FC2ブログ
 
読んだり、書いたり、編んだり 

プリーモ・レーヴィへの旅(徐京植)

プリーモ・レーヴィへの旅プリーモ・レーヴィへの旅
(1999/07)
徐京植

商品詳細を見る

徐京植さんの『秤にかけてはならない』で、このプリーモ・レーヴィを訪ねた旅のことを書いたという本を読みたくなって、図書館で借りてきた。

プリーモ・レーヴィは、イタリア系のユダヤ人。アウシュヴィッツを生きのびた人である。

▼ピエモンテに、トリノに、プリーモ・レーヴィの「根」があった。住み慣れた家、身についた仕事、幼なじみや隣近所の人々、耳慣れた言葉、思い出の染み着いた街路、市内を流れる川や市を遠くとりまく山々、そこに吹く風、反射する光…。「根」とはそれらすべてのことだ。人間らしい生にとってかけがえのないもののことである。考えてもみよ。普通の人々にとって、その「根」を自らの手で抜き去ることがどんなに困難なことか。だが、災厄はそこにつけ込んでくる。(p.38)

秤にかけてはならない(徐京植)

秤にかけてはならない―日朝問題を考える座標軸秤にかけてはならない
―日朝問題を考える座標軸

(2003/10)
徐 京植

商品詳細を見る

徐京植さんの本は、これまで『子どもの涙』を読んでいるくらいだった。10月下旬に、徐さんが書いてる他の本を読みたいと思って、その日図書館にあったのが、この『秤にかけてはならない』だった。

この本の後半に収録されている「仙台での対話」を先に読んだせいで、なぜこの本のタイトルが「秤にかけてはならない」なのか、本の前半を読むまで分からずにいた。徐さんは、「拉致と植民地支配を秤にかけてはならない」(p.24)というのである。2002年9月17日の日朝平壌宣言以来、日本のなかで急速に勢いを増してきた論調とは全く逆の意味で、この両者を相殺してはならないと徐さんは主張する。

今福優と作る工房ヒューマンコンサート(11/25、吹田)

共に生き 共に感じ 共に奏でる 生命の響き
 今福優とつくる工房ヒューマンコンサート

今福優と作る工房ヒューマンコンサート来週の木曜(11/25)の晩に、むかし母が通っていた中途障害者作業所「工房ヒューマン」による和太鼓のチャリティコンサートがあります。平日の夜ですが、太鼓好きの方はぜひ。私も行きます♪前売りは500円引き。
日時:2010年11月25日(木)19時開演
場所:吹田市文化会館メイシアター大ホール
   (阪急千里線「吹田」駅前)
問合せ:「中途障害者の福祉を進める会」(第1ヒューマン内)06-6875-8515(TEL)
チケット:一般2,500円、障害者・介助者・高齢者・中学生以下2,000円(前売は各500円引)
出演:今福優、末長愛、堂本英里、小野越郎、竹内直子、花法師

社会問題連続ベーシックセミナー「ジャーナリストが見た半島の現在」(11/19、箕面)

今週の金曜晩、箕面の社会問題連続ベーシックセミナーで、第1回に続き、こんども会場で『We』を販売させてもらえることになりました♪

ジャーナリストが見た半島の現在 これっトコ!
社会問題連続ベーシックセミナー


第2回:ジャーナリストが見た半島の現在
講師:角南圭祐さん共同通信社

日時:2010年11月19日(金)
    19:00~21:00

場所・主催:萱野中央人権文化センター(らいとぴあ21)
※アクセス・地図
問い合わせ:TEL 072-722-7400
参加費:無料
←詳しくは画像クリック

沼崎さん講演会「なぜ男は暴力を選ぶのか」(11/14、大阪・京橋)

11/14(日)の午後、『We』で「同時代の男性学」を連載している沼崎一郎さんが大阪へ講演に来はります! 「なぜ男は暴力を選ぶのか」

日時:11月14日(日)14:00~15:30(開場13:30) 受講料:無料 *アクセス・地図
会場:クレオ大阪東(JR「京橋駅」南口より鴫野橋をわたって徒歩10分) 
     
会場で『We』と、沼崎さんの本『「ジェンダー論」の教え方ガイド』を販売させていただけることになりました!(私が行きます)

中学社会 歴史的分野(大阪書籍)

中学社会 歴史的分野(大阪書籍)

『部落差別をこえて』で、学校での部落問題の教え方が昔とはかなり違っているというのを読んで以来、最近の教科書では何がどんな風に書かれているのかと、近所の図書館で比較的新しい社会科の教科書を読みたいとレファレンスを頼んでいた。

出てきたのは、大阪書籍の『中学社会 歴史的分野』と、東京書籍の『新編 新しい社会 公民』で、いずれも2005年3月に検定済というバージョンだった。

歴史分野の教科書の目次は、2006年度から使用されている教科書の目次を翻訳するサイト「カレイドスコープ」に掲載されていた(ここは「日本政府外務省からの委託を受け」、「日本の教科書に対する海外の関心の高まりを踏まえ、歴史教科書の内容を正確に海外に発信しようとするのが目的」で、2005年度の検定で合格した教科書すべてを掲載しているという)。

大阪書籍『中学社会 歴史的分野』の目次

在日韓国・朝鮮人―若い世代のアイデンティティ(福岡安則)

