読んだり、書いたり、編んだり 

あざみの花(樹村みのり)

サッコとヴァンゼッティ事件のことでレファレンスを頼んでいたら、内容はよくわからないが『あざみの花』という本に事件のことが書かれているようだ、取り寄せますかと訊かれ、事件のことが載っているなら見てみたいのでお願いしますと依頼。

それが樹村みのりの古いマンガだということがわかり、本の手配がヨソの図書館からの相貸でできるかどうか調べているという話を聞いたあと、図書館の人が「ウチにあったので」と、「あざみの花」が連載されていた古い古い雑誌(1981年~82年の「コミック・トム」という雑誌)を個人的に貸してくださった。追いかけて、これも図書館のどなたかの蔵書らしきマンガ本を貸していただく。すごいものを持ってる人がいるのである。

あざみの花『あざみの花』
潮出版社、1982年

(収録作品)
 「あざみの花」1
 「あざみの花」2
 「あざみの花」3
 「かけ足東ヨーロッパ」
 「マルタとリーザ」1
 「マルタとリーザ」2
 「マルタとリーザ」3

私はマイノリティ あなたは?(李清美)

3週間前の「“いのち”と刑事司法~裁判員制度と死刑~」というシンポジウムへ行ったときに、出たばかりだというこの本のチラシをもらい、図書館へリクエストしていたら思ったより早く本がきた。

私はマイノリティ あなたは?私はマイノリティ あなたは?
(2009/12)
李清美

商品詳細を見る

チラシをくれた人から、難病で、「在日」の、自立障害者、という話を聞いた私は、「難病」というと母の病気のことを思い出してその難病は特定疾患なんですかと訊いたのだが、そんなのは知らない、そんなことは関係ないと言われて、もうひとつ意味がよくわからなかった。特定疾患というのは、数多くある(ほんとうにたくさんある)難病、つまりは原因不明で、治療法も確立していないという病気のうち、国がカネを出して調査研究をしているものである。

私とマリオ・ジャコメッリ(辺見 庸)

辺見庸のこの本を借りてきたのは、11月の終わりに天音堂ギャラリーで梅田恭子展を見たときに、辺見庸の本はほとんど読んでいて講演会にも行ったりするという方からジャコメッリの話を聞いて興味をもったから(天音堂では「ジャコメッティ」と聞き、あの細長ーーい人物彫刻の人ですか?と訊いたら、いや写真家だと言われて、帰ってから調べてみて、「ジャコメッリ」のようだとわかった)。

梅田恭子さんの「ツブノヒトツヒトツ」は二度か三度みている。前に天音堂へ寄ったときに、梅田さんの作品がカバーになっていると、辺見庸の『自分自身への審問』を買っていた。

私とマリオ・ジャコメッリ―「生」と「死」のあわいを見つめて私とマリオ・ジャコメッリ
(2009/05)
辺見 庸

商品詳細を見る

それでもボクはやってない(周防正行)

映画「それでもボクはやってない」は、おととし公開されたときに映画館へ見にいった。

そのあと、『お父さんはやってない』などの痴漢冤罪事件をあつかった本を読んだり、周防監督と元裁判官の木谷明さんの対談が入った本『日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!』や傍聴記の類をあれこれと読んだり、木谷さんのごっつい本『刑事裁判の心』を読んでみたりもした(木谷さんの本は難しかったけど、現場に行くのがいかに大切か、現場を見ずにひどい事実認定がなされている裁判が多いことなどがよくわかった)。

『それボク』をもう一度見ようとDVDはだいぶ前に買っていたのだが、本でいうと積ん読のようなことをしていた。年内の仕事はほぼ終わったかなという金曜の晩に、編み物の手をうごかしながら、DVDを見た。

それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]それでもボクはやってない
(2007/08/10)
周防正行

商品詳細を見る
Genre : 映画 DVD

裁かれた罪 裁けなかった「こころ」(佐藤幹夫)

裁かれた罪 裁けなかった「こころ」―17歳の自閉症裁判裁かれた罪 裁けなかった「こころ」―17歳の自閉症裁判
(2007/07)
佐藤 幹夫

商品詳細を見る


「反省なき更生」は、"共感"が難しい特性をもつ人たちとどう一緒に暮らしていくのか、その中でもキモになるところかもなーと思います。

DAYS JAPAN(2009年11月号)

