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読んだり、書いたり、編んだり 

地域生活のススメ(福岡寿、山田優)

地域生活のススメ『地域生活のススメ』A5判 152ページ 1,050 円(税込)

これもヨソの図書館から相貸で届いたSプランニングのブックレットの一冊。長野県立西駒郷という知的障害者総合援護施設に関わってきた福岡さん、山田さんの講演録。すごーくおもしろかった。

福岡さんの話は「地域支援は他人事ではない関係づくり・支援者の厚みをつくっていく=地域支援はバウムクーヘンづくり」、山田さんの話は「利用者本人の意向に添った地域生活、それを支えるネットワークを幾重にも張り巡らせていく地域生活のススメ」。

北の天使 南の天使(吉本直志郎・作、遠藤てるよ・絵)

北の天使 南の天使北の天使 南の天使
(1982/01)
吉本直志郎・作、遠藤てるよ・絵

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「青葉学園物語」の前史といえる物語。著者のことばを借りれば「戦争によって天涯孤独となったひとりの少年の彷徨と、それにまつわる人びとを描いた物語」であり、「広島に原爆が投下された、昭和20年8月6日から翌年の2月までを物語の時代背景とし」、事実関係については『広島原爆戦災誌』全5巻を参考にしているという。

近所のKさんと電話で話していたとき、「火と水のちがいはあるけど、今回の震災の津波は、原爆と同じよ、なにもかもがめちゃめちゃになって失われて…ほんとに同じよ」と聞いた。Kさんは、広島の爆心地近くの小学校で被爆し、学校で生き残ったのは自分ともうひとりだけという一人。

私はついこないだ読んだ『北の天使 南の天使』のことをKさんに話した。Kさんはこんな状況を経験したのだと思い、そしていま津波の被災地で子どもたちは全く変わり果てた眺めのなかで生きているのだろうと思った。

ポストが消えた

post.jpg日々、郵便を投函してきた最寄りのポストが水曜の夕方になくなった。3月の初め頃から、ポストの胴体には「3月中旬~下旬に撤去します」という案内と、この近くのポストはここにあるという地図が貼られていた。その案内が貼られてから、いつまでここで出せるのかと毎日思いながら郵便を投函していたが、水曜の朝にはあったポストが、夕方図書館へ出るときにみたらもうなくなっていた。
Genre : 日記 日記

「3/21 むすび松波公演」の写真(30日間限定公開)

3/21にあった「紙芝居劇むすび」のパン屋さん公演の写真
P3210024_convert_20110417091546.jpg
http://www.digibook.net/d/7e858dd7b059b014e575aa24da16f5a4/?m
※無料版「デジブック」なので、30日間の限定公開です(~4/22まで)。
Genre : 日記 日記

完全な人間を目指さなくてもよい理由(マイケル・サンデル)

完全な人間を目指さなくてもよい理由─遺伝子操作とエンハンスメントの倫理-完全な人間を目指さなくてもよい理由
─遺伝子操作とエンハンスメントの倫理

(2010/10/12)
マイケル・J・サンデル

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横浜の事務所は計画停電の範囲で、先週は6時間の停電になった日もあり、合間を縫って連絡をとりあい、お互い「休み」返上で次号『We』の入稿準備をずっとやっていて、かなりへなへなの週明け。気づいたら返却期限が明日になっていた本を、(もう一度借りるか~)とぴらぴら見てたら、これが面白く、眠気におそわれつつ読んでしまう。(『We』171号は今日ぶじ入稿)

同居人が買ってる『日経サイエンス』の書評で紹介されていて知った本で、著者は正義がなんとかっていうテレビ番組(?)でユウメイな人らしい(私は見たことがないけど、鴻巣友季子さんが講義をきいたという人だ)。そっちの本は図書館で200人くらい予約がついている。でも、こっちの本の予約は数人だった。

聾のビアンカップルが、子どもがほしい、できれば自分たちと同じような「聾の子ども」がほしいと、5世代にわたって聾ファミリーだという精子提供者をさがしだして妊娠、うまれた子はカップルの望みどおり聾だった。

本は、このエピソードを冒頭におき、その次にこんなエピソードを出してくる。

ある不妊カップルが卵子提供者を求めるにあたり、背が高くて、運動ができて、家族に大きな病歴がなく、SAT(日本の共通一次みたいなもの)のスコアが1400点以上という条件をみたすなら、5万ドルを支払うと提示した。

