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読んだり、書いたり、編んだり 

雨のお休み(II)

 『転職の法則』(たしかこんなタイトル)という本があったので、椅子に座って、ナナメ読み。「この不満は、次に生きるものなのか」…不満の棚卸しをせななア。さらに『個人情報保護法』が何とかかんとかいう本を2冊ナナメ読み。雑誌を数冊ぱらっと見てから出て、銀行と郵便局で通帳記入や出金・入金をする。

 明るいので、帰ってから洗濯して干す。でも天気予報によると明日もまた雨らしい。蒸し茄子サラダの残りと、レトルトカレーで晩ご飯。久しぶりにバナナも食べる。

 帰ってきた同居人は、葛根湯を飲むほどのひきはじめではないと、フツウの風邪薬を買ってきていた。あいかわらず変な咳をして、ズバズバハナミズをかんでいる。会社でもハナをかみまくっていたらしい。夜介護のお供にティッシュを1箱持っていった。
 私は「ちゅらさん3」を見てから一風呂あびて、マテ茶を飲みのみちょっと本を読む。明日は仕事か…
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雨のお休み(I)

 同居人は夜中からずっとげーっへっへケンケンてなスゴイ変な咳をしている。私もちょびっと安眠妨害されているが、本人はキツかろう。しかも今週は途中で休みがなく、おまけに今日と水曜は夜介護に入るのだから今日も休んでおけばいいのにと私は思うが、本人は「いやそんなわけには」とかなんとか言って出勤していくのであった。しかも外は雨。私は休みをとったので気楽。
 朝からコーヒー飲んだり、転がったりまた起きたりしながら『戦争特派員』の下巻を読む。雨がけっこう降っているので洗濯もパスして読む。舞台は1986年。私は高校2年生で、こないだ会ったN君と奈良へ遊びに行ったりしたこともあるなあ。昼前に読み終わる。
 軽く昼ご飯を食べて、あまりにも乱雑になっていた机まわりをちょっと片づける。なかなか捨てられずに積もっていく紙類をココロを鬼にしてゴミ袋へ入れていく。椅子の下にまで積み上がっていた本もホコリをはたいて机の脇へ積みなおす(積むだけか!)。椅子をどけて掃除機をかける。机のまわりの紙類がゴミ袋一杯になったところで、きりをつける。まあちょっとはすっきり。買うときは少なめにと心がけていても、絵はがきがたまっている。またそのうち出しまくろう。

 昼から雨もあがって、だんだん明るくなってきた。片づけたあと、メールを書いたり書類をつくったりしてから、15時ごろ、本を背負って図書館へ行く。『ず・ぼん 9号』で「自分の読んだ本を持ち込むという、もうひとつの図書館に対する回路」みたいな話を読んだイキオイもあって、5巻まである全集本を一緒にもっていく。10巻で揃うモノだが、ウチには5巻までしかないのは仕方ない。「処分はおまかせしますので、複本にしていただいても、リサイクルのときに出していただいても」と預けてくる。本を返して借りて、久しぶりに館内をぶらぶらする。このところずっとリクエスト本が溜まっていていつも上限の10冊を借りている状態なので、館内の書架にある本をふらりと借りることがなくなっている。20冊くらい貸出冊数があれば、ヨユウをもって積ん読もできるのになーと思う。

『ず・ぼん 9号 図書館の委託』ポット出版

「どうしたい?図書館」p.5~
福嶋聡  ジュンク堂書店池袋本店
堀 渡  国分寺市恋ヶ窪図書館、本誌編集委員
佐藤千砂 司会/ポット出版、本誌編集員

利用者の本を図書館で活用できないか

佐藤:ではまず福嶋さんが人文書院のサイトで書かれていた、「利用者が自分で買った本を図書館で引き取るのは無理なんだろうか」ですね。堀さんはどう思われましたか。

堀:とても面白かったですよ。福嶋さんが書いていらっしゃることだけど、作家の図書館に対しての発言が、経済的な理由だけでかかわってくるのは何か変だ、っていう。そういう違和感は僕自身にもあって…。これは僕が図書館の人間だから図書館擁護論にすり替えているつもりではないんですけど。それから、図書館員という立場を離れて、「読んだ自分の本の処分どうするんだ」という点でも、忘れていた話をもう一回していただけたみたいな感じがあって、とっても面白かった。利用者が図書館から無料で借りていくのと同じように、自分の読んだ本を持ち込むという、もうひとつの図書館に対する回路。そういう話はもっとスポットライトを浴びてもいいんじゃないかな、という感じがします。すごーく遡れば、二五〇年くらい前、一八世紀にアメリカでベンジャミン・フランクリンが作った会員制図書館ですよね。まだ自前の出版業がなくてイギリスなどからたまに持ち込まれる本が各個人の家にあるのを、みんなで共有する施設を作って始めたというような。ひとつの図書館の成り立ちみたいなものを思い起こさせるところがありましたね。

