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河野義行、磯貝陽悟、下村健一、森達也、林直哉『報道は何を学んだのか』岩波ブックレット、2004年

河野義行、磯貝陽悟、下村健一、森達也、林直哉『報道は何を学んだのか 松本サリン事件以後のメディアと世論』岩波ブックレット、2004年

▽事件から10年、報道の何が変わったのか
1「取材者」
森[達也] …テレビの取材現場が、機械的にすごい勢いで世代交代している…マスメディアにだって、オウム報道の際に自分たちは境界を踏み越えたという意識を持っている人は少なくないのです。個人として矛盾や内省を抱え続けている人たちは、たくさんいるはずです。でも組織としての新陳代謝が優先されてその煩悶が受け継がれていない。個人における矛盾や内省が、その段階で停止してしまっていることもその背景にあるのでしょう。実際の現場は業界に入ってから二、三年の連中がやっています。…

林[直哉] マスメディアには、過去の教訓を日々の取材に活かす組織的な仕掛けやシステムが構造的に欠けていて、その部分を全て報道に携わっている個人の力量に依存しているということですね。それにしても、報道現場の人事構造の問題点を、送り手側の「新陳代謝」という一言で片づけられないと思うのですが。

下村[健一] むしろ「新陳代謝」せずに永年現場に出ている人が、"慣れ"に毒されて正常な感覚から遊離してしまう、いわゆる「スレ」てしまうという逆の問題もありますからね。…
(23-24ページ)
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心にまとう無関心のマントを破り捨てよ。

 「心にまとう無関心のマントを破り捨てよ。手遅れにならないうちに決断せよ。」
 白バラの若者たちがビラに書いたことば。

 朝はゆっくり寝て、朝ご飯食べて、洗濯して、コーヒー飲んでオヤツ食べてから、散歩に出る。猪名川沿いに歩いて伊丹まで。昨日の晩から足の裏の痛みはほとんど消えた。痛みが消えると、あたりまえだが気にならない。夜には雨だと言っているがいい天気。風がちょっと強いが、きもちよく歩ける。伊丹について、韓国料理屋で冷麺とビビンバのセットとチヂミを食べる。それから同居人の買い物につきあい、食料品をいくつか買って、バスに乗って帰る。
 ひとやすみして、図書館へ…と思っていたところへ電話がかかってきて、研修で毎月1度会う相談員さん4人にご飯に誘われる。図書館経由で待ち合わせ場所へ向かい、鶏の店と喫茶店をハシゴ。"非正規"職員の眼から、職場の矛盾がよく見えると思う。

▽「でも、最後まで謝らなかったですね。あの人」
 「ああいう方なんです、昔からね。何事に関しても、ああですから」
  妙子が答えると、松木はわずかに眉をひそめてため息をついた。
 「幾つになったって、自分に非があるときは、早く謝るに限るのに」
 「男の方は特にねえ、偉くなられるほど、謝ったり出来ないんでしょう」
 「偉くなるほど、そういう潔さは大切だと思うんですが」
(乃南アサ「福の神」『七つの危険な真実』181ページ)
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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