「こんな子どもがほしい」という点では、この両エピソードのカップルに大きな違いはないと思う。だが、世間様の非難は聾のビアンカップルに数多く寄せられ、その一方で不妊カップルは大きな反感を買うことはなかったという。その非難のよってきたるところは何か? 非難は妥当なのか? いったい何が「問題」なのか? 「問題」だというならば「思いどおりの子どもを手にしよう」というところが、問題なのかもなと思う。

紙芝居劇むすびの公演@パンと喫茶 松波(3/21、大阪・堺)

『We』166号で話を聞いた石橋友美さんがマネージャーをつとめる「紙芝居劇むすび」の公演とトークが、大阪・堺のパンと喫茶 松波であります。阪堺電車の宿院と寺地町のあいだ、チン電沿い(美々卯の向かい側)です。私も行きます
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春の午後をのんびりと過ごしていただきたい公演です。
紙芝居と ティータイムしながら トークを聴く 人生相談あり♪

2010年5月の松波公演むすびのパン屋さん公演

(←去年の松波公演のようす)
日時:2011年3月21日(月・祝)   14:00~15:30
場所:パンと喫茶 松波
堺市堺区中之町西1-1-7 西野ビル1F
 
料金:¥1500(おいしいおやつとドリンク付き)
(小学生、障害者の方、介助者の方は¥1000)
※おやつ・ドリンクのいらない小さいお子さんは無料

いってもいいかも~ワールドカフェで語りあう「『ことば・表現・差別』再考」(3/20、大阪・弁天町)

このたび、「頭のフタを開けたりしめたり」を書いてる『ヒューマンライツ』の読者・執筆者交流会として、ワールドカフェで語りあう「ことば・表現・差別」再考が開かれます。私も行く予定です(会場で『We』フェミックスの本の行商も←何しにいくねん)。

おしゃべりの道具箱-手づくり研修のヒントがいっぱい-いってもいいかも
ワールドカフェで語りあう
「ことば・表現・差別」再考

~月刊『ヒューマンライツ』読者・執筆者交流会
&「おとなの学び研究会」ネットワークフォーラム~

日時:2011年3月20日(日)午後2時~5時(終了後、懇親会あり)
会場:HRCビル4F 第1研修室
(552-0001 大阪市港区波除4-1-37 JR・地下鉄「弁天町」より徒歩10分) アクセス地図
参加費:500円(会場費) 懇親会費は別途集めます
進行役:岡田耕治(「子ども教育広場」事務局)
主催:おとなの学び研究会/(社)部落解放・人権研究所 

申し込み:3月15日(火)までにファックスまたは電話でお申し込みください(お名前、連絡先、ご所属、参加人数)。その際、懇親会の出欠についてもお知らせください(会費 5000円くらい)。
申し込み・お問い合わせは、下記まで:
部落解放・人権研究所 編集販売部(西村)tel 06-6581-8619  fax 06-6581-8540

その人らしく生きる―成年後見、自己決定からコミュニティフレンドまで(佐藤彰一)

その人らしく生きる―成年後見、自己決定からコミュニティフレンドまでSプランニングの本をもう一冊読む。佐藤彰一さんの『その人らしく生きる』

このタイトルには「成年後見というのは、基本的には、その方がなんとか社会の中で生きていく、生活の場所を確保するというためにある…けれども、ただ生きていくというのではなくて、その人らしく生きるということのために成年後見というのは使った方がいいのだ」(p.3)という思いが込められている。

佐藤さんは権利擁護、障害のある人の法的支援という活動をしている。佐藤さんの下の子は重度の知的障害を伴う自閉症児というかたちで生まれてきた。そのことと関わりなくずっと大学の仕事をしていた佐藤さんだったのが、10年前にふっと思いが変わって、そういう活動を始めたと書いている。

この本は、成年後見制度はどんなものかという佐藤さんの講演録で、私にはいろいろと、そういうことか~とよく分かるものだった。「成年後見制度」が2000年に始まったのは、介護保険が2000年に始まったのと関係あり、そして高齢者のための制度である介護保険にあわせて成年後見の制度はつくられていて、「ご本人が今後20年30年生きるということを実は想定をしておりません」(p.14)てなことも。

