読んだり、書いたり、編んだり 

ビート・キッズ 2


ビート・キッズ 2
風野潮
\1,155
講談社
1999年

1がなかなかおもしろかったので、2も続けて借りてきて読む。中に、ほんの数枚挿し絵があり、たぶんどれかが英二で、どれかがゲンタ…なのだろうが、その挿し絵にあるイメージが、私が文字を読んで思い描いていたイメージと違ったので、ちょっと残念。
いっそ、こういう登場人物の絵は入れないでほしい。

ほぼ日手帳の秘密 10万人が使って、10万人がつくる手帳。


ほぼ日手帳の秘密 10万人が使って、10万人がつくる手帳。
ほぼ日刊イトイ新聞編著
山田 浩子編著
\1,260
幻冬舎
2005年

「ほぼ日手帳」はここ数年、買ってみようか使ってみようかと迷いながら、まだ買ったことも使ったこともない。けっこういい値段なので、ロフトで現物をめくってみたこともあるが、思い切って買えず。

「ほぼ日」手帳の紙と綴じ方には興味があって、裏うつりのしにくい紙に、180度ぱたんと開くという糸かがり綴じ。それと1日1ページという配分。

文庫本サイズの手帳は、出版社がそれぞれ出すようになり、ちくまの文庫手帳は二度ほど使ったことがある。日付だけが入った、新潮の文庫手帳もかなり興味がある。

ことしもだんだん年末が近づいてきて、来年用の「ほぼ日」手帳販売も近づいてきて、迷う。

紙の端切れに書くメモ(本のタイトルや、ちょっとした書き抜き)がいつもバラバラとたまって、ぐちゃぐちゃになるので、とりあえずと思い、小さいノートを買ってみた。

いま、「公共性」を撃つ ドキュメント横浜新貨物線反対運動


いま、「公共性」を撃つ ドキュメント横浜新貨物線反対運動
宮崎省吾
\1,890
創土社
2005年

「復刻・シリーズ1960/70年代の住民運動」で出た一冊。埼玉大学共生社会研究センター(住民図書館のコレクションを引き継いだところで、宮崎が持っていた横浜新貨物線反対運動の資料も現在はここにある)の書架で旧著をみかけ、読んでみたいと思って図書館から借りてきて読む。

公共の福祉、というときの「公共性」、お上がいう「公共性」そういうのを「撃つ!」というのがタイトルだろうと思う。

横浜新貨物線反対運動が起こったときの横浜市長は飛鳥田一雄、社会党の委員長もやった人物で、当時各地に誕生した“革新市政”のトップとも言われた。横浜新貨物線反対運動を担った住民たちは、最終的には飛鳥田市政に対して、独立・分立し、新たな自治体をつくることも考える。ここが、じつにおもしろかった。

“革新”のもつ善政主義への批判は、するどい。

横浜新貨物線反対運動は、「地域エゴ」という批判も受けた。住民運動の多くが一度は受ける批判だろうと思う。では、一方で役所の言う“公共の福祉”とは何か。

いったん最後まで読んだが、もう一度じっくり読みたい。

ロシア革命 1900-1927


ロシア革命 1900-1927
ロバート・サーヴィス著
中嶋毅訳
\2,205
岩波書店
2005年

「ヨーロッパ史入門」10冊のうちの1冊。
こないだ「ロシア皇帝の至宝展」という、これでもかというほど金ぴかのお宝を並べた展示を、国際美術館へ行ったついでに(藤本由紀夫展が目的で行ったついでに)見た。ものすごい絢爛豪華な品々で、ちょっと悪趣味ではないかと思うくらいのモノだった。

世界史のこまかいところは忘れたが、そりゃロシア革命も起こるよのう…と思わせたので、『ロシア革命』の本を借りてきて読んでみた。

訳者解説によると
▽著者が序文で記しているように、ロシア革命の歴史を叙述する際の時期区分として1900年から1927年という長期にわたる期間を設定していることは、本書の大きな特徴である。こうして著者は、およそ一世代におよぶ歴史の文脈の中でロシア革命のもつ意義を理解しようと試みるのである。[中略]こうした独自の視角から著者は、帝政末期のロシアと1920年代のソヴィエト・ロシアとのあいだの「連続と断絶」という問題に新たな光をあてている。著者によれば、工業化や経済成長、社会の近代化という帝政末期のロシアの課題は、革命後のソヴィエト政権にとっても共通の課題であった。工業化・近代化に向かう動きは帝政末期にすでに一定程度進行しており、第一次世界大戦と革命による中段はあったものの、1920年代初頭にはこの近代化に向かう動きが再び現れたのである。こうした主張は、本書のように、革命を長期的展望の中で位置づけることによってはじめて説得的に論ずることができるのである。(147p.)

近いうちに、世界史の教科書かなにか、このあたりの通史的なのも読んでみたい。

ビート・キッズ


ビート・キッズ
風野潮
\1,155
講談社
1998年

こないだの『モデラートで行こう♪』がなかなかおもしろかったので、これも音楽モノらしい『ビート・キッズ』を借りて読む。タイトルだけは、だいぶ前から知っていたが、読むのは初めて。

大阪弁の軽快さでは、ひこ・田中の本より上かも。
あかんたれのお父ちゃんが出てくるあたりは、『竜神七子の冒険』にも似ているが、こちらはお母ちゃんもちょっとヘナヘナ。

