読んだり、書いたり、編んだり 

きょうだい―障害のある家族との道のり(白鳥めぐみ、諏方智広、本間尚史)

きょうだい―障害のある家族との道のりきょうだい―障害のある家族との道のり
(2010/10)
白鳥めぐみ、諏方智広、本間尚史

商品詳細を見る

『We』171号で、著者のおひとり・白鳥めぐみさんのインタビューを掲載。「子どものキモチがすごくよくわかる本だった」と聞いて、図書館にリクエストしたら、ヨソからの相貸で届く。昨秋出たばかりの本も、購入できんのか…。

この本でいう「きょうだい」とは、障害のある兄弟姉妹」のいる人のこと。「きょうだい」と「兄・弟・姉・妹」という、ひらがな表記と漢字表記は、そういう意味で使い分けられている。

著者の三人には、それぞれ「障害のある弟」がいるという。小さい頃は、家族のことをあまり周りに話さずにきたそうだ。困ったり悩んだりもあった一方で、それなりに楽しいこともうれしいこともあったと、「はじめに」で書いてある。大きくなって、他の「きょうだい」と出会い、仲間と話す経験の心地よさに気づく。きょうだい会もつくってきた。

『We』171号、うちに到着

『We』171号が50冊、うちに届きました。私は今日は「やすみ」なので、web注文は明日から受付スタートします。定期購読のみなさんには、昨日、横浜から発送されています。

★3/31追記:web注文の受付スタート:
http://femixwe.cart.fc2.com/ca18/67/p-r18-s/
1冊800円、送料は1冊あたり80円(メール便)です。80円のメール便で4冊まで送れます。

↓ 171号の表紙と、特集もくじです。 
『We』171号特集:つながりあう、ささえあう
【インタビュー】福森 伸さん
アートと表現は幸福のキーワード
─ 鹿児島・SHOBU STYLEの試み

【インタビュー】古橋 理絵さん
公園は子どもだまり─ 街頭紙芝居という自由な空間
【お話】竹信 三恵子さん
焼け太ってみせる!─ 『ミボージン日記』秘話
【インタビュー】白鳥 めぐみさん
きょうだいとしての思い─ 一人じゃないんだよ
Genre : 日記 日記

原発がどんなものか知ってほしい(全)─平井憲夫さん

1997年1月に亡くなられた平井憲夫さんの文章「原発がどんなものか知ってほしい(全)」を、茨城に住む「ブックマーク」読者の方からおしえてもらった。冒頭と末尾をここに引きますが、リンク先に全文があります。

原発がどんなものか知ってほしい(全)

私は原発反対運動家ではありません。

 二十年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。

 はじめて聞かれる話も多いと思います。どうか、最後まで読んで、それから、原発をどうしたらいいか、みなさんで考えられたらいいと思います。原発について、設計の話をする人はたくさんいますが、私のように施工、造る話をする人がいないのです。しかし、現場を知らないと、原発の本当のことは分かりません。

 私はプラント、大きな化学製造工場などの配管が専門です。二○代の終わりごろに、日本に原発を造るというのでスカウトされて、原発に行きました。一作業負だったら、何十年いても分かりませんが、現場監督として長く働きましたから、原発の中のことはほとんど知っています。
Genre : 日記 日記

神様は本を読まない(吉野朔実)

神様は本を読まない神様は本を読まない
吉野朔実劇場

(2010/10/14)
吉野 朔実

商品詳細を見る

『本の雑誌』に連載されてるという「吉野朔実劇場」。本ネタのマンガである。『お母さんは「赤毛のアン」が大好き』ほか、既刊本は何度か読んでいる。昨日、図書館へ行って、予約してた本を借りて、めずらしくカードに空きがあったので、書架をぶらぶらしてたら、面陳のところに、これがあった。あ、「吉野朔実劇場」の新しいやつや~と思って借りてくる。久しぶりである。

再:本の虫ではないのだけれど―日常を散策する I(清水眞砂子)

