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読んだり、書いたり、編んだり 

ヒューマンライツ08年11月号

『ヒューマンライツ』の08年11月号が出ました。

連載「頭のフタを開けたりしめたり」は渡辺やよいの本をとりあげ、書き下ろし連作4篇の『ピーター・ノースの祝福』と、渡辺の自伝小説だという『てっぺんまでもうすぐ』について書きました。

『We』156号の「編集後記」でチラッと書いたあの本です。

11月号巻頭には、竹信三恵子さんの「ワーク・ライフ・バランスの死角」が掲載されています。(誤字を発見してしまった…)
竹信さんは、『We』では「ミボージン日記」を連載中。


ヒューマンライツの購入はこちら

※11月号の目次はまだアップされてませんが… 
11月号の目次がアップされました

「ヒューマンライツ」はたまに図書館に入ってます。
役所の人権ナントカ方面の部署で購読している場合もあります。
フェミックス事務所にもバックナンバーがありますので、フェミックス事務所に近い方はそちらでも読めます。
もちろん買うこともできます。

ピーター・ノースの祝福
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てっぺんまでもうすぐ
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Genre : 本・雑誌 雑誌

マタニティドラゴン/刺繍(川本晶子)

川本晶子の『刺繍』は、たしか去年、同僚さんに教えられて読んだのだった。39歳のエリが主人公。これがアラフォーというやつか。
ぼけはじめた母とその母の身の回りの世話をしている父がいる実家へ、たびたび帰るようになるエリ。ずっと年下の恋人・敏雄との関係は、母が敏雄に恋したことで、微妙なねじれが加わったかのようだ。

『刺繍』のあとに、川本の「ニケツ」という短篇の入ったアンソロジー『旅を数えて』を読んだ。これは若い子の話。

そして、この夏に出たのが『マタニティドラゴン』。
表題作は思ったより長い小説だった。もう一篇の「ことり心中」がなかなかよかった。

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マタニティドラゴン

kawamoto_sisyuu.jpg
刺繍

『We』の次号の編集がはじまってます

あっという間に10月がすぎ、次号『We』の編集がはじまってます。
ゲラがだらだらとファックスで流れてきます。
今日はおととい届いたファックスのチェック箇所をメールで戻しました。

で、私は次の「乱読大魔王日記」でどの本を書こうかと思案中で、手帳をめくりながら書き込んである「読んだ本」のタイトルを見なおしてますが、タイトルにおぼえはあるものの(どんな内容やったっけ?)と記憶を探るのが何冊かあり…

なるべくずらして書こうと思っていながら、いつも『We』と『ヒューマンライツ』の原稿書きが重なって、きゅうきゅうとする奇数月の月初です。

「乱読大魔王日記」は87回目、「頭のフタを開けたりしめたり」は57回目になります。

We156号
Genre : 本・雑誌 雑誌

婚礼、葬礼、その他(津村記久子)

図書館の新着リストで、ほとんど予約がついてない小説のなかから、なんとなく『カソウスキの行方』を借りてみたのが今年のはじめ頃。

○○○スキーというロシア人名のようなカタカナを見て、カソウスキーというロシア人のおっさんがどっかへ行く話、だと勝手に思い込んでいた。

そしたら、これは「仮想」で「好き」という設定をして日々の暮らしに張り合いをもたせようとしてみた30代OLの話なのだった。

読んでみるとなかなかおもしろかったので、他に何かと検索してみたら、もう一冊あった。それが『君は永遠にそいつらより若い』というデビュー作だった。
こっちは大学生女子のうだうだした生活の話。

二冊読んだあと、しばらく忘れていた津村記久子の名前を、父宅で古新聞をながめていて見つけた。
「津村記久子は、大阪住まいで、会社勤めをしながら小説を書いている」ということをそれで知る。

久しぶりに本の検索をしてみたら、この夏、続けて二冊も新しい本が出ていた。
『ミュージック・ブレス・ユー!!』という高校生の話と、『婚礼、葬礼、その他』という20代OLの話。

さらに、単行本未収録の小説が雑誌にいくつか載ってるのを探しだして、今日は『野性時代』の1月号に載っていた「バイアブランカの活断層」を読んだ。これは京都の大学生の話。

どれも、どこか不思議な話なのである。
といっても、川上弘美のような不思議さとも違う。
もう少し書き慣れると、もっとうまくなるだろうと思う。
豊島ミホのように、文庫化に際して大幅な加筆修正とか。

でも、いま出ている作品がいけないわけではない。
身に覚えがありそうな、なさそうな、そんな話。

婚礼、葬礼、その他婚礼、葬礼、その他
(2008/07)
津村 記久子

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カソウスキの行方カソウスキの行方
(2008/02/02)
津村 記久子

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君は永遠にそいつらより若い君は永遠にそいつらより若い
(2005/11)
津村 記久子

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ミュージック・ブレス・ユー!!ミュージック・ブレス・ユー!!
(2008/07/01)
津村 記久子

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父の戦地(北原亞以子)

北原亞以子の『父の戦地』を読む。

kitahara.jpg
父の戦地

著者の父は、自分の出征時にかぞえで四歳だった娘ヨシエチャンにあてて、戦地から絵入りのハガキをたくさんたくさん送ってきた。
その父は、生きては帰らなかった。

著者は、軍事郵便ゆえに日付もないそれらの絵のついたハガキを何度も見て、父からの手紙の文面を何度も読みながら、この本のもとになった連載を書いたらしい。

父は戦地でこうだったのではないか。
きっとこう思ったにちがいない。
こんなことを考えたのかもしれない。

著者の記憶から失われてしまったこともたくさんあるが、父からのハガキを何度も読み返しながら、書かれたらしい。

東京大空襲、わけてもひどかった3月10日の大空襲を経験したおケイちゃんが、息子が買ってきた戦争ものの載っている漫画雑誌を畳へ叩きつけた、という話が強く印象に残る。

▽まだ私が二十代の頃だったと思う。遊びに行った私の目の前で、おケイちゃんが躯を震わせて泣き出したことがある。小学生くらいだったおケイちゃんの息子が、戦争ものの乗っている漫画雑誌を買ってきたのである。
 おケイちゃんは、息子の手から雑誌を奪い取って畳へ叩きつけた。戦争漫画は読むなと、日頃から息子に言っていたそうだが、息子もまさか母親がそこまで怒るとは思わなかったのだろう。呆気にとられたように口を開け、母親を見つめていた。
 「こんなもの買ってきて。あたしが、どんな思いをしたかも知らないで」(p.170)

おケイちゃんは、著者の母のいとこにあたる。

著者は私の母と一つ違い、父と三つ違いである。
母や父も、著者と同じような思いをしたことがあるのだろうと、思う。

またまためまい

めまいは収束に向かっていると思っていたところが!!

11/1の朝はくるーりくるーりとマイルドながら回転性めまいが起こり、吐き気のために出勤を1時間遅らせました。

そして11/2-3と、またかなりひどいめまいで、ぐるぐるとします。上向いても、下向いても、ぐるんぐるんするので、また階段がこわくなってしまった…

11/5に次の耳鼻科受診です。
MRIを撮ってみましょう、ってことになると思います。

はやくすっきりしたい…
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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