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大逆事件―死と生の群像(田中伸尚)

大逆事件―死と生の群像大逆事件―死と生の群像
(2010/05/29)
田中 伸尚

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住井すゑの『橋のない川』で、「幸徳秋水、名は伝次郎」は印象深くおぼえている場面のひとつ。学校の朝礼で、おそれおおくもテンノーヘイカを爆裂弾で…と校長が話すのだった。大逆事件は、そんな風に伝えられたのかと思う。100年前、韓国併合の年でもある。

▼「大逆事件」は、客観的に存在した犯罪事実が裁かれたのではなく、国家にとって都合の悪い思想を「殺す」ためにつくられた「物語」によって、個人が有罪にされた事件である。(p.267)
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子ねこチビンケと地しばりの花(荒井まり子)

子ねこチビンケと地しばりの花―未決囚十一年の青春子ねこチビンケと地しばりの花
―未決囚十一年の青春

(2010/04)
荒井 まり子

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著者・荒井まり子さんは、三菱重工爆破事件を起こした東アジア半日武装戦線“狼”グループの一員として逮捕され、「精神的無形的幇助」を罪とされて、12年にわたり服役した。

荒井まり子さんは“狼”メンバーではないが、大道寺将司さんや片岡利明さんと友人で、かれらを支援したということが罪に問われた。「何かをしたこと」が問われたのではなく、「精神的無形的」なものが問われたところに、(大逆罪みたいやな…)と思う。大逆罪そのものは刑法から消えたけれど、考えただけでも罪、その刑は死刑しかないという大逆罪のココロは消えてない気がする。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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