読んだり、書いたり、編んだり 

ず・ぼん 10 図書館の委託 2


ず・ぼん 10 図書館の委託 2
ポット出版
\2,100
2004年


ず・ぼん9号に続き、特集は「図書館の委託」。
ポット出版のサイトをのぞいてみたら、今は、最新号をのぞき、書き手から了解の得られた記事の全文を公開しているそうだ。
http://www.pot.co.jp/zu-bon/zu-10/

「図書館というのは人類の魂の宝庫だ」とのライプニッツの定義の話が印象に残った。図書は情報ではなくて、魂の結晶だと。
「東京の図書館振興を体現した人 朝倉雅彦」というロングインタビューに、この話はのっている。

ゲドを読む。


ゲドを読む。
糸井重里=プロデュース
岩波書店、スタジオジブリ=編集協力
ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント=発行
\0
2007年

映画「ゲド戦記」のDVD発売に先行して、無料配布された文庫サイズの冊子。同僚さんから一冊もらった(私が手に入れたのは黄色の表紙)。

収録されているのは、中沢新一の書きおろし「『ゲド戦記』の愉しみ方」、原作から名セリフをピックアップした「『ゲド戦記』のなかの心に染みることば」、宮崎駿、河合隼雄、清水眞砂子、上橋菜穂子、中村うさぎ、佐藤忠男らによる「いくつかの重要な『ゲド戦記』論」など。

長いこと読んでないけど、『ゲド戦記』をまた読んでみようかなあと思った。それと、映画もいちど見てみたいと思った。

母の四万十川 第2部 それぞれの道


母の四万十川 第2部 それぞれの道
笹山久三
\1,680
河出書房新社
1997年

安保闘争や三池闘争、東京オリンピック、普及しつつあったテレビ…そういうのが高知の村にどう入ってきたか、どのように見えていたか、こんなだったのかもなあと思った。田んぼが捨てられ、出稼ぎなどで人手がどんどんいなくなり、農薬が使われ、勤めに出ることでだんだんと現金収入が増えて、村のなかでの金回りが変わってくる。チエの商売も、売れるものや量が変わっていく。自分のうちでつくっていたもの(たとえば味噌)も買われるようになっていく。

歴史を振り返るようなテレビ番組などを見ていると、国会議事堂を取り囲むデモとか、オリンピックの聖火リレーとか、あの年はそういう年だったと勝手にコンパクトに思い込んでいるけれど、違うな、きっと違うなあと思った。

三池へ行ったチエの昔のしごと仲間が、組合活動をつうじて父ちゃん(夫)が変わった、こんなにも変わるのかと思うほど変わった、自分も変わったと手紙をよこす。
そこが印象に残った。

氷の海のガレオン

氷の海のガレオン
木地雅映子
\1223
講談社
1994年

こないだ読んだ文庫の『氷の海のガレオン/オルタ』と収録作が違うというので図書館で単行本を借りてきた。
表題作とともに収録されているのは、「天上の大陸」と「薬草使い」の2篇。「オルタ」とはまた違うものがたりだ。

表紙の装画は松本大洋で、文庫では単色刷でカバーに使われている絵が、単行本ではカラーだ。

絵本画家の日記


絵本画家の日記
長新太
ブックローン出版
\1121
1994年

『絵本画家の日記 2』は買えるが、一冊めの『絵本画家の日記』は品切れ。復刊リクエストもかかっているが、復刊されるかどうか。手放したつもりはないのに、本棚に見当たらない。
仕方ないので、図書館で借りてきて読む。

たとえばある日のチョーさんはこんなことを書いている。


○月○日・子どもの絵の審査をした。いつも脳天に一撃をくらったようなめにあう。子どもには到底かなわぬ。子どもの本の絵を描いていて、いいのでございましょうか? 子どもに見せる本を描いているなんて、実は、たいへんゴーマンなことではないのかしら? と、いつも思う。子どもの絵を見て激しい嫉妬に悶々とした一日。

