FC2ブログ
 
読んだり、書いたり、編んだり 

ネコの世話

 今日も天気がいいので洗濯して干してから、朝のネコの世話。とはいうものの昨晩2匹とも外泊のままだったので、戻ってくるかと玄関開けて、1時間ほど本を読んでいたが、戻ってこないので、あきらめてとりあえず2駅向こうのO図書館へ行く。Oさんちで読んでしまった藤原和博の『サクラ、サク』を返す。フィクションで経営(マネジメント)のエッセンスを書いてみた、という試みはわかるけど、なんかイマイチだった。「男でしょっ」とか「PTAのお母さんたち」とか、そういうのは“リアル”なことなのかもしれないけど、読んでいてちょっといらついた。

 ふだん使っているH図書館に私がなじんでいるせいもあるのだろうが、O図書館のカウンター接客が感じわるい。H図書館は蔵書点検で休館やのに「予約されてる本はやくとりにいってください」とか言うし(開いたら、すぐ行くっちゅーねん)。1冊返却して「いま、私何冊借りてますか?」と聞いたら、(わかってないんか、こいつという風情で)「先に利用者カードを出してくださいっ」と鼻息荒く言われるし。あ~感じわる~。

 予約してた本を2冊とあと2冊借りて帰る。ネコの様子をみに立ち寄る。1匹がいったん戻ってきてエサをがつがつ食ったが、またぷいと出ていってしまった。もう1匹はよんでみるが、見当たらず。

 買い物して帰宅。昼ご飯を食べて、また洗濯して干して、晩ご飯のコメをしかけて、夕方のネコの世話。ネコが戻ってこんので、玄関開けて、なかで本を読んでいたら、いっぱい蚊にくわれてしもた。かゆ~
 横森理香の『母を送る、母に贈る』を読んでしまう。

 それから手話にいく。来ていた人に、リハビリの署名をしてもらった。
スポンサーサイト

鳥女/ハルカ・エイティ(II)

 昨日は雨だったが、今日は晴れ。
 晩ご飯は、同居人がジンギスカンジンギスカンとさわぐので、タレ漬けラム肉を買ってきて、それを野菜と炒めたやつ。あと鰹のたたき。そんなんを食べながら、ビールを飲む。

 同居人はそのままサッカー観戦で、うーとかあーとか騒いでいたが、私は読みはじめた『ハルカ・エイティ』が面白くて、ずっと読みつづけ、サッカーの試合が終わるまで、ずっと読んでて読み終わってしまった。姫野カオルコ、これもエエなあ。関西弁が駆使されているあたりは、田辺聖子を思わせる。

 いやーーおもしろかった。

鳥女/ハルカ・エイティ(I)

 朝は日曜美術館が始まるころに起きる。眠い。今日は小山田二郎の話で、「鳥女」がいくつも出てきた。かつてのご近所さんということで、ねじめ正一がゲストに出ていた。小山田は、ある日「ラーメンを食べてくる」と出かけたまま、妻の前から姿を消し、そのまま死ぬまで、友人にも知らせず、家族にも知らせず、住まいを転々として、画廊に絵を送るだけで、他との関わりをほとんど絶っていたという。一緒に転々とした、イトコのような女性がいたそうだ。

 鳥女といい、他の作品といい、テレビで見るかぎり、怪しくてちょっとこわいかんじ。でも見てみたい。ねじめ正一の父上は、小山田から月賦で絵を買ったそうだ。結婚するまえの小山田は、のちに妻となった女性を「ダリヤ、ダリヤ」とよんでいて、ダリヤ、ダリヤと書かれた、絵のハガキもうつされていた。

 軽く昼ご飯を食べてから、水曜日に休館だった大阪市の近美へ「現代美術」を見にいく。カバンに入れていったのは角田光代の『みどりの月』。今日は同居人が障害者手帳をどこかへ忘れてきたので、お金を払って入る。ここのコレクションなので、別の機会にみたことあるやつも多かったけど、初めて見たのもいくつか。鉛筆で真っ黒に塗ったやつとか(ここまで念入りに真っ黒にするには、どれくらいの手間暇がかかっているのか)、キャンバスを染めて切り開いたやつが、おもしろかった。チラシやポスターにも使われていた「ピンク・バルーン」は、思っていたよりうすよごれていて、野外展示でもしたのかなあと思う。波の作品をナナメから見たのもおもしろかった。

 今日は歩かず、梅田まで電車で戻り、同居人が来週出る結婚式用に、靴を新調し、スーツを引き取って帰る。靴は、シューフィッターのような人が計測をすすめてくれたので、同居人が大層な機械に足をつっこんで計ってもらった。本人は「25.5」と思い込んでいたらしいが、ここのメーカーのものだと「24.5」がちょうどよさそうだと言われ、はいてみた同居人も納得してそれを買った。こんど私も靴を買うときには計ってもらおう…と思った。

健康維持に膨大な時間を費やして(II)

