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読んだり、書いたり、編んだり 

きのう何食べた?(5) (よしながふみ)

きのう何食べた?(5) きのう何食べた?(5)
(2011/09/23)
よしながふみ

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ひさしぶりに休みらしい休み。朝いちで、『We』174号×50冊の宅配便をどーんと受けとったあと、本を読みつつ昼すぎまでウトウトする。昨日は本屋へ行きそびれたので、この週末に出たという『きのう何食べた?』の5巻を買い、図書館で返して借りてから、手話。

とあるゲイカップルと知り合う筧。「ゲイであること」以外はほとんどウソつかずに済んじゃったタイプでしょ、と言われて、あーそうかもと自覚。女のコのアイドル好き、特にゲイファッションに興味なし、言葉づかいも全くオネエ入っておらず。

ケンジを見習って、お近づきのしるしにと手作りのパウンドケーキを渡した筧のことを、もらった側のカップル、大ちゃんとワタルは「オバチャン入ってる」と言っていて、そこに笑ってしまった。

「しかし大ちゃん、このケーキを何のラッピングもしないで、アルミホイルに包んだまま、デパートの紙袋でくれる筧氏って、ほんとつくづくゲイっぽくない人だねえ」
「オネエは入ってないが、オバチャンが入ってるんだよあの人は」(p.107)
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花桃実桃(中島京子)

花桃実桃花桃実桃
(2011/02)
中島京子

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しばらく前にはえらいたくさんの予約がついていた中島京子の本も、ふと見ると予約待ち人数がゼロに近くなっていたので、ちょっと待って借りてくる。

「花桃実桃」というので、花か果物の話かな~と思っていたら、これは「花桃館」という古いアパートの話だった。花村茜が、心筋梗塞で急死した父からこのアパートを相続したあとの一年が書かれている。ちょうどその春、茜は会社で肩たたきにあい、ここに「住む」という選択肢が浮かんできたのだ。近所の不動産屋にまかせていたアパートの管理を自分がやることにして、住込管理人の大家となった茜、43歳。

▼もう到底、人生に新しいことなど起こらない気がしていた、四十三歳の春。
 けれど考えてみれば、寿命もどんどん延びている今日、若くはないけれど、年寄りではないわけだから、何かに挑戦してみても悪くはない体力と気力もある、四十三歳の春。(p.13)

そして、茜と各室の住人との話が、101号室、302号室、201号室…とくりひろげられる。

陰陽師(夢枕獏)

陰陽師陰陽師
(1991/02)
夢枕獏

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これも同居人が電車でのひまつぶしに買った本。岡野玲子のマンガのほうの『陰陽師』はすでに読んでいるが、夢枕獏の原作を読むのは初めて。

夢枕獏が、書きたくて書きたくてたまらなかった平安時代。その頃にはまだ闇は闇として残り、人も鬼ももののけも、同じ暗がりの中に一緒に棲んでいた時代。

この巻では、いくども「呪(しゅ)」の話がかわされる。この世で一番短い呪は「名」であるから、晴明はみだりに名を明かしたりしない。人を使うのも呪によるのだ、という晴明の話がおもしろかった。博雅が、晴明の話を聞いている瞬間はわかった気になるが、話が終わってどうだと問われるとわけがわからなくなる、というのもわかる気がした。

▼「銭で縛るも、呪で縛るも、根本は同じということさ。しかも、名と同じで、その呪の本質は、本人―つまり、呪をかけられる側の方にある…」

 「同じ銭という呪で縛ろうとしても、縛られる者と、縛られぬ者がいる。銭では縛られぬ者も、恋という呪でたやすく縛られてしまう場合もある」 (p.128)
Genre : 日記 日記

哲学探偵(鯨統一郎)

哲学探偵哲学探偵
(2011/09/13)
鯨統一郎

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同居人が電車でのひまつぶしに買って読みおわり、「あまりおもしろくなかった」というのを私もひまつぶしに読んでみる。

「哲学探偵」とは、難事件の特捜班(なぜか2人だけ)の久保主任と高島警視が、解決の手がかりを求めて競馬場にやってきたときに出会った、哲学好きで短歌が趣味というある男。

この男が、事件のあらましを聞いては、「われ思う ゆえにわれ在りデカルトの 『方法序説』は平易な著作」だの、「ニーチェ説く ルサンチマンが生みだした キリスト教は死んでいるなり」だのといった"哲学短歌"を詠じては、その事件をすらすらと推理する。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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