ゴムあたまポンたろう


ゴムあたまポンたろう
長新太
\1,365
童心社
1998年

頭がゴムでできているポンたろう。頭をポンとぶつけながら、あちらこちらへ飛んでいく。

さいごはゴムの木で、すーすーおやすみ。

へんですねぇへんですねぇ


へんですねぇへんですねぇ
今江祥智・文
長新太・絵
\300
ベトナムの子供を支援する会
1972年

「この絵本の売り上げの半分(150縁)は、ベトナムに母と子保健センターをたてるために、使われます」という絵本。

チョーさんの40代の作。

いつだって長さんがいて…


いつだって長さんがいて…
今江祥智
長新太
\1,575
BL出版
2006年

自分の作品は排泄物だ、過去の作品は自分のものじゃないという長さんを今江が一押し二押し…やっと「いいですよォ」の返事をもらい、ああでもないこうでもないとつくりあげたのがこの本。
最初は季刊「飛ぶ教室」の復刊号(2005年)にのったという。

そして2006年に長さんが亡くなり、今江が書き足して、杉浦範茂がレイアウトをして、絵本ができた。

マンガどうわ なんじゃもんじゃ博士 ハラハラ編


マンガどうわ なんじゃもんじゃ博士 ハラハラ編
長新太
\1,050
福音館書店
2003年

ドキドキ編の前編。借りた順番のかんけいで、こっちがあとになった。

▽これから始まるのは、
 「なんじゃもんじゃ博士」と友達のゾウアザラシとの
 冒険の旅の物語です。
 博士とゾウアザラシとが、どこから来て、どこへ区のか、
 それはだれにもわかりません。
 博士自身、「そんなもんじゃ、どんなもんじゃ」というばかりで、
 きっと答えてはくれません。

 ハラハラ・ドキドキ、でも、
 ゆっくり・のんびりした、ふたりの旅。
 ごいっしょに楽しんでください。(3p.)

と、扉をめくった最初のページに書いてある。

2冊目の『ドキドキ編』では、1コマ目はぜんぶ「博士とゾウアザラシがやってきました」と定型化されていたが、1冊目は少しバラエティがある。


読んでいて、ニヤ~としてしまうのは同じ。

氷の海のガレオン/オルタ


氷の海のガレオン/オルタ
木地雅映子
\567
ジャイブ(ピュアフル文庫)
2006年

著者の名は「きじかえこ」とよむそうだ。

「自らを天才と信じて疑わないひとりの娘がありました。斉木杉子。」で始まる、氷の海のガレオン。


海のビー玉


海のビー玉
長新太
\1,260
平凡社ライブラリー
2001年

『やわらかい頭』とともに、手放したつもりのない『海のビー玉』が見つからない。しかたないので図書館で借りてきて読む。

せっけんに毛がついてしまったら、お尻ですーっとなぜると取れる、という実用的な知識をこの本で得てから、風呂ではお尻ですーっをよくやる。ほんとに取れる。

ばかばかしくて、イミ不明で、でもおかしい。
この本は理論社で出たものの再刊だが、もちろん判型も違うし、よく読むと収録作品も一部違うらしい。
図書館の力を借りて、前のも読んでみたい…

マンガどうわ なんじゃもんじゃ博士 ドキドキ編


マンガどうわ なんじゃもんじゃ博士 ドキドキ編
長新太
\1,050
福音館書店
2003年

『なんじゃもんじゃ博士』は前に知り合いから借りて読んだことがあった、はず。ああもうこれ手に入らないのかと思ったおぼえがあった。久しぶりに図書館で長新太本を検索してみると、『なんじゃもんじゃ博士』があった上に「ハラハラ編」と「ドキドキ編」があるのだたった。
これは、昔の本とは別?

どのマンガも1コマ目は「博士とゾウアザラシがやってきました」。おかしい。
次々とへんなのが出てくる。

博士とゾウアザラシがやってきて、見るとふとんがしいてある。ハテ、と思いながら博士とゾウアザラシは、ふとんに入って寝るのです。グーグーといびきをかいていると、ふとんもグワーグワーといびきをかくのであった!
これはあやしい!と思って博士とゾウアザラシはにげだしたのよ。
だけど、そのふとんは、「いらっしゃいいらっしゃいあったまっていきなさい」と博士たちをよぶ。博士とゾウアザラシはまたふとんにはいったのです。

あーーーおかしい。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第43回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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