在日韓国・朝鮮人―若い世代のアイデンティティ在日韓国・朝鮮人
―若い世代のアイデンティティ

(1993/12)
福岡 安則

商品詳細を見る

むかーし読んだ本を、久しぶりに借りてきて読む。この人の本は『同化と異化のはざまで―在日若者世代のアイデンティティ葛藤』『現代若者の差別する可能性』など、同じ頃に出た本をいくつか読んでいる。

この本の「若い世代」は、1950~1960年代の生まれ、著者を中心とした聞き取り調査がおこなわれた1980年代末の時点で20~30代だった二世・三世の人たちで、この本では10人の事例が紹介されている。

今回読みなおした私の関心は「名前」だった。

デジタル時代の著作権(野口祐子)

デジタル時代の著作権デジタル時代の著作権
(2010/10/07)
野口 祐子

商品詳細を見る

著作権、というと「権利を守る」という話か、「著作を使わせてもらうのに、どうしたらええか」という話がだいたいだった。そのルールを決めた著作権法は、デジタル時代になってもたいして変わることなく、ただデジタルデータのかたちで著作物が流通するようになったために、コピーや改変や引用がかなり容易になり、法が定められた頃に想定していたことを現実が大きくはみだしていくような状況にあるといえるだろう。

そもそも、「著作物」をつくって世に出す人にはいろんな動機があり、思惑がある。

ワタシの権利を大いにPRして、儲けられるものは儲けるデ!コピーなんか絶対アカンという人もあれば、とにかくつくるのが好きやねん、もらってくれるとありがたい、使って使ってという人もあるし、うわーーースゴイと人に言われたい、ホメられたいという人もあれば、自分がつくったものが次々といろんな人にわたって、そこで手を加えられ、また新たなものができるのが楽しみでワクワクするという人もある。

アートの世界でも、論文の世界でも、プログラムでも、ゲームでも、小説でも、雑誌をつくるのでも、何かをつくる人は、さまざまな思いやヨクボウをもっている。

しかし、法律が想定する「著作権者はこんな人」というのは、いささか時代遅れで、その像も一面的な感じだ。だって、ヴィクトル・ユゴー(「ああ無情」つまり「レ・ミゼラブル」の人)が念頭に置いていた「著作物を販売し投下資本を回収するというビジネス・モデルを前提にしたルール」を、どんな著作物にも適用しようというのだ。

ペドロ・コスタ 遠い部屋からの声(せんだいメディアテーク)

ペドロ・コスタ 遠い部屋からの声ペドロ・コスタ 遠い部屋からの声
(2007/06)
せんだいメディアテーク

商品詳細を見る

2005年にひらかれた「ペドロ・コスタ 世界へのまなざし」の記録集。

この映画監督の名前と「ヴァンダの部屋」という映画の名を、私は「中村のイヤギ」を撮った張(ちゃん)さんから聞いた。

伝えるというのは、自分が見たものや考えたことだけでなく、昔の人々はどのようだったか、海の向こう側ではどうか、この場所で何を苦しんでいるのかといったことを相手に語る、ごく慎ましい作業のことだ。(「敷居をまたぐ瞬間」p.95)

きのう何食べた? 4巻(よしながふみ)

きのう何食べた?きのう何食べた? 4巻
(2010/10/22)
よしなが ふみ

商品詳細を見る

今年もそろそろかな~と思っていたら、今日本屋でふらっとマンガの棚をのぞいたら、『きのう何食べた?』の4巻はすでに出ていた!ので買って帰る(今年もいただきものの図書カードの残額があった)。これの3巻を買ったのも去年のいまごろだった。

主に筧がつくる献立にも興味があるが、外で「ゲイっぽくないと思われたい」などとうじうじ考えて悩む筧の、自分をもてあますどんより感とか、一緒に住んでるケンジとの間で、ああこんなところをおれはこいつから教わったんやなあと思うところとか、たまの別メシで一人分のご飯を支度して、一人のときってパスタとせいぜい茹でたブロッコリーくらいやったなーと思うところとか、ココロの機微のようなものをこの4巻ではしみじみと感じた。

晩のおかずもうまそうだが、職場の大先生からもらったリンゴで筧がつくる「キャラメルリンゴ」これがうまそうで、ちょっとつくってみたくなった。

ラジオ深夜便 母を語る 第2集

ラジオ深夜便母を語る 第2集K)ラジオ深夜便
母を語る 第2集

(2010/07/17)
NHKサービスセンター

商品詳細を見る

NHKの番組「ラジオ深夜便」でのインタビューシリーズ「母を語る」の第2集。ぴらっと目次を見てみたら「母のようになりたくなかった」という上野千鶴子のタイトルが目に入る。私も「親のようになりたくなかった」し、これは読んでみたい、と借りてきた。

▼母は無業でしたが、子どもは三人、姑もいましたし、父が開業医だったこともあって、朝から晩までコマネズミのように働いていました。そして、この家の中で自分は不当に扱われていると感じていたはずです。でも、その不当感を言葉にできなかった。言葉にならなかった母の思いを、私は女性学という手法を用いて言語化したように思います。(p.124)

「プライベートなことはお受けしない」と2度断られて、3度目の正直で実現したインタビューだったそうだ。

周防大島のみかん

昨シーズンは、周防大島のKさんの農園から「ごちゃまぜみかん」を何度か送ってもらった。あれは晩柑というものだそうだが、そのKさんから「ごく早生みかん」はどうですかとお知らせがあり、注文して届いたのが10月半ば。おいしくて、ご近所その他にも配り(おいしい!と大好評)、あっという間に底が見えてきて…
ごく早生みかん

2箱目のみかんを注文して、また届く。
早生みかん
Genre : 日記 日記
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