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読んだり、書いたり、編んだり 

逝かない身体(川口有美子)

逝かない身体―ALS的日常を生きる (シリーズケアをひらく)逝かない身体
―ALS的日常を生きる

(2009/12)
川口 有美子

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医学書院の「シリーズケアをひらく」の一冊。このシリーズはこれまでかなり読んでいるが、なぜか近所の図書館ではバラバラにしか入ってなくて、相貸で読んだり、買ったりも多い。この『逝かない身体』も、年明けに蔵書検索したときには入ってなくて、入るんかな入らへんかなと思っていたら、気づくと入っていたので借りてきて読む。

『日本の路地を旅する』とともに、ことしの大宅賞をとったそうだ。

この本の「ALS的日常を生きる」というサブタイトルを見て、読んでみたいと思っていた。ALSは神経難病の一つで、漢字で書けば「筋萎縮性側索硬化症」という。私の母が罹った病気も神経難病の一つ、SCDだった。本になっているのでいえば、ALSは『モリー先生との火曜日』のモリー先生が罹った病気であり、SCDは『1リットルの涙』の木藤亜也さんが罹った病気である。難病というのは、原因が分かっておらず、治療法が確立されていない、といったことを指す。

生きるって人とつながることだ!(福島智)

生きるって人とつながることだ!生きるって人とつながることだ!
(2010/02/20)
福島 智

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生井さんの本光成さん(妻)の本福島令子さん(母)の本と読んできて、福島さんご本人の本にたどりつく。先に『盲ろう者とノーマライゼーション』を借りてきて半分くらいまで読んでいたのだが、論文ちっくな文章が多くてちょっとカタイこともあり、あとから届いた『生きるって人とつながることだ!』を先に読み終えてしまった。そのあと、最初の本である『渡辺荘の宇宙人―指点字で交信する日々』もヨソの図書館から相貸で届いた。

『生きるって人とつながることだ!』は、盲ろう者となった福島さんが、19歳からおっさんになるまでに体験したさまざまなことをその時々に書いた記録集。『盲ろう者とノーマライゼーション』『渡辺荘の宇宙人―指点字で交信する日々』と重なる部分もあるが、時系列を意識して編集されていて、かつ前著よりさらにおっさんになった福島さんの体験が加えられているところが違う。

「生きることは人とつながることであり、つながりを持とうとする営み自体に生きる手応えがある」(p.7)という、体験にもとづいた福島さんの実感がタイトルにはこめられている。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第69回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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