本の虫ではないのだけれど―日常を散策する I本の虫ではないのだけれど
―日常を散策する I

(2010/05)
清水眞砂子

商品詳細を見る

もういちど読みたくて、しかし図書館の本がふさがっているので本屋で買ってきて再読。これと『不器用な日々』をまためくりながら、二冊のサブタイトルが「日常を散策する」となっているいみが、やっとわかった気がした。

次の『We』171号の「乱読大魔王日記」でこの本のことを書いた。171号は、定期購読者のみなさまあて本日横浜発。ウチにはうまくいけば明日どーんと50冊くらい届く予定。

「毎日かあさん」

日曜は休養日。遠出はせず、図書館へ行ったあと、同居人と近所へ映画をみにいく。サイバラ原作の「毎日かあさん」。小泉今日子がサイバラ役で、カモちゃんを永瀬正敏がやると。"元夫婦"がそういう役をやるってのも、ハマり役? 父ちゃんが毎日新聞をとっていたあいだ、ときどき実家の古新聞で、日曜の書評欄をみるついでに「毎日かあさん」を見たりしていた(本はもう7巻も出てるらしい)。

毎日かあさん

みたあとで、「アル中から脱けるんはきついんやろうなー」「カモちゃん、カッコよすぎやろ~」「小泉今日子が、なぜかサイバラに見えてくる」等々。サイバラの娘は「フミ」、映画を見ながら私は自分が呼ばれてるようであった。
Genre : 日記 日記

被災地に絵本を送ろう「みんな、おなじ空の下で」

被災地に絵本を送ろう「みんな、おなじ空の下で」知ってる人から届いたメールで知りました。うちには、児童書・絵本は今も多少あるけど、もう背がとれてたり古くてボロかったりで、ちょっと送るにふさわしい感じではない。だから、以下の引用に「新品を買う必要はありません。それなら、義援金にした方がいいですから」とあるように、こうした活動を支えるところへお金を送ることにしようと思います。

うちからは送れないけど、本が届けばと思い(自分が被災したなら、本がほしいと思い)、転載。長文ですが、関心のある方はぜひお読みください。

杉山亮さん(『子育てを遊ぼう!』、その他の著者)が「絵本を送ろう!」とよびかけています。本を送ろうという方は、必ずこちらのブログ記事もお読みください(参加の手順が書いてあります、左の画像をクリックしても同じところへ飛びます)。

「空き箱十人十色」ほか

高橋和真「空き箱十人十色」ネオソフトボーイいつも「ブックマーク」の印刷発送を手伝ってくれる友人iと、なんばのギャラリーほそかわへ。3月の初めだったか、新聞でちょろっと載ってた「ほんをさがして」が気になっていて、まずそれに行ってみる。

私が思いうかべる「本」のすがたをしている作品もあったけど、「本」をテーマにこんなんもありか~と(正直にいえば、何やろうな~~~と)思うのもあって、フシギな空間であった。「何やろうな~」と思うのがええんかもなあと言いつつ、四つ橋のアートハウスへ。

ここは昨春の「はなげばあちゃん」展を3度みにいったところ。ちょうど、去年の今頃も見にいった、空き箱作品の高橋和真さんがまた来てはるというので、それを見たくて行く。
Genre : 日記 日記

まっちくれ、涙―青葉学園物語(吉本直志郎・作、村上豊・絵)

まっちくれ、涙―青葉学園物語)まっちくれ、涙―青葉学園物語
(1981/05)
吉本直志郎・作
村上豊・絵
商品詳細を見る

「青葉学園物語」シリーズの最終巻。なつめ寮の子どもらはひとつずつ進級して、ボータンと清が6年生、真治とまことが4年生、タダシが2年生。寮長は、中学を卒業した透にかわって、中3の耕一になり、『翔ぶんだったら、いま!』でみんなを率いて街へくりだした和彦は中1になった。

夏休み、まいとし青葉学園の子どもらを里子によんでくれる日和島へ向かう話がこの巻では出てくる。10日間のあいだ、それぞれ島の家庭に分散して、子どもたちはすごす。学園の子どもらと島の子どもらは、もう数年のつきあいで互いになじみだが、そのなかで、ケンカもある。おもしろくないのうと憤慨することもある。

