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読んだり、書いたり、編んだり 

狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論


狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論
内田樹
\1,470
朝日新聞社
2007年

収録されているテキストのほとんどは、ブログ「内田樹の研究室」で読んだものだが、こうして教育に関するテキストばかりまとめて読むのも悪くない。

▽論文というのは「贈り物」である。私たちが先人から受け取った「贈り物」を次の世代にパスするものである。
 私たちはゼロからの想像として学術論文を書き、その造物主的な偉業に対して学位や業績評価を対価として受け取るのではない。私たちはすでに「贈り物」を受け取っているのである。それを私たちは自分の身体と自分の知性を通して、次の世代に「パス」しようとする。(190-191pp.)

獣の奏者 2 王獣編


獣の奏者 2 王獣編
上橋菜穂子
\1,680
講談社
2006年

リクエスト待ちをしていた『獣の奏者』王獣編が思っていたより早く届く。えええ、そういう話になるのか!

また一気読みしてしまった。

いらっしゃいませ


いらっしゃいませ
夏石鈴子
\1,365
朝日新聞社
2003年

出版社に勤めているという夏石鈴子の経験がうつされているのかな?とも思う小説。
しまいまで読んでから、また最初に戻って読んでいる。主人公は鈴木みのり。
夏石鈴子は、鈴木マキコ名で書いた『新解さんの読み方』という本もある。

▽みのりも、木島さんの話を聞くのが好きだ。聞いているうちに、ふと気付いたのは、人は一人では生きていけないと言うけれど、それは、うんと小さなレベルでも確かにそうで、人には話す側と聞く側が少なくとも一人ずつ必要だということだった。(157p.)


獣の奏者 1 闘蛇編


獣の奏者 1 闘蛇編
上橋菜穂子
\1,575
講談社
2006年

気になっていた本。図書館でしばらくリクエスト待ちして、まわってきた。1が、エエとこで終わってしまう。2はまだリクエスト待ち。あー続きが読みたい。

主人公のエリンは、このあとどうなるのか!

どこかの仮想の国が舞台やけど、米を食べたり、表記を見る限りはどうみても関西弁をつかう女の子が出てきたりして、おもろいな~と思う。

なまけんぼの神さま

なまけんぼの神さま
さねとうあきら作
今井弓子絵
\1121
あかね書房
1974年

表紙画像なし。

『何だ難だ!児童文学』で出てきた本のひとつ。山谷のドヤの子どもたちを描いたはなし。

よその人たちは「ドヤもんは、人間のくずだ」とあたまからきめこんでいて、ドヤの子どもらは地元の学校からはじきだされたり、親があちこち放浪していたために学校にはいれなかったりしていた。

長欠児に声をかけて集めた「つくしんぼ教室」で、ともえは福ちゃんに出会う。

バイブを買いに/きっと、大丈夫



バイブを買いに
夏石鈴子
\1,680
リトル・モア
1998年

夏石鈴子オモロイ。これ読んだあと、『きっと、大丈夫』を読んでたら、『バイブを買いに』を書くまえに、こういうことがあったり、ああいうことがあったりしたのか、そういうのもネタ元かと思う。

読んでいて笑ってしまうところも多く、電車で読むにはビミョーな本。

表紙画像は、単行本のが見当たらなかったので、同じ装丁の文庫本の画像。


きっと、大丈夫
夏石鈴子著
平間至写真
\1,260
マガジンハウス
2001年

愛情日誌


愛情日誌
夏石鈴子
\1,470
マガジンハウス
2004年

これにも五十嵐豊子と明彦(オット)と昇太(しょうた)と宝子(ほうこ)が出てくる話が収録されている。

▼結婚していなければ、「何で結婚しないの?」と言われ、結婚すれば、「子どもは?」と言われ、赤ん坊を連れていると、「二人めは?」と言われる。二人子どもを連れていると、もう何も言われない。たぶん、人生の中で他人から何もあれこれ言われない時期は、今なのだ。たくさん時間をかけて、いろんなことをしないと、「あれこれ」から許してもらえない。別に「あれこれ」のためい生きているわけではないけれど、全然関係のない他人から、めんどうな一言を掛けられなくなるには、これだけの要素がないとだめなのだ。あれこれ言われずに済む、やっと素の自分に戻って、一から好きなようにやれると思ってみれば、自分は当然「若い女の子」ではなく、「あれっ」と思うような「老けたこけし顔」になっている。子どもは余計なことばっかりして、うるさいし、毎日がただ片づけで終っていくばかりだし。心はちっとも晴れ晴れしない。(70-71ページ)

家内安全


家内安全
夏石鈴子
\1,470
マガジンハウス
2002年

夏石鈴子を初めて知ったのは、いまはない(一応休刊らしいが、実質は廃刊だろう)『鳩よ!』というマガジンハウスが出している雑誌の連載を読んでのこと。

軽いような、ねっとりしたような、小説。

日本手話とろう文化


木村晴美さんの『日本手話とろう文化』を再読。一読目は、図書館の本だったが、これは自分で買った本。

近いうちに、DVD版も買って、日本手話でこの本の内容を見るつもり。

あほうの星


あほうの星
長崎源之助作
山中冬児絵
\903
理論社
1977年

『ヒョコタンの山羊』の「あとがき」に出てきた『あほうの星』を読んでみる。「はじめに」にこうある。

▽「八つぁん」は、あほうあつかいされることによって、いつのまにか、あほうになってしまった男の話です。
「ハエ」は、一番あほうな死にかたをした男の話です。
「ハトの笛」は、あほうのふりをして、生きぬこうとした男の話です。
 三つとも、戦場の中での、無力な人間の生き方を描いてみました。(1p.)

韓国の美味しい町


韓国の美味しい町
鄭銀淑
\735
光文社新書
2006年

著者の名は「チョン・ウンスク」。この著者の名をちらっと聞いて、何か読んでみようかと借りてきた本。
朝鮮戦争の避難民がもたらした味もあり、山奥の発酵食品もあり、密造酒取り締まりをのがれて生きのびたマッコルリがあり…韓国のいなか町を食べてあるいた、おいしそうな本。

ボクの町


ボクの町
乃南アサ
\740
新潮文庫
2001年

これは成長小説でもあるのだろう。警視庁のお巡り見習いとなった高木聖大(たかぎ・せいだい)を主人公とした「ポリス・コメディ」。この高木聖大が、イマドキの若いもんとしてこまごまと描かれていて、読んでいて(あ、あ、あほか?)と思わせるほど気短か(こらえ性がないともいう)。見習い期間のあいだに、自分はまったく手柄をたてられないのに、同期の三浦はつぎつぎと職質検挙をあげていく。ああもうやってられねえと辞めてしまうことも考える高木の、あれやこれやと考えるコトがこれまた(あ、あ、あほか?)と思わせる。読んでいて、この高木にちょっとイライラしたりもする。それくらい、人物造形がきちーっとしているなあと思った小説だった。

 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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