福嶋:ふふ(笑)。

[後略]

有閑まだーむ(II)

 ふわふわとキモチよーくなって、山荘美術館へ向かう。ちょっと酔っぱらったカラダに、駅からの急坂がキツい。いまの企画展は河井寛次郎。「つくりたくてたまらんかったんやろうけど、こういうのが山ほどウチにあるのはどうかね」と思うようなやや奇天烈な焼き物もあり(ちょっと岡本太郎みたいな)、「手がすきやったんやな」と思うほど手をモチーフにした作品が多くあり、「これなら日常で使ってみたい」と思うものもちょっとはあって、おもしろい。山荘2階のテラスでケーキとコーヒーをいただいてから、新館見物。いつもはたくさんの「睡蓮(モネ)」があるところ、今回は半分以上寛次郎作品と置きかえられ、ついでにピカソやルオーもあった。「せっせっせ」をしているようなウサギの木彫がよかった。アゴにグーの手をあてているような招き猫もちょっとおかしい。

 閉館ぎりぎりに出る。あーたのしかった。N子が「昼からウイスキーのんで、テラスでお茶して、有閑まだーむのようですね~」とオモロイことを言っている。
 晩ご飯には合流できるかもと言っていた同居人に電話をしてみると「だりー、ウチにいます」。N子が行ってみようというので、久々にバリ料理屋へ行く。2人で腹イッパイ食べて、それでも8時。早めにうごいて、これくらいの時間に帰れるのはよいものよのう、と言いつつ帰宅。駅でもう一度電話をすると、まだ何も食べてないというので、寿司とバナナを買って帰る。熱は下がったようだが、ずびずびとハナミズ出まくりの上に、へんな咳をしている。だいじょうぶか。

 出るときに持ってでた林真理子の『戦争特派員』上巻を読んでしまって寝る。

有閑まだーむ(I)

 同居人は相変わらず咳・ハナミズ・節々の痛みにおそわれている。ぐしゃぐしゃ・がはがはして、微熱もあるらしい。今日はN子も一緒に山崎の山荘美術館とサントリーの蒸留所へ行くという話になっていたのだが、昨晩は「行く」と言っていた同居人も、シンドイらしく欠場宣言。「行ってきてください」。

 N子と連絡をとり、同居人は放ったらかして2人で出かけることにする。待ち合わせはN子の最寄りであるS駅で12:45。天気はもちそうなので、洗濯して干して洗濯して干して、出る。朝晩の気温は下がってきたが、今日はまたちょっと暑い。そのせいか電車に乗るとクーラーがまだかなり強くかかっていてさむい。

 大山崎から先にサントリーへ行く。ぶらぶらと歩いていくと、(この人たちも行くのか?)というような人の群れが前後を歩いている。14時からの見学ツアーに申し込んで、集合場所にならぶ。見学ツアーは2度め、N子も前に来たことがあるという。見学後の試飲を目当てに来たと思われるおっちゃんたちの集団もいる(私らもタダ酒なめに来たんやけど)。
 見学ツアーを世話する制服を着た‘おねーちゃん’たちは、若く別嬪揃いで「これは派遣で頼んでるんかなあ、新入社員を毎年いれてももたんやろ」と言いあう。ヒコーキの客室乗務員さんのようだ。こういう見学にはほんとうにいろんな人が来るのだろうが、それを快くあしらえる接客ぶり、打てば響くような応答ぶりに、エライ仕事だと思う。どういう体制になっているのか詳しいことは分からないが、きもちのよい的確な応対によく教育されていると思った。

 見学後のタダ試飲で「山崎12年」と「響17年」をいただく。こうして比べて飲むと、香りの違いがわかる。ほどよくキモチよくなったところで試飲終了、ショップでお土産を物色する。N子がツアーを誘導してくれた‘おねーちゃん’にコレはどんなもんか?コレは?コレは?と聞きまくる。せっかく来たんやから、ここの蒸留所でしか買えないのがいいよねえと、2人とも張り込んで「山崎蒸留所 樽出原酒15年」を買う。通常はブレンダーしか口にできないものだ、と聞くとね。
 さらに有料試飲のところで「ザ・ウイスキー」をいただく。同居人が初めてここで飲んでいらい、思い出すたび口中にヨダレがあふれるというやつである。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第66回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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