DAYSJAPAN 0911『DAYS JAPAN』という写真雑誌は、まだドーンセンターに「ゆう」があった頃、そこで時々見ていた。どちらかというと文字人間の私は、字の多い雑誌は買っても、『DAYS JAPAN』のような写真雑誌はぱらぱらと見ることはあっても、めったに買わなかった。

「ゆう」が閉じたあとは、『We』もそうだけれど、そのへんの本屋になかなか並ばないような雑誌やミニコミを、たまにでも見る機会は激減した。現物を手に取る機会が少なくなれば、売り上げが下がることはあっても上がることはまずない。

現物を見ても、財布のなかみがさびしかったりヒモが堅かったり、なかなか雑誌は売れない。定期購読をしてまで雑誌を買おうというのは、「すごく面白い」と思っていたって遠い。

小さき者へ(重松清)

図書館では本を返して、それと交換のように予約本を借りることが多いけれど、本の確保や回送のタイミングで、本を返しても出てくる本がなく、貸出カードにちょっとスキマができるときがある。

月曜も、あると思った本がなかったので、ちょっと本棚をぶらぶらした。なんか小説を借りよっかなーと、小説の棚へ行き、重松清の単行本はたくさんあったものの、やたら厚い本が多かったので(重そう…)と敬遠し、文庫棚を見ていると、この『小さき者へ』があった。抜いて、裏表紙の紹介をちらっと見ると「お父さんが…「家族」と「父親」を問う全六篇」とあり、『かあちゃん』読んだとこやしなー、父ちゃんを読んでみるかなと借りてきた。

小さき者へ小さき者へ
(2006/06)
重松 清

商品詳細を見る

やっと完成

昨シーズンの終わりに糸を預かっていた受注品。
帽子とマフラーもともとは帽子を頼まれていて、それはくるくると11月中にできていた。

預かった糸が3玉、残り糸でなんとなく細めのマフラーを編んでみたが、残り糸だけではさすがに短い。注文主に「どないしましょ?もう1玉手に入れば適当な長さになると思いますけど」と編みかけを見せたら、かまわなければマフラーもということで、糸探し。

昨シーズンの糸なので、今シーズンもあるのかどうか、売れ残りがどこかにあればいいけれど…と、糸のラベルを持ってとりあえず近所の毛糸を売ってる店をのぞく。

竹喬展→大森カメラ店

ショートケーキ
思い出してもヨダレの出る大森カメラ店のショートケーキ。めっちゃおいしかった。天王寺まで出たので、そこからぶらぶらと四天王寺の参道を通ったりしながら、クレオ大阪(中央)へ。3階の交流コーナーの奥に、期間限定で(12月26日まで)出してはるお店。写真を撮る人がやってはるから、たぶん「大森カメラ店」なのだろう。
Genre : 日記 日記

拉致 左右の垣根を超えた闘いへ(蓮池透)

蓮池透さんが、「家族会」(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会)の運動と距離を置くようになり、発言にも変化があって、以前はメディアにもよく出ていたが(「家族会」の事務局長をしておられた)、最近はメディアに滅多に出なくなった、という話を読んだのは、たしか森達也と藤井誠二の対談集『死刑のある国ニッポン』だったかと思う。被害者遺族で"ありながら"死刑廃止を訴えている原田さんのことも、やはり大きなメディアにはほとんど出ることがないと書かれていた。

やっと予約本のスキマができて、気になっていた本を借りてきて読む。

拉致―左右の垣根を超えた闘いへ拉致―左右の垣根を超えた闘いへ
(2009/05)
蓮池 透

商品詳細を見る

かあちゃん(重松清)

元同僚さんに「ぜったい読んで」とすすめられて、予約待ちして借りてきた。

かあちゃんかあちゃん
(2009/05/29)
重松 清

商品詳細を見る

重松清をそんなにたくさん読んでるわけではないが、これまで読んだのとあわせてみると、「重松清らしい」と思える連作小説。

幸いなるかな本を読む人(長田弘)

久しぶりに読んだ長田弘の詩集『世界はうつくしいと』がよかったので、比較的最近の詩集をもう一冊借りてきてみた。

幸いなるかな本を読む人 詩集幸いなるかな本を読む人
(2008/07/25)
長田 弘

商品詳細を見る

25冊の本をめぐる25篇の詩は、わるくはなかったけれど、私には『世界はうつくしいと』のほうがよかった。
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第37回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