2冊目も読もうと思う。
今は文庫にもなっている。

左ききのたみやさん。 哀愁ただよう左きき爆笑エッセイ


左ききのたみやさん。 哀愁ただよう左きき爆笑エッセイ
たみやともか
\1,000
宝島社
2006年

図書館をぶらぶらしていて見かけた本。「右ききの人が気づかない左ききの…」云々というのが気になり、さらっと読む。

駅の自動改札を通るとき、手がクロスしてかなりうっとうしいらしい。

ず・ぼん 9 図書館の委託


ず・ぼん 9 図書館の委託
\2,100
ポット出版
2004年

時々読む『ず・ぼん』は「図書館とメディアの本」とサブタイトルのついた本。雑誌のようだが、ISBNもついてるし、本扱い。

9冊目の特集は「図書館の委託」。しばらく前からリクエスト待ちしていて、借りてきた。
読んでみたら、むかし一度読んだことのある号だった。でも、今読むと、それはそれでおもしろいし、図書館はどうあってほしいか、公共的な場所としてのあり方も考える。

自分が買って読んだ本、それを図書館へ預けておくというような、そういう蔵書構成もあっていいだろうなと思う。自分だけで蔵書を持ちきれるわけはないから。

雑誌のような体裁の本なので、てっぺんからべったり読むわけではなくて、あっちこっちをパラパラと読む。

読んだのはこんなあたり。
○書店員と図書館員のおしゃべり どうしたい?図書館/福嶋聡、掘渡
○再録 本屋とコンピュータ/福嶋聡
○座談会 委託はどこまで拡がるのか 東京23区の図書館民間委託を徹底討議/井東順一、大橋直人、小形亮、手嶋孝典、福嶋聡、本多伸行
○目黒区立図書館、窓口業務委託への対置案
○わりきれない思いが、私たちの出発点だった 大田区図書館奉仕員連絡会の二年間/熊倉京子
○子ども利用者獲得大作戦 荒川区20代非常勤職員たちの試み/高橋峰子
○NHKのお粗末な図書館認識 クローズアップ現代「ベストセラーをめぐる攻防」を批判する/手嶋孝典
○栗原均 ロングインタビュー/東條文規、掘渡
○栗原均さんの力/益田忠夫
○行動の人、そして温情の人/塩見昇

エンド・ゲーム 常野物語


エンド・ゲーム 常野物語
恩田陸
\1,575
集英社
2006年

常野物語の3冊め。こっちも長編であった。1冊目だけが異色な構成のようである。

本の装画がしゅーる。
マッチ棒でできたジャングルジムの向こうに空き缶が山のように積まれている。

蒲公英草紙 常野物語


蒲公英草紙 常野物語
恩田陸
\1,470
集英社
2005年

2冊目の常野物語は、1冊目とまた雰囲気が違った。こんどは、一冊ずっと同じ話。過去と行き来したりはするが。
西洋の絵と日本の絵について、聡子が語っていることがおもしろい。

▽「椎名様の--西洋の絵は、今この時の聡子を書いておられます。このいっときの、今ここで光を浴びてすわっている聡子を描いています。この刹那、目に見える聡子の細かいところを正確に再現していらっしゃいます。でも、こちらの、日本の方法で描かれた絵は」
 聡子様はすっと永慶様が筆で描かれた絵を指差しました。
「なんというのでしょう--もっと長い時間の流れを描いておられるような気がするのです。ここには、聡子という人間の昔の時間やこの先の時間が描かれているのではないでしょうか--きっと、日本の絵は、西洋の絵のように見たままのものを描くのが目的ではないのです」
 私はその瞬間、なんとなくぞっとしたのを覚えております。私が目の前にしているのはなんというお方なのだろうと、空恐ろしくなったのです。それは、横にいらしたお二人も同じだったようです。椎名様の顔からさっと血の気が引くのが分かりました。
 「きっと、永慶様は聡子を描いておられるのではないのでしょう--聡子を通して、聡子のいる世界の昔と今、そしてこれからを含めた時間や空間を描こうとされているような気がするのです。西洋の方は、なんと言えばいいのでしょう、そこにいるありのままの人間を描くのが目的なのでしょうね。でも、日本は違います」
[中略]
 「目的が違うのですから、描き方も違ってくるでしょう--ありのままのものを描くのならば、影や奥ゆきをきちんと描こうと力が入ってくるでしょう。でも、時間の流れや世界そのものを描こうとするのならば、むしろ影や奥ゆきといったものはだんだん不要になってきて、より簡素にしようとするのではないかと思うのです」(50-52pp.)

▽「皆さんは、画家の描いた絵を御覧になってどう思いますか? 同じものを見ているのに、どうしてこんなにも違う絵になってしまうんだろうと思いませんか? 優れた画家は、人物を描けばそのひとの過去や内面までも絵の中に表現することができます。風景を描いても、その時代や雰囲気を見ているものに感じさせることができます。つまり、画家というのは目に見えるものを書いているようでいて、実は見えないものを書いているんじゃないか」(161p.)

光の帝国 常野物語


光の帝国 常野物語
恩田陸
\1,785
集英社
1997年

恩田陸というだけで借りてきてみた。これは常野(とこの)という一族にまつわる、短編集。あっちの話、こっちの話で登場人物がかぶっているところもあるが、じゅうぶん頭に入らない。

▽『常野』という言葉の由来を知ってますか? 権力を持たず、群れず、常に在野の存在であれ。そういう意味だそうです。(239p.)

わたしのほんとの友だち


わたしのほんとの友だち
エルス・ペルフロム作
テー・チョン=キン絵
野坂悦子訳
\1,470
岩崎書店
2002年

『第八森の子どもたち』の作者の本。
「ほんとの友だち」というのは、リカルドのことであり、3人のピーのことなのだろうと思う。

お母さんが入院し、おばさんの家で夏休みを過ごすことになったズワーンチェのおはなし。

不倫[レンタル]


不倫[レンタル]
姫野カオルコ
\580
角川文庫
2001年

姫野カオルコはやはりオモロイ。フ。

 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第43回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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