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読んだり、書いたり、編んだり 

酒井順子『先達の御意見』文藝春秋

酒井順子『先達の御意見』文藝春秋

田辺聖子「流れのままに楽しんだらいい」
▽田辺 仲間を作る。サークルを作るとか。
 酒井 互助会というのがあるといいかもしれませんね。本を出して思ったのは、「結婚しない」っていう生き方があってもいい、と頭ではわかっていても、「でも、それは負けではないか」という保守的な感覚が自分の中にも色濃くある、ということでした。
 田辺 女はみんなそうだと思う。でも、本を書くことは子供を一人産んだのと一緒ね。
 酒井 ちょっとホッとします。
 田辺 普通のお仕事なさっている方でも、ちゃんとその職場で機能したり、あるいは周りにいる人たちから「あなたと一緒でとても楽しかった」とか、「働きやすかった」とかいわれたり。それも形を変えた子供だと思うの。
 酒井 そう考えると、すごく多くの女性が救われますね。
 田辺 でも、そういうちっちゃなところから、だんだん人類全体がよくなっていくんだから。楽しいことをして、みんなに楽しさを振りまいてあげて。私なんか二百四十冊書いたんだから、二百四十人子供を産んだのと一緒だわ(笑)。
(136-137ページ)
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酒井順子『先達の御意見』文藝春秋

酒井順子『先達の御意見』文藝春秋

阿川佐和子「五十代になると勝ち犬も負け犬も歩み寄るのよ」
▽阿川 酒井さんは「IN★POCKET」で三十代半ばから四十代前半のオスの負け犬四人と座談会したことがおありでしょう。あそこで彼らが言ってたことは「付き合う女は欲しいけど、自分の欲望を満たしたら、できる限り早く去ってほしい。自分の生活を煩わさないでくれ」ってことに尽きるでしょ?
 酒井 そうなんです。責任は負いたくないんですよ。
 阿川 男として最低ですよねっ!
 酒井 私もここに問題があることに、みんなどうして気づかないんだろうって思うんです。少子化問題も女が社会進出をしたからとか、結婚しないで子供を産まなくなったからだとか言われていますが、その前にタネを蒔かない男がいるからこうなったのに。
 阿川 結婚して子供をつくって、経済的にも精神的にも責任を持って生きていこうという気概を持った男は明らかに減ってますよね。
 酒井 あそこには東京のある層のオスの負け犬の思想が如実に表れていましたね。
(19-20ページ)

遅番

 午前中、図書館。買い物。晩ご飯用にトマトシチューを仕込む。

 遅番出勤。昼の時間がビミョーなので、弁当もっていって、時間前に食べる。酒井順子が『負け犬の遠吠え』のあとに出した『先達の御意見』を読んでしまう。

 午後、カウンターで、新着図書 戦後思想の50 のなかで、読んだことがある本の部分をぴらぴらと読む。

 夕方の休憩。コーヒーを飲みに出て、そこで半時間ほど本を読むが、コーヒーが薄くていまいち。ウチでいれたほうがうまい。小林信彦の『唐獅子株式会社』がかなりオモロイ。マザーグースのパロディなど、笑えるところ満載。

 すんで帰って、晩ご飯はトマトシチュー。鹿児島の文旦「パール柑」というのを食べる。さっぱりして、うまい。

 へなへなと就寝。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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