2fL__SL160_.jpg
12/11は、早稲田のカフェで始まった「ベン・シャーンのちいさな作品展 Holiday Wishes: Ben Shahn’s Greeting Cards」へ行く予定です(トークイベントにも申込み)。

raipi1214os.jpg
12/13の晩のバスで、14の朝に帰阪。12/14の晩は、らいとぴあ21のセミナー「こどもの貧困にどうかかわる?」の会場へ『We』販売に行きます。
Genre : 日記 日記

困ってるひと(大野更紗)

困ってるひと困ってるひと
(2011/06/16)
大野更紗

商品詳細を見る

買おっかな~と思いつつ、いろいろ本が立て込んでいたので、図書館にリクエストしたまま待っていたのが、こないだまわってきて読んだ。webでの連載もぱらぱらっと読んでいたが、加筆もされてまとまった本を読んで、十二単のように布団をかぶっている表紙のこの絵が能町みね子さんのものだと、初めて気づく。『オカマだけどOLやってます』の能町さん。

そして、大野さんは「田舎の優等生」やったのかぁと思いながら読む。
▼幼稚園から中学校まで、わたしは、学校の成績はいつもいちばんで、生徒会長で、町では優秀で通っていた。典型的な、田舎の優等生である。
 子どもの頃のわたしには、ほんとうの友達は、いなかったのかもしれない。田舎の「土着」のコミュニティのなかで、それに守られ育ちながら、窮屈さ、圧迫感がたまらなかった。息苦しかった。
 「田舎で生活するってのはな、都会人が夢見るような、生易しいもんじゃねえんだ」
 パパは、最近よくそうこぼす。地域の付き合い、親戚付き合い、冠婚葬祭、地域の人足。さまざまな、つながり、しがらみ。噂、周囲の目。
 「土着」コミュニティはいつしか、少女時代のわたしにとって、自己実現の術のない、どうにかして抜け出したい、遠くへ追いやりたい、そういう鬱々とした場所になっていった。(p.38)

そんな福島の片田舎の"ムーミン谷"から、東京は四谷のソフィア、おフランス語学科へ。そこでまた"転向"し、マドモアゼルはビルマ女子となる。大野さんは、ビルマを知りたいと思い、活動につっこんでいき、激務に身を投じた。そして、眠る時間もないような支援の日々が続き、院生一年めの秋に、身体じゅうがおかしくなって、痛くなって、自力歩行もできないような状態になる。

それからの「困った」日々、「普通」がとんでもなく大変になった一年あまりのこと(のごく一部)が、この本には書かれている。

バナナこどもえん ざりがにつり(柴田愛子・文、かつらこ・絵)

バナナこどもえん ざりがにつり (絵本・こどものひろば)

「りんごの木」の柴田さんには絵本や他の本もあることを知り、とりあえず近所の図書館にあったのを借りてきた。

「バナナこどもえん」は、「バナナのすきな えんちょうせんせいの ななこさん」と、「バナナのすきな こどもたち」があそんでいます、という冒頭。えっ、バナナってそういう意味?と思ったら、すぐ「あ! でも、バナナが きらいでも はいれます」と書いてある。

ごちゃごちゃとした楽しそうな場で、ななこさんが大きな笑顔で「おはよう!」とやってくるこどもを迎えている。こどもはあっちこっちでいろんなことをしてる。絵をみてるだけで、うわー、おもしろそうなとこやなと思う。子どもらの表情がめっちゃいい。とくにかっきーとあーくんがにらみあってるところ。

「きょうは ざりがにつりに いこうよ! あったかいから きっと つれるぞ!」とかっきーがやってくる。
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第43回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