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語り合うにっぽんの知恵(高田公理)

語り合うにっぽんの知恵語り合うにっぽんの知恵
(2010/07/22)
高田 公理

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これの前の『にっぽんの知恵』を先に読んでから、こっちもたらたらと読んでいた。前著は2005年の新聞連載をまとめたもの、こっちは2006年度分である。

おたがい「ちょぼちょぼの人間」が、何でもいい、モノやサービスや思いなど、それぞれ持ち前の能力に支えられた営みを、相互に「やりとり」しながら「重ね合わせ」て、日々の暮らしを遊び楽しみながら成り立たせる方向をめざすこと──それをこの本では「にっぽんの知恵」と呼びたいと巻頭にある。

前著と同じく、「花見」「生態史観」から「座談会」まで、3人が寄って語り合っている。エイゴの「コミュニケーション」と、日本語の「やりとり」は、根本が違うという話がおもしろかった。

にっぽんの知恵(高田公理)

にっぽんの知恵 (講談社現代新書)にっぽんの知恵
(2008/01/18)
高田 公理

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『語り合うにっぽんの知恵』という本を見つけて借りてきたら、これは元は新聞連載(朝日の大阪版)で、先に2005年分の連載をまとめたのがあるというので、そっちも借りてきた。それぞれのネタの碩学や名人との共同討議、つまりは語り合ったのを元にした本。

第一章「湯浴みにくつろぎ、穏やかに暮らす」は銭湯の話から。

「銭湯は、日本の民主主義の原点です」(p.14)と、鶴見俊輔は頭に手ぬぐいを載せ、まるで気持ちよく銭湯の湯につかっているかのような風情で語ったそうだ。米軍の脱走兵をふたりかくまっていたとき、ひとりが軍隊に帰ると言い出した。日本も見納めになるかもしれん、何かやってみたいことは?と訊くと、銭湯というものに行ってみたいと。さんにんで湯につかりにいって、その帰り道、「軍隊に帰るのは、やめた。脱走を続けます」と。

▼いうまでもなく銭湯では、あたりの人が皆、素っ裸。完全な無防備状態である。しかし、そこに見知らぬ人が入ってきても、殴り合うなどということは起こらない。殺し合いにもならない。ひたすら一緒に湯につかり、しばらくすると、順番に出てゆく。(p.14)
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第69回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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