本の最後に、講演余話として佐藤さんが書いているなかで、そういう権利擁護の話や地域で生きるというようなことを言う自分の顔と、親としての思いとがあって、その間のズレの話が印象深い。

ぐるぐると糸を巻く楽しさ

ぬう連者 ワークショップ金曜の地震は、3時前と3時過ぎにゆーらゆーらと揺れが続き、車酔いみたいにきもちわるくなった。横浜の事務所は停電し、なかなか連絡がとれないまま夕方まで仕事をして、それから見たテレビの映像に、16年前の震災のときみたいやと思う。

目を離せず、テレビとネットのニュースを見続けていたが、だんだんつらくなってきた。東北は私には全く土地勘がないところで、それでも見知った地名がある。便りを送ったり、「ブックマーク」や『We』を送っている先。それぞれの地で住まい、はたらいている人の顔や名前がいくつもうかぶ。ここはこの人の里、あの人の里と思う。
Genre : 日記 日記

親~障害の子のいる幸せ・かなしみ(岡田稔久・中根やすひろ・大塚晃・辻川圭乃 野沢和弘 対談集)

親~障害の子のいる幸せ・かなしみSプランニングの本のことを知ったきっかけが何だったかは忘れてしまったが、数年前に『シカゴの夜から六本木の朝まで』『なぜ人は虐待するのか』を取り寄せて購入したのが最初。マザーズジャケットの『旨味』を出してる出版社でもあるので、そっち経由だったかもしれない。

取次をとおしていないところなので、直接の購入以外ではなかなか手にとりにくい。図書館でも入ってないところが多くて、この『親』ともう一冊『その人らしく生きる』を、ヨソの図書館からの相貸で借りることができた。

サブタイトルにあるように、これは、野沢和弘さんと、岡田稔久さん、中根やすひろさん、大塚晃さん、辻川圭乃さんの4人との「障害のある子のいる幸せ・かなしみ」を語った対談集。

公開講演会「ユニバーサル・ミュージアムを掘る」(3/13、岐阜・美濃加茂)

『We』170号で、さわっておどろく」話を聞かせていただいた広瀬さんと、吹田市立博物館の小山修三さんの公開講演会が、岐阜の美濃加茂であります。私は行けませんが、お近くの方はぜひ!

日時:2011年3月13日(日)13:00~16:00
会場:美濃加茂市民ミュージアム「緑のホール」 アクセス

詳しくは↓こちら
公開講演会「ユニバーサル・ミュージアムを掘る」

会場の美濃加茂市民ミュージアムでは「収蔵品展 暮ラシカル道具展」「My Space and My Dimension・1960-2010 舩坂芳助 版画展」も開催中。

We170号広瀬さんのインタビュー「さわっておどろく─能動的につかむ世界のイメージ」『We』170号に掲載。
1冊800円(送料80円)。
ご注文はこちらへどうぞ
http://femixwe.cart.fc2.com/ca17/65/p-r17-s/

近代部落史-明治から現代まで(黒川みどり)

 近代部落史-明治から現代まで近代部落史-明治から現代まで
(2011/02/16)
黒川みどり

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本屋で見かけて、図書館で借りようかな~と思ったものの、時間がかかりそうなので、読みたいしーと買った本。「歴史学」で部落問題にアプローチした本、ということになるらしい。

▼…「解放令」に始まる近代においては社会の構成員が、そしてときには時の権力も、被差別部落の存在を巧みに利用することによって、部落差別を維持してきたのであり、その差別の根拠は、被差別部落の起源に求められることが多いという現実がある…。「人種がちがう」「民族がちがう」といった誤った認識はもとより、そのような人種や民族のちがいを言い立てる起源論がまちがいであることを知っている人びとも、しばしば、「血筋がちがう」「一族の血がけがれる」「家柄がちがう」などと…出自に関わる理由をもちだし、とりわけ結婚において被差別部落出身者を執拗に排除してきたのである。(pp.11-12)

黒川さんは、「人種がちがう」「民族がちがう」などの起源論による"生まれの線引き"は、「解放令」によって取り払われた"生まれながらの線引き"に代わりうるものとして、差別を欲する民衆が創造したものだという。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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