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読んだり、書いたり、編んだり 

学童保育実践の記 子どもたちと創った放課後(及川房子)

及川さんのこの本のことはまったく知らずにいたが、この春この本の続編が出たというのをひょんなところで目にして、先にこっちの本を借りてきた。

学童保育実践の記―子どもたちと創った放課後学童保育実践の記
子どもたちと創った放課後

(2002/11)
及川 房子

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なんといっても、及川さんは、正置さんの下の階に住んでいて、私たち近所の子どもらが地域の子ども会やら野外活動でたいへんお世話になった人なのである。

さらに、この本のなかで及川さんが指導員として勤務した学童保育(山三のすずめ学級と、古江のすずらん学級)は私も知っているところだし、続編ではこの次に及川さんが勤務した北小のめだま学級(及川さんの赴任前のことだが、私や妹がかつて通った学童である)の話が中心のようなのだ。

これは読まずにいられない。

自伝じょうちゃん(松谷みよ子) 

これも『東京少年』と同じく、斎藤美奈子の『文芸誤報』でチェックした本。
斎藤が何を書いていたかは、もう忘れてしまった。

自伝 じょうちゃん自伝 じょうちゃん
(2007/11/07)
松谷 みよ子

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松谷みよ子の『モモちゃん』シリーズは、靴だけが行き来するとか植木鉢のなかの二本の木が枯れてゆくといった象徴的な書き方でモモちゃんの両親の諍いと別れを描いていた。モモちゃんやアカネちゃんのモデルは松谷の娘であり、黒猫プーもやはり松谷が飼っていた猫がモデルだという。つまり、このモモちゃんの両親の別れは、松谷自身の別れがモチーフになっている。

谷間の底から(柴田道子)

『東京少年』で学童集団疎開の話を読んだら、この『谷間の底から』を思い出して、図書館で借りてきて読む。

sibata.jpg

↑版元にもなく、ネット書店でも「購入できません」表示ばかりなので、借りてきた本の表紙を撮ってみた。

私の記憶には、疎開先での集団生活のなかの陰惨ないじめのことがあった。だが、いま読みなおしてみると、主人公・千世子(ちせこ)が受けたいじめはもちろんひどいものだけれど(上級生の理不尽な命令によって、千世子は同じ部屋のみんなの前で素っ裸にされるのだ)、その後6年生となり、再疎開(修善寺から、さらに富山へ)した先で集団の最上級生としてさまざまな役割をこなしていく千世子の姿には、明るさがあった。

柴田道子は1934年に東京で生まれ、国民学校5年生で学童疎開を経験している。

横浜少年物語 歳月と読書(紀田順一郎)

『東京少年』に続き、『横浜少年…』である。

横浜少年物語―歳月と読書横浜少年物語
歳月と読書

(2009/02)
紀田 順一郎

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紀田順一郎は、小林信彦の3つ下で、私の父と同い年である。学童疎開(集団疎開)に参加した下限の学年であり、この本も半ばまでは戦時中の記憶が書かれている。土地は違うものの、父もこんなことを感じていたのかもしれない、こんな風に本や読書のことを思っていたかもしれないと思いながら読んだ。

奴の小万と呼ばれた女(松井今朝子)

文庫になってるというので買うつもりでいたのに、近所の本屋になくて、図書館で借りてくる。

奴の小万と呼ばれた女奴の小万と呼ばれた女
(2000/04)
松井 今朝子

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タイトルは「やっこのこまんとよばれたおんな」と読む。

これは、女性にさまざまな規制が課されていた「時代」に、そうした枠をものともせぬ気骨をもった主人公・お雪を描いた物語である。

家、家にあらず(松井今朝子)

『吉原手引草』もそうだが、これも「時代ミステリー」とよばれる小説。

家、家にあらず (集英社文庫)家、家にあらず
(2007/09/20)
松井 今朝子

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私が、松井の作品では長いことこれしか知らなかった『非道、行ずべからず』の、続編というか、一部の登場人物がかぶった話である。

吉原手引草(松井今朝子)

