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読んだり、書いたり、編んだり 

冠・婚・葬・祭


冠・婚・葬・祭
中島京子
\1,680
筑摩書房
2007年

職場で新刊案内を見ていたときに、ちょっと気になっていた小説が図書館の新着コーナーにあったので借りて読んでみた。「冠」「婚」「葬」「祭」のそれぞれが、成人式、見合、葬式、お盆の話として短篇で書かれていて、かつ登場人物がちらりとつながった連作になっている。

おもしろかったなあ。

この著者は『FUTON』を書いた人だ。(検索してみたら著書は十数冊あるみたい)
ほかのも読んでみるかな。
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秋の花


秋の花
北村薫
\1,365
東京創元社
1991年

『空飛ぶ馬』『夜の蝉』に続く、シリーズ3冊目。

▽人は生まれるところを選ぶことは出来ない。どのような人間として生まれるかも選べない。気が付いた時には否応無しに存在する《自分》というものを育てるのは、ある時からは自分自身であろう。それは大きな、不安な仕事である。だからこそ、この世に、仮に一時でも、自分を背景ぐるみ全肯定してくれる人がいるかもしれない、という想像は、泉を見るような安らぎを与えてくれる。それは円紫さんから若い私への贈り物だろう。(p.184)

岩波の辞典で「しゃれ」の用例に「へたなしゃれはやめなしゃれ」というのがある、と書いてあったので、ウチにあった古い岩波の国語辞典を引いてみたら、本当にその用例が載っていた。


表紙画像は、ほぼ同じ装幀の創元推理文庫版のもの。装画は高野文子。

琥珀の城の殺人


琥珀の城の殺人
篠田真由美
\700
講談社文庫
1998年

自分ではまず買わないし図書館でも買わないようなタイトルの本である。
「おすすめミステリー」リストの中にあった本で、一番そそられなかったのがこれ。死体や人殺しが出てくる小説はどうも好きになれない。私がミステリーをほとんど読まないのも、どこかで「ミステリー=死体や人殺しの謎解き」と思ってしまっているからだ。

それでも『配達あかずきん』や『空飛ぶ馬』『夜の蝉』と、どれもおもしろかったので、その人がすすめてくれるものなら、と借りてみた。

第一の死体発見現場は書庫。という小説である。
十八世紀ヨーロッパの山の中の城館が舞台で、登場人物はカタカナの名前。この、カタカナの名前というのがどうも苦手で(読んでいるうちに、誰が誰だか分からなくなってくるのだ)、半ばあたりまで、何度も冒頭簿「登場人物」一覧を見なおし、「城館配置図」を見なおした。


東京創元社から単行本で出たときには「琥珀の城」に「ベルンシュタインベルク」とルビがついていたそうだが、文庫化にあたり改筆もあり、タイトルもルビなしで「こはくのしろのさつじん」となった。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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