 健康維持は、父ちゃんにとって生きていく大部分の時間を費やすものとなっている。「最近はだいぶ暑くなってきたけど、あいかわらず一万歩、二万歩くらい歩いてんの?」と尋ねたところ、はたして、この暑いなか、やはりいまも一日一万五千歩くらい歩いているらしい。
 父ちゃんがそしてぽろっと言ったことが、おかしいような、せつないような。「歩くことや健康維持に膨大な時間を費やしていて、ゆっくり本を読んだり、手紙を書いたりする時間がとれない」と言うのである。私は内心(それは本末転倒ではないのか)と思ったけれど、言わないでおいた。父ちゃんは「毎日これくらい歩いていないと、やめるのは不安だ」とも言ったから。

 母ちゃんのお弔いについては、7年たって、だいぶ気もちも落ちついてきて、一段落したような気がしていた。そして、父ちゃんは自分の「健康維持」にやや強迫的になりながら、暮らしている。この「やめると不安」な心持ちというのは、「安心して老いる」にはちょっと遠いということだろうか。

 帰り、父ちゃんも散歩がてら出るというので、暑いなか帽子をかぶって、駅まで一緒にぶらぶら歩いた。年寄りは喉の乾きに気づきにくいと聞くから、散歩の途中で水分とりやとりやと数年前からくどくど言ってみるものの、父ちゃんは帽子をかぶるだけで、すたすたと歩く。汗かきのくせに、脱水症状おこさんといてやーと思い、水筒を持ってもらおうかと思案する。

 リハビリ打ち切り反対の署名を、父ちゃんにもしてもらう。ヨソの国を見ていると、すぐデモや暴動が起こっているけど、日本はそんなのが全然なくなってしまったなあ、昔は学生がいちばんにこういう運動をしたものだけど、豊かになったからかなあ、組合も力がなくなった…てなことを父ちゃんはひとしきり語っていた。そして、毎年わずかずつではあるが、この団体とこの団体とこの団体に寄付をしたり、会費を払ったりしていると語り、どこそこの団体はこれこれの対応が気に入らないので止めた…などと信条を語るのだった。

 父ちゃんと駅でわかれて、私は帰りに久しぶりにTKちゃんちへ寄り、一緒にオヤツを食べて、夕方までごろごろする。またネコの世話をして、買い物して帰宅。

 晩ご飯は同居人が2日前から仕込んだカレー。それにモヤシとレタスとセロリとトマトのサラダをつくる。
 寝る前に、坪内祐三の『古本的』をまた途中まで読む。

健康維持に膨大な時間を費やして(I)

 今日もよく晴れている。洗濯して干して、近所のOさんちへネコの世話(エサやり、トイレ掃除)に行き、そのあと父ちゃんちへ行く。いっとき「もう飽きた」と言ってた父ちゃんは、またまたパン焼きに凝っていて(そのわりにはバサッ、バサッという擬音語が多用されるくらいテキトーな配合)、ずっとパン焼きが焼いてくれるままのかたちの「食パン」ばかり焼いていたが、こんどは「まるめてオーブンで焼く」という小さいパンに移行したらしい。

 ページをひらいてあるのは、バターロールの巻き方が書いてあるところ。そこまでひらいてあるんやったら、もうちょっと見ながらつくってみろよ、とツッコミたくなるくらいの成形で、発酵させたあとの生地を、フライ返しでぶつぶつとちょんぎっただけ、丸めもせずに、そのままの「ゆがんだオニギリ」のような物体がならんでいる。こういうのを見ていると、適当な時期(若いころ?)の学習機会が少なかったせいだろうかと考えてしまう。父ちゃんの料理は何でも「バサッバサッ」とろくに計りもせずに進行し、「砂糖は一切入れない」というこだわり(と同時に、健康によさげなものを投入する)がどういう状況であろうが貫徹され、結果として「…あまりうまくないよ」という食いものができあがったりする。「バサッバサッ」と目分量とか経験値でやるほどには、父ちゃん、あなたの経験は多くないよ。

 それでも焼きたてパンはそこそこウマかったので、「生地を切ったあとは、もうちょっと丸めるくらいはしたらどうか」と提言するにとどめ、深くは追及しないことにする。

 父ちゃんが最近つくったという新生姜の酢漬けもまあまあいけた。しかし、新生姜はけっこう値が張るという認識から、「年中つくろうと思うから、次はフツウのひね生姜でやってみよう」と実行してしまいそうな勢いだったので、「薬味程度の量ならともかく、ひね生姜をそれだけで食べるのはキツすぎるらしいよ」と助言。

 父ちゃんの新たな「健康によさそうな食いもの」になったのは、「カカオ99%のチョコレート」のようで、冷蔵庫に十も二十も買いだめしてあった。「砂糖が一切入っていない」というのが気に入ったらしいが、この苦いバターのようなのをボリボリ食べるのは大丈夫なのだろうか。
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