松井今朝子が直木賞をとったという小説である。

吉原手引草 (幻冬舎文庫)吉原手引草
(2009/04)
松井 今朝子

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先に『今朝子の晩ごはん 嵐の直木賞篇』を読んだこともあり、吉原のことを書いた話で、何人もが出てきていろいろ語る形式だという予備知識はあったが、実際読んでみると、へぇぇこんな小説か、と思った。

このところ買った本、読んだ本

このところ読んだ本と買った本のメモ。いただきものの図書カードがまだもう少しあるので、ツイ買っている。

次号『ヒューマンライツ』の原稿をどうするかと思案のすえ、「松井今朝子の本」でいくことにした(入稿済み、出るのは5月10日頃)。

で、松井本を買ったり借りたりで読む。

駅に公衆電話がない

携帯電話を二つ持ってる人を時々電車などで見かけるが、私はケータイを一つも持ってないのである。

持ってる人からは「公衆電話が少なくなって、不便でしょう」と言われるけれど、自分の行動範囲においてはおおよそ公衆電話のありかをおさえているので、そう不便を感じたことはない。

そもそも、まだケータイを持ってる人が今ほど多くなかった頃--かぞえてみるともう十年以上前だが、地方ローカル線(沿線には無人駅もチラホラという路線)の車内で見たこんな風景がある。
Genre : 日記 日記

お茶が熱くてのめません(田辺聖子)

帰りに本屋へ寄って、ついムラムラと文庫本を2冊買う。いただきものの図書カードがあると、ついつい。

お茶が熱くてのめません―Tanabe Seiko Collection〈4〉 (ポプラ文庫)お茶が熱くてのめません
(2009/04/05)
田辺 聖子

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吉原手引草 (幻冬舎文庫)吉原手引草
(2009/04)
松井 今朝子

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『お茶が熱くてのめません』は、ポプラ文庫のTanabe Seiko Collection4冊目。このコレクションは、もうずっと前に世に出た小説をいろいろ拾てきて編みなおした、というもので、いつやったかもう読んでるワ、という小説群ではあるのだが、巻末に著者インタビューがどれも入ってるというのが小憎らしい。その田辺聖子の話がまたエエのである。出版社の思う壺にハマって順にぜんぶ買いそうである。

そして、もう読んでるワ、という小説ではあるけれど、また読んでもオモロイというのが田辺聖子の小説やなと思う。

東京少年(小林信彦)

斎藤美奈子が『文芸誤報』にとりあげていた中から、この本と松谷みよ子の『じょうちゃん』を図書館へ予約していた。

東京少年東京少年
(2005/10/28)
小林 信彦

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斎藤がなんと書いていたかはすっかり忘れてしまったが、読み終わるまでずっと、私はこれを小林の自伝だと思い込んでいた。読み終えて、あとがきを読み、これが“自伝的作品”ではあるが、“自伝”ではないものだと気づく。

問う力 始まりのコミュニケーション(長田弘+)

図書館の新着案内を見ていたら、長田弘の新しい本があって、ひとつも予約がついてなかったので、借りてくる。

問う力 始まりのコミュニケーション―長田弘連続対談問う力
始まりのコミュニケーション
長田弘 連続対談

(2009/02/26)
長田 弘

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登場する対談者は11人、あべ弘士+岡田武史+ピーター・バラカン+国谷裕子+キム・ソナ+是枝裕和+桂歌丸+猪口邦子+キム・ジョンハク+瀬戸内寂聴+隈研吾で、この順に対談が収録されている。

まず、あべ弘士と岡田武史との対談を読んで、エエな~と思った。
ぜんぶ読んでないうちから(図書館に返したら、買おっかな~)と思った。

対談をさいごまで読んで、長田弘のあとがきにはこうあった。
▼…コミュニケーションというのは、シティズンシップ〈市民であること〉を日々に涵養するもののこと。そうであれば、Com- という、「共に」「全く」という意の接頭辞をもつコミュニケーションは、それぞれにあって、「自ら問う」、そして「自らを問う」という、二つの内発的な力によって、不断に支えられるべきものにほかなりません。…(p.350)
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第69回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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