島の伝ちゃんの態度が気にくわんと、和彦や進、ボータンが伝ちゃんを沼へおびきだし、カッパに化けて盛大におどかしたとき、伝ちゃんは声をかぎりに泣きわめいて、腰がたたなくなり、よつんばいで逃げまどった。
「ああーん!ああーん! こわいよーう! おかあちゃーん! おかあちゃーん!」と伝ちゃんが泣きわめきながら逃げていったあと、うまく伝ちゃんをこらしめたのに、なぜか三人とも気持ちがしけこんだ。

「おかあちゃーん、かあ…」

知的障害者の地域移行と地域生活―自己と相互作用秩序の障害学(鈴木良)

知的障害者の地域移行と地域生活―自己と相互作用秩序の障害学知的障害者の地域移行と地域生活
―自己と相互作用秩序の障害学

(2010/12)
鈴木 良

商品詳細を見る

図書館に頼んでたレファレンスで出てきた本。博論?か何からしく、近所の図書館の本ではなくて、相貸本。『We』入稿前とも重なってちらちらっとしか読めないまま、返却期限がきてしまう。

この本は
▼障害学の視座からゴッフマン施設論を理論的に修正し…理論的視座を明らかにしたい。その上で、この理論的視座に依拠しながら、知的障害者と周囲の人々がいかに自己を構成し相互作用することによって、地域移行及び地域生活をめぐる現実がいかに構築されるのかを実証的に明らかにする。この研究によって、地域移行及び地域生活支援の取り組みがなぜ重要なのか、さらにこのような取り組みを実施してもなぜ「ミニ施設化」が生じ本人の生が統制されるのかを障害学における自己論及び相互作用論の点から解明したい。(p.11)
というものであるらしい。(いきなり「いかに」が2つも出てきてどうも読みにくい。)

で、国のコロニー政策の一環として設立された知的障害者総合援護施設を調査対象として、エスノグラフィーという調査方法で、行為者の生活世界や文化を重層的に記述しようとした、ものらしい。

空色の空の下で―青葉学園物語(吉本直志郎・作、村上豊・絵)

空色の空の下で―青葉学園物語空色の空の下で―青葉学園物語
(1980/04)
吉本直志郎・作
村上豊・絵
商品詳細を見る

青葉学園物語の第4巻。秋から冬、中学3年の恵子や透が巣立つ春までの話。学園にいたけれど、寄宿制の聾学校へ入っていて、ふだんは仲間と遊ぶことの少なかったウーちゃん(雅夫)がこの巻では登場する。ウーちゃんも恵子や透とおなじ中3で、3人とも学校を卒業して就職する。恵子は、婦人服の専門店に住み込みのお針子さんとして、透は食品問屋へ、ウーちゃんは表具店へ。恵子が住み込みのお針子さん、というところに『夕凪の街 桜の国』をふと思う。

社会人となって、これまで仲間や先生と話していたように思ったままをそのまま気安く話しては職場ではうまくいかないという戸惑いや、「あんなところの子だから、気をつけんとねえ」という施設で育ったことへの偏見をうける経験が、透の目をとおして描かれる。

翔ぶんだったら、いま!―青葉学園物語(吉本直志郎・作、村上豊・絵)

翔ぶんだったら、いま!―青葉学園物語翔ぶんだったら、いま!―青葉学園物語
(1979/08)
吉本直志郎・作
村上豊・絵
商品詳細を見る

『右むけ、左!』『さよならは半分だけ』に続く、青葉学園物語の3巻。

10月を「自由月」ともよぶ日々、道で拾った大金を警察へ届けにいったら、夏の西瓜泥棒のことを思い出したおまわりにどやされ、ええいと、その金で、学校をサボって街へくりだす話が出てくる。1~2巻ではほとんど書かれていなかった原爆のことも、ウドン屋のじいさんとばあさんが原爆で子や孫を亡くしたと語るなかで書かれる。こんなことも書いてあったっけと何十年ぶりに読みなおして思う。
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第37回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